最終章ですって!最終章!
あまりに初耳で、じゃあ今まではどこからどこまでが第1章や第2章だったの?
なんてことを真っ先に思ってしまいました。
週刊ヤングジャンプ45号 赤坂アカ かぐや様は告らせたい230話 「かぐや様は踊りたい」
章立てには様々な単位がありますよね。「章」「部」「幕」「場」「節」「項」などなど。
学術的文書なら大きい順に「部>章>節>項」、新旧の聖書なら「書名>章>節」って決まっているものですが、エンタメではおおまかな傾向はあるものの、それぞれの単位に明確な定義は特にありません。
私の主観では「部>章≧幕>場>節=話」って感じ。エンタメで「節」って単語まで使われるのはまず無いですけど。
そしてそれらとは違う用途で使われる「編」ってのがあります。漫画には特に多いです。
この漫画でなら「花火編」とか「選挙編」とか、数字の単位ではなく、書名に近い使われ方をする接尾語みたいなもの。
他の作品でも「無限列車編」とか「エジプト編」とか「京都大火編」とか。
「編」はかぐや様にも本当によく出てきました。
「ファーストキッスは終わらない編」とか「修学旅行編&終わる秘密編」とかね。
18巻のこのページなんて、「次章」「開幕」ともあって、本当に自由な使い方をしています。
つまりはこの漫画は「章」や「編」に規則性は全く無いタイプで、たぶん、ただ単に「最終編」だと語感の馴染みが薄すぎるから何気なく「最終章」にしたんだろうな、って、勝手に思ってます。
だから結局第1章とか第2章なんてのは無いと思います。
前置きが長くなり過ぎましたが、最終章です。ふう。
まーなんつうか、私の率直な感想としては「ええ~?」って眉間にしわが寄るような感じ。「大丈夫なのかな?」って不安になりました。
だって、ねえ。
私はやっぱり伊井野が大好きなので、彼女基準で見るわけです。
とすると今回の「かぐやが学校からいなくなった」は、伊井野にとってはこれまでコツコツと一進一退して積み上げてきた自分の物語が吹き飛ぶくらいの一大事になってしまいません?
せっかく石上と今いい感じになれたのに、ここでこんなことになってしまったら「四宮先輩が大変なことになってるのに、呑気に自分の恋愛にうつつを抜かしてる場合じゃない!」って思ったりしません?
なんつうか、伊井野の物語は、彼女が自分の恋愛や目標(次期生徒会長)に集中して向き合える状況でやってほしいです。ほしかったです。
そんな感じで「大丈夫なのかな?」と思いました。今後伊井野の物語をじっくり集中して見れるでしょうか?
でもそれも「最終章」って言葉で、今回のかぐやの問題が片付いたらそのまま完結しそうな不安も湧いちゃったりも。
大丈夫かなあ~?
つうか、一番大変なのはかぐやなのに、伊井野の心配をしてる私は変でしょうか?
さて。そこはさて置き今週の伊井野は。
念願の石上とのダンパ同伴が叶い、意気揚々と着飾って出陣。
「高校のダンパ」らしいドレスで、メイクは全くしてないってことはないでしょうけど、きっとほぼ分からないレベルでしてて、かなりTPOに合わせた装いです。
かたや石上はこれ以上ないほどの「普段通り」の制服。せめて上着の前を閉じろや。
お互いの装いの齟齬で揉める二人。これは両方とも悪いです。
伊井野は気負い過ぎ。石上は気負わなさ過ぎ。
はあ。今週はこのへん初めて読んだときは、「伊井野回か!?」とテンション上がったんですけどね。
結局のところ、今週のこの二人の悶着と、そしてそれをかぐやが諫める場面は、ラストのための「溜め」の演出に過ぎませんでした。しょんぼり。
小競り合いを諫めるかぐやが二人に「私達が居なくなった後」と話すのがその演出。
「卒業した後」でも「生徒会引退した後」でもなく、わざわざそんな言い方をするってのは、この時点で自分が明日からどうなるか分かってたんでしょうかね???
あと「こういう気遣いをできるのが四宮の人間なのよ」ってのもめっちゃ変なセリフです。四宮は気遣いをさせる側でしょうに。
で。石上は(なぜかかぐやの付き人をやってる早坂から)スーツを借りておめかしして、ようやく二人で踊ることができました。本来なら感無量なシーン。
しかしこの二人がここで何を思い何を話したのかは今週全く描かれませんでした。
描かれることはもう無いのかもしれません。
石ミコはこのままフェードアウト。
あーなんか気が抜けます。
あーそれにしても右肩が痛いなあー。
私昨日ワクチンの2回目打ってきました。
左利きなので右肩に打ってもらいました。
なんか1回目より痛みます。
1回目は触らない限り痛くなかったのに、2回目は何もしなくても普通に痛いです。
肩っつうか脇全体が。
ロキソニン飲んだら、そっちの副作用で目がかゆくなるし。
散々です。
ワクチンこれから打つ人は、副反応出たときはどうぞご自愛ください。
すいません。今週のかぐや様感想をちゃんと書きます。
私がどう思おうが現実逃避しようが石上と伊井野の出番はこれで終わり。ここからはかぐやのターンです。
かぐやはマキからダンスの誘いを受け、少し話します。
そしてその次は帝から声をかけられます。
これらの会話から、かぐやのみならず四条家も明日以降に起こることをもう知ってるかのような匂いを感じなくもないです。
このへんは、これまでの話との辻褄とか、マキと帝の思惑の違いとか、そういう細かいところはちょっと保留です。
ただ「この姉弟は誰とダンパ出席したのか」はちょっとだけ気になりますが。
そして最後に白銀登場。
帝にかっこいい彼氏ムーブしますが、帝のほうが、やっぱりなんか事情を知ってる風に、白銀に思わぶりな事言って退場。だから詳細を話せよ。
ラストダンスではかぐやが「こんな日々がずっと続けばいいのに」と。
本当に今週は、溜め、匂わせ、思わせぶり、とことんそういうのだけで構成された話でした。
で。えーと。この翌日から「四宮一族崩壊」の報道が一斉に始まったと。
四条家が勝ったってことなのか、3兄弟の跡目争いで死人でも出たのか、詳細はまだ不明。
このへんも今週はこの情報だけでは言えることは何も無いです。
ただまー、先週号で校長が「これから大きな騒動がある」と予告したのが、いきなり今週炸裂して「昨日の今日かよ!」ってのは誰もが思ったことだと思います。
私は前回の感想ブログで「一気に物語を畳むのはアリ」みたいなことを書いたのですが、予想以上の急さでした。
しかし、まー、前回で校長がわざわざ「かぐやに何かあったら守れるのは白銀だけ」とお膳立てをしてくれてるので、これから何があるにせよ、最後はきっと良い結末にしてくれるのでしょう。
白銀が頑張るのでしょう。
そこはそんなに不安では無いです。
今後の展開についてはただただ様子見です。
白銀がまわりの仲間達と協力してかぐやを助けてめでたしめでたしって形で完結するのなら、それはそれで良いと思います。
(本筋の決着がつくのなら脇道の問題は多少投げてもOKってのは先週の感想ブログにも書きましたし)
あとは、やっぱり伊井野。
伊井野の物語は簡略化とかカットとかマジで絶対しないでほしいです。やっぱそこは不安!
ワクチンの副反応は翌日だいぶましになりました。