週刊少年ジャンプ Dr.STONE Z=27 「とある科学者の願い」
ゲンと司がどうなったか前回の続きは、今週描かれることはありませんでした。
司はゲンのウソに騙されてくれるのか気になってたのですが、その辺はなんかしばらく扱わなさそうな感じになってきました。
なぜなら試合が始まるから。
ゲンを襲った犯人は前回シルエットになってはいましたが特にひねりもなく、かなり粗暴な性格の村人マグマである、と名探偵スイカが本人の供述をとってきました。
名探偵というか偵察ですが、まー探偵の仕事は推理するだけなわけはなくて地道な調査こそまさに探偵の仕事の基本ですから、スイカが探偵というのは決して間違っても大げさでもない表現です。
なぜゲンを殺そうとしたのかは勘違いの積み重ね。
コハクを邪魔に思ってるけど、まず彼女が強いのは妖術のおかげだと勘違いし、妖術使いを殺せば彼女も無力になると勘違いし、その妖術使いが千空ではなくゲンだと勘違いしたから…と。
腰ぎんちゃくっぽい村人マントルが調子を合わせてマグマはかなり増長してる感じです。
わかりやすい「嫌な奴」キャラです。
そしてなぜコハクが邪魔なのか、その理由が今週初めて判明した新事実、御前試合!
この謎の村は血統の根拠を巫女に求める女系一族であり、そして巫女の夫が長となる決まりだそうで、その男を決めるのが御前試合だとのことです。
これだと村長の資質を「強さ」以外の全て無視して決めることになるからかなり欠陥のある決まりです。
何世代続いてる村なのか不明ですが、科学知識を失っているだけでなく政治性も原始以下のレベルになっています。
案の定、巫女でありコハクの姉であるルリの婿の最有力候補はマグマとなってしまいました。
マグマは病弱なルリを見下す発言をわざわざコハクに聞かせて「嫌な奴」キャラ像を着実に築きます!
怒ったコハクはマグマを倒し、御前試合は無効試合となりました。
あ、コハク、「引き金」って例え言葉を語源を全く知らないまま使っているようです。
科学も政治もレベル低いけど言語能力だけは高い、本当に謎の村。
ともあれ一ヵ月後の御前試合の仕切りなおしが当面の問題となりました。
打倒マグマとして、その可能性がある科学王国側の男としてコハクが目をつけたのが、金狼銀狼。
銀狼はどうしようもないとして金狼がここにきてやっとちゃんと心を開く様子を見せました。
千空のことはすでに認めているから一切説明不要で千空(=コハク)の目的だけを端的に聞かせろ、と!
「私の姉者の 命を救いたいのだ」
そこでありのままの本心を静かにつぶやくコハクの表情がすばらしいです。
これでどうやら金狼銀狼は正式に仲間になってくれたようで、特訓開始。
でもこういう特訓のシーンがあると、結局マグマに勝てないフラグっぽく見えちゃいます。
そしてマグマのほうの末路もだいたい想像できる気もしてきました。
悪事を暴かれて村にいられなくなって村を裏切って司側につくとか、司の送り込んできた乱入新キャラに殺されるとか…そういうのがありそう。
このへんはジャンプ漫画のトーナメント大会によくあるセオリーですが、ドクストでもマジでトーナメント大会になっちゃうんでしょうか??
この大会の勝利者=ルリの婿ですから、コハクはクロムに対しては遺憾の気持ちがあるようです。
しかしクロムはルリが助かればそれでいいと、これまたすばらしい表情で語ります。
この村での絶対価値である格闘能力(=結婚相手の資格)を諦めている感じもある一方、自分にできること…妖術改め科学に全力を尽くすといった覚悟の気持ちってところでしょうか。
そんなクロムと千空が次に作ろうとするのは…ガラス!
万能薬への道は遠いですね。
そしていきなり千空はスイカに目を向けて、いきなりスイカがかぶってるスイカの皮を外してしまいました。
ガラスってことはレンズ=メガネってことで、スイカは視力が低くて、皮にレンズ代わりの何かとかピンホールとかを仕込んでるんでしょうか?
しかし問答無用で外しちゃって大丈夫なのか、心配しつつ次回へ続く!