私ってバカだなあー。愛用の金属切断用鋸を「あれ?なんか切れ味悪いぞ?」と思いながらそのまま使い続けてました。
単に刃こぼれして、替刃の交換時期だっただけでした。気づかず。
「のこぎりは使ってれば刃こぼれする」って当たり前のことがなぜか頭からすっぽり抜け落ちていたというマヌケっぷり。
先日、あちこち老朽化&摩耗した古い自転車を廃棄することにしました。
素人に可能な範囲で分解して、まだ使えそうな部品はとっておいて、使いようがなくなったフレームや車輪などなどは廃棄。
(ガタが来た安物自転車は新品に買い替えるのが一番経済的だという真理に少しひっかかる気持ちを抱きつつ)
その際、市の指定不燃ごみ袋に入るくらいに切断分解するのが結局一番楽な廃棄手段です。
一見重労働ですが金属切断用ののこぎりがあれば切断作業は実はかなり楽です。
それがこの「ハイスパイマンP1.4」!!!
私は世の中のいろんなのこぎりを比較したわけではないのですが、こいつは初めて試したとき「すごい!」と感心して以来愛用している優れものです。
さっそく作業開始。
このとき私は、上の写真を、のこぎりの異変に何も気づかないまま撮影していました。
よく見たらこの時点で分かりそうなものなのに。
で、この、こいつを、既にかなりの刃こぼれを起こしてるこいつを、使って、まずは車輪ひとつを切断しました。
タイヤもチューブも消耗しきってるのでそのまま切断!
切断作業は、のこぎりでギコギコするのは半分くらいでOKです。
あとは踏んでしまえば切れ込みの位置でバキっと割れます。
4箇所切断して。
スポークは手で外して。
ごみ袋に入るくらいの大きさに解体完了と。
で、作業中私は「なんかおかしいなあー」「前にやったときより作業が疲れるなあー」とか思いながらやってました。「私の腕力が落ちた?」とか。
しかし何のことは無い、ただの刃こぼれでした。
ここでようやくそれに気付きました。
初めて買って5年くらい、もう刃自体が無くなってる箇所すらあります。
なんなんでしょうね。私は「のこぎりは刃こぼれする」って知ってた筈なのに。
知ってて、替刃の交換が容易だというこれを買ってきたのに。
なのになぜかそのことを完全失念して、これで一生懸命ギコギコしてた自分のマヌケさに自分で呆れます。
近所のホムセンDCMカーマに替刃を買いに行きました。
税込877円。
この岡田金属工業のゼット販売ってメーカーは統一規格で多様なのこぎり替刃を売ってて、他の木やプラスチック用の刃は300円とか500円ですが、金属用のは値段が倍近くします。「ハイス鋼」なるなんかすごい素材だから。鉄だって切れるほどの。
買ってきました。
刃こぼれしたのを新品と比べたら、もう、次元が違うレベル。ここまでなってもよく使ってたものです。
交換方法はのこぎりの紙サックに書いてます。超単純構造。それでいて頑強なんだからすごい。
ちなみのこの紙サックは「鞘」として使い続けます。
交換完了!
古い刃はこれまでよく働いてくれました。ご苦労であった。さらば。
作業再開。
なんかもう笑っちゃうくらい切れ味が違います。
最初のヘトヘトの疲労感は何やったんや。ってくらい。
これで残りの作業は快適に行えそうです。
さて。のこぎりの刃っていつ替えるのがベストなのでしょうか?
仕事で毎日使ってる人はそれこそ頻繁に替えるのでしょうが、たまにしか使わない素人にはそのタイミングの見極めは難しいです。
たとえどこかのメーカーやらが推奨時期を提唱してても、結局は自分が様々な条件状況を総合的に考慮するしかありません。
多少切れ味が落ちた程度でちまちま替える必要は無い、なんてのも一つの意見ですもんね。
しかし。
「刃が無くなっても使い続ける」というのは、やっぱりやめたほうがいいと思います。