ついにアニメ化するかぐや様。
ちょうど連載100回に合わせたのかまずは100回記念サイトが開設されて、その翌週にネットでアニメ化の情報公開されて、今週号のヤングジャンプでも表紙&巻頭カラーで大々的に告知となりました。
まず私が思ったのはやっぱり、「伊井野は出るの?」ってことです。
だって、もう何度もブログに書いてるけど、この漫画は伊井野が素晴らしいキャラだと思ってから注目するようになったんですもん。
(伊井野~!)
でも伊井野が初登場するのは現在既刊10巻での7巻で、かなり遅めです。
テレビアニメだと放送期間が1クール12話か13話なら絶対に出るわけはないし、2クールの26話くらいでも厳しいと思います。
かといって、伊井野が出るまでの話を駆け足でやって無理にでも出してほしいとも思いませんし。
彼女の登場エピソードである選挙編も、じっくりやらないのならやる価値ないです。
となると伊井野がちゃんと活躍する話をアニメでみるとしたら、2期を期待するしかないと。
1期が始まってもいないのに2期を想定するって、むなしいにも程があります。
アニメ化に際して作者赤坂アカのコメントがYJ本誌に載ってました。
「僕もいち視聴者として、待ちたいと思います」という超無難なコメントでした。
「いち視聴者として」ってこういうときの定型文です。
「”いち視聴者として” ”原作者”」でぐぐってみたら約 1,290 件
いろんな原作者がアニメ化やドラマ化映画化に際して「いち視聴者として楽しみにしてます」みたいなコメントしてました。
なんか、いち読者としては、あまりにも無難に徹されて若干不安にならなくもないコメントです。
スピンオフが2つ連載開始されると発表もありました。
G3井田による「かぐや様を語りたい」と、茶菓山しん太による「かぐや様は告らせたい 同人版」だそうで。
昔は、何か人気が出た漫画が別の作家によってスピンオフ漫画になるっていうのは角川系の得意技でしたが、今はどこの出版社でもやってますね。
そういうどこの出版社のどのスピンオフも99%は無難な出来に終始します。
個人の同人作家が発表した二次創作同人誌がそのまま公式なスピンオフになるパターンもありますが、こういうのって元々好き勝手にできる同人誌だからこそ面白かったのに、権利者の管理を受けて必ず骨抜きになります。
私が今ぱっと思いつく例は、「魔法少女まどかマギカ」の「巴マミの平凡な日常」と、「進撃の巨人」の「寸劇の巨人」。
どっちも同人誌から正式なスピンオフになってつまんなくなった印象でした。
で、茶菓山しん太もかぐや様の同人誌を作ってた作家なんだそうです。
PIXIVにそのサンプルがありました。
白銀と藤原がセックスする思いっきり18禁の成人向け同人誌とかありました!!
別に、かぐや様のキャラがセックスしてるスピンオフを読みたいと思うわけではありませんが、このスピンオフは18禁同人誌のキモであるエロはかなり骨抜きになることは間違いなしです。
G3井田は4コマ系の作家だそうで、4コマはまさにザ・無難。
無難なスピンオフって鬼門です。
冒険してほしい!
冒険するのは物凄く困難なことは分かっていますが、それでも!
ここで一つだけ、全然無難じゃなかったスピンオフ作品を挙げてみたいです。
「テラフォーマーズ」のスピンオフ、フォビドゥン澁川による「てらほくん」です。
原作者から借りてきた大切なキャラクターを、おしっこ漏らさせたり、AV男優って設定にしたりとか、冒険どころかぶち壊しって感じで、でもたまにはそれくらいの冒険があってもいいんじゃないかと、つい思わせてくれる作品でした。
あ、スピンオフに関しては冒険してほしいと思いますが、漫画のアニメ化に関しては原作に忠実であるほうがいいです。
製作スタッフによっぽどの手腕があるか、運がいいかでない限り、冒険ですらない独りよがりな改変にしかない場合のほうが多いです。
意図が全然分からない改変をしたせいで撃沈したアニメがどれだけあるかは枚挙に遑がないです。
かぐや様ははたしてどうなるか…。