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プリマジ9話感想 「無理しなくていい」と慰められる悔しさ

ワッチャプリマジ!9話「心・覚醒!れもん降臨す!!」がなんかすごく良かったので急に単発の感想ブログ書きたくなりました。

 

漆黒の明星こと心愛れもんのデビュー回でしたが、彼女がステージに立つまでの過程の描写が丁寧で、そして一見ありきたりなようでなかなか新鮮だった気がします。

 

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とその前にれもんのHN「漆黒の明星」についてちょっと書きたいです。

 

この名前すごくいいですよね。

 

今後も作中でれもんのソロユニット名かなんかで定着させたほうが絶対いいですよこれ。

 

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google検索でも漆黒の明星のほうが圧倒的に強い言葉なのが看取できます。

 

このキャラを気に入ったオタクがネットで合言葉としてめちゃくちゃ使いやすい言葉です。

 

というか「心愛れもん」がキャラの名前として弱いのかも。

 

あ、でもそれを言うなら「漆黒の明星」も厨2ワードとして珍しくないんですけどね。

 

なのになぜかすごくキャッチーで面白さと彼女のかわいさが絶妙に表現されてる感じがして、不思議な語感です。

 

 

 

さて本題の9話の感想です。

 

こないだプリマジ初動の大まかな感想ブログを長文で書いたところだったのですが、その直後にまたブログ書きたい情動が湧くとは予想外でした。

 

れもんがプリマジスタの一人として本格的に初登場したのは6話で、ちょっと引っ張っての初ステージ回でした。

 

で、その間には、とにかく人見知りであることとすぐへたりこむことが繰り返し強調して描かれました。

 

体力が無いというより、積極的に活動することに慣れてなくてすぐ精神的に疲れやすいって印象でした。田舎者が人ごみで疲れるみたいな。

 

そして彼女がへばったり、緊張が限界に達してエクトプラズム吐いたりするたびに、ひなまつり「無理しなくていいよ」と慰めて、彼女は休んだりステージを欠席することが許されます。

 

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まつりが特訓頑張ったり、ひながステージに出てるのを隅っこで大人しく眺めることしかできないれもん。

 

それってやっぱり「悔しい」って思ってたんでしょうかね?

 

情けない自分が。

 

 

 

 

「消極的で意気地が無い子が勇気を出して一歩踏み出す」という話自体は本当にありふれたネタです。

 

でも私が今回新鮮だと思ったのは、そういう子が周囲から「情けなくてもいいよ」「弱くてもいいよ」とやたらと慰められてることでした。

 

慰めってのは時に残酷ですよね。

 

なんか、「君は君のままでいればいい」と言えば聞こえはいいですけど、「一生そうしてれば?」っていう残酷な面もちょっと見え隠れします。

 

もちろんまつりにそんな意図は無いし、ひなはちょっとそのニュアンスを持たせつつも挑発するとか鼓舞するとかの意図でのことだと思いますが。

 

それにれもんのほうにも、慰められて「悔しい」と意志を示すシーンは特に無かったのですが、でも9話では「無理しなくていい」と言われ続けたことが回想に出て、やっぱり何かしら思ったように見えました。

 

脚本に直接書かれてないことを私が勝手に想像してるだけのことなんですけどね。

 

でも彼女が「無理しなくていい」と何度も慰められてることが、本当にこちらの想像を掻き立ててくれて、すごく印象的な脚本だったと思いました。すごいよ!

 

 

 

で、情けない自分の殻を破りたくて、まつりへの恩返しのために彼女を応援したくて、きゃろんの期待に応えたくて、人前に出ることが怖くて仕方ないけどなんとかフレッシュフェスの会場にまで行きます。

 

ちなみにエントリーはきゃろんが独断でやったんでしょうかね?「荒療治が過ぎた」って言ってたし。

 

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でも受付前でまたエクトってしまい、一歩が出ない。

 

そこで彼女がおこなったのは儀式でした。

 

メンタルリセットとかマインドスイッチとかスイッチングウィンバックとか呼ばれるやつですね。

 

(イチローや五郎丸とかで有名なルーティーンとは似て非なるもの)

 

何か決まった行動や動作をおこなうことによって気持ちを入れ替える儀式のことで、彼女の場合は前髪を切ることでした!

 

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明快で、論理の筋が通ってて、彼女の素顔が初公開される効果的な演出になってて見事でした。

 

「HUGっと!プリキュア」の第1話でも主人公はながやってて、彼女は切り過ぎたのですが、れもんはうまく切れたようで良かったね!

 

 

 

そして変身した彼女はタントちゃんにメイクアップでさらに変身させてもらって、初ステージ!

 

きゃろんの見立て通りにすごいポテンシャルをもともと持っていた子でした。

 

超かわいかったし、ライブも見事だったし、最高でした。

 

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これは……最推しは決まったか?いや、あまねあうるジェニファーがまだだから早計は禁物です。

 

「こんな世界に告ぐ」は一瞬「うっせぇわ」っぽいと思いましたが、歌詞をよく聴くと希望に溢れてて、曲調と歌詞のミスマッチ感というか何というか、とにかく素敵でした。

 

 

ところで、この曲とかまつりが第1話で歌った「マジ・ワッチャパレード」とかって、作中ではどういう設定の曲なんでしょうね?

 

二人とも当日にライブやることを決めてその場で歌いました。

 

有名曲とか課題曲とかの既存の曲なのか、彼女らの持ち歌なのか、持ち歌だとしたらいつ覚えたのか、とか、ちょっと謎ですよね。

 

ちなみに、プリパラ1話でらぁらみれぃがいきなり歌った「Make it!」はセインツの持ち歌の有名曲、プリチャン1話でみらいえもがいきなり歌った「レディー・アクション!」は二人が小さい頃よく歌ってた曲って設定でした。

 

そういやプリパラでは「新曲をぶっつけでいきなり歌う」って展開ちょくちょくあった気がしますが、プリマジもそういうもんだと思っておいたほうがいいですかね。

 

 

ま、細かいことは気にせず楽しんでいくのが賢明ですね。

 

プリマジのスタートは本当に好感触です。好きです。

 

これからの展開も楽しみです。

 

がんばれ漆黒の明星!

 

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  • アーティスト:鈴木杏奈
  • エイベックス・ピクチャーズ株式会社(Music)
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