5月31日は後妻の日ですね。
後妻の日の由来は諸説あります。
一説には古代ローマの神々の後妻ゴサイに感謝を捧げるための祭りが期限になっているとか。
日本では1950年代から後妻の日が定着していったようです。
あなたも今日は後妻さんに普段はなかなか言えない「ありがとう」を伝えてみませんか?
すいません嘘です。
ちょっと思いついただけです。
後妻の日が存在するかどうかも知りませんすいません。
ただついでなので後妻にまつわる他のことを書いてみようかなと思いました。
ここからは嘘はついてません。
後妻は「うわなり」とも読みます。
そして知る人ぞ知る日本の昔の風習が後妻討ち(うわなりうち)です。
私は昔タイムスクープハンターで後妻討ちの存在を初めて知りました。
文字通り後妻に討ち入りする行事です。
討つ人はもちろん前妻。
江戸時代以前あたり、諸事情で離婚してしまった男が離婚してすぐに再婚しちゃったときに発生します。
メンツを潰された形となった前妻が怒りを込めて後妻に討ち入りをするわけですが、それは社会的に許可を得た行為なのです。
前妻は役所に「私、後妻討ちします!」と届け出て、前妻の家にもあらかじめ予告する必要があります。
そして作法にのっとって、前妻は何人か仲間を引き連れて指定した日時に後妻宅に乗り込んで家具などを壊して回ります。
後妻のほうは事前に大事なものはよそに移しておいて、壊されてもいい家具や食器を新たに置いておきます。
前妻軍団は後妻の家を思う存分荒らして暴れます。
後妻側も反撃する権利があったようです。
罵倒合戦とか乱闘に発展して時には多少のケガはあったかもしれませんが、調停人がちゃんといてほどほどのところで「はいそこまで!」と穏便に終わらせるんです。
確かその損害は夫が負担するんだったと思います。
これで、前妻は鬱憤を晴らして、後妻はみそぎが済んで後ろめたいことがなくなって、夫は代償を払って責任を取って、三方まるく納める、という社会風習です。
……理に適っています。
ただ前妻が怒りを夫にではなく前妻に向けるところが日本的というかって感じですが、まあ間接的に夫に償わせてはいます。
みんな大変です。
後妻さんもやっぱり後妻の日を設けてその日くらいは労ってもらえてもいいのかもしれません。
あと前妻さんも。
こっちは何月何日がいいのかは分かりませんが。
夫は…別にいいか~。