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かぐや様は告らせたい253話感想 あなたが四条家だとしたら四宮家を許す?

今週のかぐやマキの小競り合い面白かったです。

 

そして読んでて他にも思ったことがちまちまあるので、ちまちま書いてみます。

 

週刊ヤングジャンプ25号 赤坂アカ かぐや様は告らせたい253話 「かぐや様は煽りたい」

 

かぐやはかつて、白銀とチューしたり交際始めた頃に早坂に対してやたらと惚気たりマウント取ってたのですが、あの時は無意識にやってたっぽいのに今回は意識的にやらかしてて、結局彼女はもともとそういう体質の女みたいですね。気を付けたほうがいいですよ。人間関係壊さないように。

 

この漫画には「白銀に恋してるかぐやのライバルポジションの女子」キャラは存在しませんが(萌葉はライバルではない)、もしそういう女がいて、かぐやが今週やったようなことをそいつにやったとしたら、下手したら刃傷沙汰です。危険です。

 

相手がマキだからギャグとして成立します。マキに感謝せよ。

 

 

今週のケンカはかぐやが9割悪いと思いました。

 

しかしマキもマキで、今週かぐやが指摘したように、なぜにそれほど入れ込み、そして諦めようとしないのかは確かに謎ではあります。意固地にすら見えます。

 

 

翼が特に惚れるに値する男に見えないのは、もしかしたらかぐやや我々読者にはそう見えるだけであり本当は彼とマキの間にも人知れずドラマがあったのかもしれないので、そこはまーいいです。

 

しかしマキは全然諦めようとしません。「できるものなら諦めたい」とも思ってなさそうです。なんでや。

 

しかもマキの傷心は、石上子安に振られたときの傷よりはずっと軽傷なのに、石上は頑張って吹っ切ったのを読者は見てきたのでなおさらです。

 

まー石上は伊井野が癒してくれたからそうできたのですが、でもマキにだって少し周囲に目を向けたら支えてくれるいい男がいたかもしれないのに。

 

でも彼女はそうしないで、ただ一方向だけをずっと見続けていつまでもグスグス泣くだけ。

 

本当に、マキが救われる方法は、「翼を諦めて他に目を向ける」以外に無いのですから(翼が柏木と別れるのを待つのは苦難過ぎるし解決になるかも疑問)、今回のかぐやの指摘はもっともではあります。

 

 

しかし言い方が非常に良くない。「恥ずかしい」とか「みっともない」とか。なんやその辛辣。

 

マキもそれを受けて白銀を平民とか、買い言葉にしても差別的。

 

えらく攻撃的な二人です。

 

 

その理由はどうやら、先に四宮四条戦争の和解の席があったからのようです。

 

二人はそこでお互い普段やらないことをやってみせてしまったので、照れくさくてバツが悪い反動が、今回のこの小競り合いと。

 

 

なるほどね。納得。

 

でも私としては、その席の様子はダイジェストではなくまるまる1話使ってでもじっくり見たかったです。

 

四宮四条戦争って具体的にどういう戦いだったんでしょうね。マジで。

 

それにそれを収める方法が当初は「かぐやがに嫁ぐ」だったことも、本当にそんなのでことが収まるのか不可解でした。

 

そしてその代わりに、かぐやの土下座とマキの泣きで済んだのもやっぱり不可解。いやもちろんそれだけな訳は無く何らかの条約もあるのでしょうけど。

 

うーむ。四条家は「四宮家を潰したい」ではなく「負かしたい」と思ってたのであって、今回四条家の勝ちという形にできたのでそれで満足して許したということでしょうか。負けを認めるなら四宮家は存在してもいいよと。

 

でもそれだと、これまでにあった情報や、マキと帝の父が言ってたこととは辻褄が合ってない感じです。

 

四宮家は弱者や女を踏みつけ悪辣の限りを尽くした日本の癌。

 

(17巻)

 

存在を許してはいけないほどの悪で、四条家はその一心で大きくなり、ここで四宮家の息の根を止めなかったらむしろ戦争を起こした意味が無いような。

 

いや、戦争が四条家の総意でもないと帝が言ってたし、一体四条家は四宮家をどうしたかったのか??????

 

やっぱり、マキの父が土下座するかぐやに一体何を話したのかが、実に気になります。読みたかったです。

 

倒すべき男達ではなくその哀れな末妹が四宮家の名代として訪れ屈服し頭を垂れる光景が彼の見たかったものでは無いでしょうに。

 

が、そのへんが描かれることはもう無さそうかな。

 

そもそも「四宮家の闇」が話が進むにつれなんか矮小化つうか曖昧化されて男尊女卑とかのレベルに落ち込んだ感もあり、このへんももう、設定がそういうふうに変わっちゃったんだと、あんまり気にしないようにするのが賢明でしょうかね。

 

 

 

話を戻して。二人の小競り合いはなかなかエグい方向に進みます。

 

四宮家なんてもう落ちぶれるだけだから平民といちゃいちゃすれば?→しますけど?→下賤!→でも羨ましいんでしょ?→うわーん!ってのはかなりエグいやりとり。

 

しかもかぐやは泣き出しちゃったマキにダウン追撃。「今日は一緒にお風呂に入っちゃおうかしら」。きついです。「柏木さんも彼氏と一緒にお風呂に入ってますよ」よりはマシですが。

 

 

しかしここで石上と藤原と伊井野が登場。3人は一連の小競り合いを全部聞いていたようです。(白銀はどこ行った?)

 

淡々とかぐやに説教する石上。お前はかぐやに説教できるまでに成長したんだな。初登場時には彼女に怯えるだけだったのに立派になって。

 

正論でぶん殴りかぐやに何も反論できなくさせるくらいに。

 

 

そして、石上に泣いてすがるマキと、それを優しく受け止めて頭を撫でてあげる石上と、それをすごい無表情で眺める伊井野が今週の最大の見せ場でした。

 

ここの絵は本当に素晴らしいです。

 

自分が苦労して手に入れた「石上に頭なでなでしてもらう権」をいともたやすく無意識に行使するマキに伊井野は何を思うやら。

 

石上に他意は無いからそんな顔するな伊井野。

 

あんまり怨念を燃やすと連載初期の頃の藤原を呪うかぐやみたいになっちゃうぞ。

 

 

 

そういや話は変わりますが石ミコは今週の冒頭白銀が仮装してるとき、生徒会室で並んで座ってました。

 

二人がくっつくかはともかくそうできるくらい仲良くなれたこと、そしてそれを白銀に見せることができること自体が、白銀を安心して留学に行かせられる良い餞別ってもんです。

 

いや、留学の件はまだどういう結末になるか分からないので保留です。

 

 

 

そして、廊下でみだらな行為を標榜するかぐやに対し、風紀委員として取り締まりはしない伊井野。

 

 

 

 

 

 

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