読んでて「ん?」となった裁判のニュース見ました。
これとリンクを辿った関連ニュースがこちら。 ↓
村職員に無罪判決 「人の認識ない」と千葉地裁 長生ひき逃げ事件 | 千葉日報オンライン
これだけではいまいち詳細が不明だけど、さらに過去の記録を見るには千葉日報の有料会員登録が必要なので断念。
読める範囲で得た情報だけではやっぱり「ん??」となるばかりの謎だらけのニュースでした。
順を追ってみると、まず、2014年1月15日、夜中の1時に路上で人(29歳男性)が横たわっていました。
??
本当に記事には「横たわっていた」としか書いてなくて、なんで横たわっていたのかが謎過ぎます。
酒に酔って寝ていたのか、病気かなにかで倒れてたのか、すでに交通事故に遭った後なのか…。
その人は黒い服を着てて超分かりにくい姿だったから案の定車に轢かれてしまって、轢いた人は本人曰く「人とは思わなかった」のでそのまま立ち去り轢き逃げで逮捕。
刑事裁判で自動車運転過失致死罪で罰金50万円が確定しました。
!!
夜中の道路に寝ている黒い服の人を、轢くのを回避する自信は私だったらとてもありません。
恐ろしすぎます。
逮捕されて留置場とかにお泊りしていろいろ取り調べや手続きや裁判やってそのうえ50万円かあー…。
で、その轢いた人(40歳村職員男性)が今度は無罪判決になったというのが、今回私が見たニュースでした。
??
なんで裁判2回やってんの?
控訴審じゃないのに?
これは理由が記事に書いてありました。
刑事裁判と道交法裁判は普通ならいっしょにやるものだけど、轢いた人が別々の審理を希望していたから。
公務員だと禁固刑以上の罪になるかどうかが死活問題のボーダーラインだそうで。
轢いた事実は認める(罰金刑)けど轢き逃げではないという主張なわけですね。
「こんな状況で人間を轢いたと認識するのは絶対無理!」という。
なるほどー。
……で、刑事裁判では罰金となり、道交法裁判では今回無罪になったというわけでした。
でも轢かれた人の母親は「何で無罪なの…」と泣き崩れたそうです。
「何で無罪なの…」。長生村職員の無罪判決を受け、これまで公判の傍聴を続けてきた男性の母親は閉廷後、法廷の外で「息子を返して。その場で助けなさいよ。もう生きる力がない」と泣き崩れた。
いやまあ…。
我が子をうしなった母親の悲しみは察するにあまりありますが、正直なところ「そりゃ無罪になるよ…」としか思えませんでした。
というか罰金50万円のうえにこれでさらに有罪刑追うの恐ろしすぎます。
轢いた人への同情と「もし自分がこの立場だったら」の恐怖の気持ちしかないと言ってもいいくらい。
「何で無罪なの」よりもずっと「轢かれた人は何で路上で横たわってたの」という疑問のほうが圧倒的に大きいです!
そこがまず知りたい。
でもそっちを全く書かずに泣き崩れる母親の描写のほうは記事の冒頭に入れる千葉日報は心情的に母親寄りなんでしょうか?
それこそ「なぜ」と千葉日報に伺いたい気持ち。
ホントマジでなんで路上で横たわってたの?