週刊少年ジャンプ Dr.STONE Z=28 「CLEAR WORLD」
今週は千空がスイカを救う話でした。
千空は合理主義者を自称する裏腹に基本的に情で動く男です。
科学は人を救ってナンボと。
前回スイカのかぶってるスイカの皮をいきなり外した千空。
素顔のスイカはかなりかわいい…女の子…なんでしょうか??
しかし重度の近視でしかめっ面を他人に見られたくなくて今までずっと仮面を被っていたというわけでした。
前回の私の予想が当たった…ってほどでもないけど、仮面にピンホールがあって若干の視力補助にもなっていたと。
近視はこの村ではボヤボヤ病という名の病気扱いで、スイカはボヤボヤ病が生活に支障をきたすほどで「自分は役立たず」というコンプレックスを持っています。
それに「変な顔の子」と思われるよりはいっそ仮面を被って「変な仮面の子」と思われるほうがましだと判断したようで顔と仮面にもコンプレックス的なものがあるみたいです。
事によってはそんな子の仮面を問答無用で外したらめちゃくちゃ傷付けてしまうのではないかってところですが、スイカは驚くほど素直に自分のコンプレックスを千空たちに打ち明けます。
これまで千空には自分の変な仮面を気にしないでもらえて科学王国の一員にしてもらえて名探偵と役割をもらっていたから、すでにコンプレックスの半分くらいはもう救われていたのかもしれません。
あとは近視のほうをなんとかすればいい。
千空はスイカのボヤボヤ病…近視について諭します。
「それは病気じゃねえ 欠陥でもねえ」
……正確に言えばこの原始の村ではスイカの近視は間違いなく病気であり欠陥でありました。
それを違うと言ってやれるのは千空だからこそできることです。
病気でも欠陥でもないものにさせるのはこれからです。
スイカはどうやら生まれつきの近視のようで一度も物を鮮明に見たことがないようです。
それでいて自分が見ているものが鮮明ではないと自覚しているということは、きっとこれまで他人と比較されてだいぶ苦労したのでしょう。
ところで近視は遺伝しやすいものだそうですが、一方でコハクは視力11.0と異常に良くて、ここの村の一族にまた謎を感じてしまいます。
さてスイカのために眼鏡のレンズ作りの始まりです!
材料は、珪砂、石灰、ソーダ灰、そして酸化鉛!
コハクが珪砂をゴーリラゴーリラとすり潰します。
そしてなるほどー、普通のガラスの材料に鉛をまぜたら透明度の高いクリスタルガラスになるんですか。
知りませんでした。
分厚い近視用凹レンズを作るために研磨するシーン。
スイカが水をかけているけど、このシーンはドクスト作画担当のBoichiのアイデアを取り入れているそうです。
具体的に言うと例えば。今週号で、『研磨』している一コマがあるんだけど、水をかける装置をつけても良いかと。僕のネームにはその指示はなかった。確かにその方が良い。
— 稲垣理一郎(リーチロー) (@reach_ina) 2017年9月25日
そしたらスイカちゃんが、私がやると言ってくれたので、そのようにお願いしました。そんな感じでキャッチボールしてます!
いつもの超スピード展開であっという間にレンズが完成!
完成したレンズはなぜか仮面にセット。
スイカが今後メガネっ娘になるという夢は費えてしまいました残念。
しかしそれで視力矯正を受けたスイカは一面のヒマワリ、愛犬チョーク、そして千空とクロムの顔…初めて鮮明な世界を見ることができ、涙するのでした。
そういえば、現実でも視力を失っている人が驚きの最先端医療で視力を取り戻して目に映る世界に感動して涙したってニュースをたまに見聞きします。
このドクストの世界でも千空が生きているうちにそれくらいの文明を取り戻せるのでしょうか!?
ところで千空は人に優しさを振りまく自分が恥ずかしいのか、いいことした後は本当によく悪い顔で偽悪的にふざけてみせますね。
さて同じ頃、コハクの稽古を受けていた金狼銀狼ですが、金狼は前にも一度見せた背面から槍を突く奇妙な技を繰り出しますが、コハクにあっさり返されます。
そして間合いが掴めていないと叱咤を受けますが、それもその筈で、実は金狼もボヤボヤ病でした。
じゃあ金狼は視力矯正を受けたらマグマやあるいはコハクよりも強くなれる!?
金狼にも眼鏡か、まさかコンタクトレンズを作っちゃうとか。
御前試合に希望が見えてきて、次回へ続く!