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「スナックバス江」と「HUGっと!プリキュア」が奇跡のネタかぶり

ヤングジャンプ連載中、今週の「スナックバス江」はただでさえ面白かったのに、ものすごい偶然が発生して奇跡の回となりました。

 

今週放送してそしてバズった「HUGっと!プリキュア」とネタがかぶるという、なんかもうありえない偶然です。

 

 

 

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そのネタは「男でもお姫様になれる」という「これがかぶるか?」と思えるかなりピンポイントな題材です。

 

 

えーまずはプリキュアのほうは本当にあちこちのネットニュースで話題になったから普段プリキュア視聴してない人でも見聞きしたかもしれません。

 

今期のプリキュアに登場するサブキャラ、若宮アンリという少年はかなりつっこんだ設定です。

 

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美少年で、フィギュアスケート選手で、父はフランス人で母は日本人でそのことを「ハーフではなくダブルだよ」と自認するいろいろと設定てんこもりの人物です。

 

特にジェンダー的な方面でも自分なりの美意識を持っていて、メンズ服でもレディースでも自分の好きな服を堂々と、誰になんと言われても着るというポリシーの持ち主。

 

彼は正確には別に「お姫様になりたい」と思ってるわけではないのですが、ネットでバズった流れの上でなんか「世の中にはお姫様になりたい男の子がいてもいい」というジェンダーフリー主張ということになった感じでした。

 

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このことについての私の感想は今日のブログの本題ではないので「概ねいい話だと思った」以上のことは省略します。

 

今週放送のプリキュアでそれが大きな話題になったこと自体が重要なわけで。

 

それが6月10日のことで、その週の6月14日に発売されたヤングジャンプのスナックバス江の中で奇しくも「お姫様になりたいおじさん」が登場してしまいました。

 

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なんちゅう偶然や。

 

バス江の作者フォビドゥン澁川が日曜のプリキュアを視聴してからネタを思いついて漫画を執筆して木曜に発行するなんて不可能なことは説明するまでもないでしょう。

 

 本当に偶然です。

 

元ネタになったのはもしかしたら「おっさんずラブ」なのかもしれませんが、私は視聴してなく不明です。

 

プリキュアのアンリは女装しても綺麗な美少年なのですが、バス江のほうのタツ兄は本当にただのおじさんです。

 

なので美少年とむさいおじさんの違いを皮肉にしたようにも見えるわけで、それが今週の話の爆発力を加速させて、初めて読んだ瞬間はもう笑い転げました。

 

 

まー、アンリとタツ兄の願望は厳密には全く違います。

 

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タツ兄は自分が女装(も)したいと思ってるわけではありません。

 

彼の脳内には美少女のアバターがいて、自分自身をまず美少女のお姫様に変換してから王子様に愛されたいと思っています。

 

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これは夢女子という名称の人種に近い考え方なんだそうです。

 

だからタツ兄は「夢女子おじさん」と言えるかもしれません。

 

 

しかし。そんなふうにタツ兄やアンリがどんなジャンルの人間かあてはめようとすること自体が愚かなのです。

 

二人ともそう言ってます。

 

その点でだけはタツ兄とアンリは同じです。

 

もし二人が出会ったら意気投合するかもしれません。

 

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(かっこいい!)

 

人の心はみんな自由であるべきだと、アンリはキッズアニメで、タツ兄は下品なギャグマンガで教えてくれました。

 

 

感心したし爆笑したし本当マジで面白かったです。今週のスナックバス江。

 

 

 

 

スナックバス江 1 (ヤングジャンプコミックス)

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スナックバス江(2): ヤングジャンプコミックス

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