先日市内の図書館行ったとき、トイレ借りようと入ったら、個室から物凄い悲鳴というか呻き声が聞こえてきて驚きました。
「ぐうううぅぅぅ~~~!!!」みたいな。
知らないおじさんかおじいさんが個室にこもって悲鳴を上げているのでした。
私は小をしようと入ったのですが、どうすべきか一瞬かなり戸惑いました。
で、もし緊急事態だとしても、自分の生理現象を済ましてからじゃないと行動しようが無いし、それに落ち着いて状況を理解することが大切だと思い、先に自分の用を足すことにしました。
幸いにもその数十秒の間に状況が理解できました。
自分の排尿が終わったら「大丈夫ですか?」と声をかけようかと最初は思ったけど、それもやめておきました。
個室のおじさんは「助けて」とかノックとかSOSサインを出してるわけでもなく、大きな呻き声のあと、「ふう~、ふう~」と深呼吸して、また「うぐう~!」と呻いて、また深呼吸また呻き声、と、規則的に繰り返しているのがすぐに分かりました。
どうやらおじさんは排便で力むたびになんらかの痛みを感じているようです。嘔吐や何かの発作ではない様子。
でもかなり悲痛です。
私は結局おじさんには何の声もかけずにその場を無言で立ち去ることにしました。
薄情だったかもしれません。
でもやっぱり、本人が意識がちゃんとしてる上でSOSを出してないことに加え、「うんこ中」という超プライベート状態だったことで、そう決めました。
もし私が本人の立場だったら、苦しいうんこの途中で知らないおっさんから声をかけられても、何にもならないし、鬱陶しいとしか思わないだろうし。
しかし、後になって、やっぱり一言声をかけても良かったかな?と少し気になりました。
帰宅してから自室のパソコンで検索しました。「排便 激痛」とかで。
したら予想通り、そういう排便痛はほぼ「痔」系のようです。男の場合。
大腸の病気とか便秘とかでは排便前に痛みが起きる場合もあるようですが、排便の瞬間に痛むのはやっぱり痔。いやもちろん例外もあるのでしょうが。
声をかけたところでお呼びじゃなかったと自分を納得させることにしました。
痔なあ~。
私はごく軽症の痔ならなることもあります。あと突発的に一日だけちょっと痛む、みたいなのも。
そのときは市販のクリームの薬を塗ります。1個持ってます。第②類医薬品。
それで改善しなかったことは、幸いにもこれまで一度もありません。
ありがたいことなのかもしれません。
そもそもクリームが肛門が摩擦で痛むことを防いでくれる効果が大きいって感じです。
もし最初は軽症の痔でも放置してたらあのおじさんのように悪化するのかと思うと、恐怖しかありません。
ドラッグストアで痔の薬を買うのはちょっと恥ずかしいですが、肛門科に行くことや排便障害になることを思えば安いものです。そもそも塗れば軽い痛みは本当に改善します。
初期症状のうちに積極的に薬を塗ろう!!!
そして、もし、市販薬でも改善しなかったときには、肛門科に行くことをためらったらあかんな、とも思いました。
私が図書館で聞いたあのおじさんの悲鳴は、他山の石でした。