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マイホームヒーロー感想 自分がやった殺人の罪をヤクザになすり付けるおじさん

マイホームヒーロー、ずっとハラハラしながら読んでましたが、今週第37話でようやくひとつの決着がつきました!

 

長い戦いでしたが、作中では第1話からまだ1週間くらいしか経ってないそうです。

 

密度がすごい日々でした。

 

週刊ヤングマガジン 原作:山川直輝漫画:朝基まさしマイホームヒーロー

 

 

 

主人公、一般家庭中年サラリーマン鳥栖哲雄47歳、ヤクザ半グレ組織の構成員延人を殺しちゃったせいで、組織から疑われてしまい、知恵を絞って工作して、自分を最も疑っている構成員恭一にその罪をなすりつける作戦を決行します。

 

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とんでもないことを考えるものですが、それまでなんとか穏便に済ませたかったけどその計画はことごとく失敗して万策尽きたので、これは最後の手段の綱渡りでした。

 

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歌仙と協力して恭一の隙をついてパソコンハッキングして偽装メールを送ったり、営業職で培った会話術で口車に乗せて恭一の住居に同行して、そしてついに恭一の自宅の金庫に延人殺しの証拠品(遺骨!!)をしまいこんで、組織幹部の目の前で金庫を恭一自身の手で開けさせて言い逃れできない状況を見事に作り出しました。

 

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どうやったのかの種明かしは次回以降なのでまだ謎ですが、歌仙と組んで何らかの方法で部屋に侵入して金後の番号をつきとめて偽装工作したと。

 

自分がハメられてることにまるで気付いていなかった恭一は、金庫から証拠品が出てきて、どんな弁明ももう窪には通用しない状況であることを理解したときには何もかもが手遅れでした。もうお終い。

 

 

本当に素晴らしいです。

 

私は今週のこのシーンが見たくてこの漫画をずっと読んでいたようなものでした。

 

この漫画はいつも哲雄たちがいろんな作戦を苦労して考えては一進一退っていうジリジリした状態がずーっと長く続いていたので、「決着がつく」というシーンを本当に待ち望んでいました。

 

 

しかし「恭一ざまあみろ!とっととくたばれ!」みたいな悪党が成敗されてスッキリという感覚は全くありません

 

この漫画恭一にも彼なりのバックボーンがあることも結構綿密に描いているんです。

 

哲雄と恭一はお互いに複雑な人生を歩んでいることを理解しあってて、時には一緒に食事するシーンなんてのもあって(それが恭一の最期の食事でした)、二人の間にはなんていうか心の繋がりのようなものが、なくもない感じになっていました。

 

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しかし哲雄はそれでも恭一をハメて殺すことを決意します。

 

恭一が死んだら彼の母親が、きっと精神がもたないくらい悲しむであろうことも知っていながら。

 

 

恭一は「無実の罪を着せられて組織から処刑される」という恐ろしい目に合うわけですが、かといって「恭一が可哀想!死んで欲しくない」という気持ちも全くありません。

 

彼は止むに止まれぬ事情でヤクザ組織に入ったわけですが、罪のない人々を苦しめて金や命を奪ってきたわけですから、報いといえば報いで、同情の余地は少ないです。

 

組織からの切り捨てられ方もあっさりしたものです。

 

「なくすには惜しい有能な働き手」のようには全然思われてないのが悲しい。

 

愚かで哀れな男でした。

 

組織にとっては延人殺しの犯人なんて誰でもいいのに、自分が「哲雄が怪しい」「真犯人を見つけるべき」と余計なことを考えたせいでこうなりました。

 

犯罪組織に向いていない男だったのでしょう。

 

 

 

そして、なにより、それをやってのけた哲雄と歌仙の鳥栖夫妻がやっぱり超すごい

 

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自分の家族の平穏を守るために、手を汚す覚悟を決めた夫妻の度胸と行動力と知能はヤクザ顔負けです。

 

一般家庭なのに。

 

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たとえ人を殺して得る偽りの平穏であろうと、それを守り抜く!

 

 

 

恭一の処刑シーンは今度描かれるでしょうか。

 

楽に殺されるのか、「延人殺しの犯人」として徹底的な責め苦を追わされて惨殺されるのか…。

 

「実は殺されずに済む」可能性もある気もしますけど、私はそれは期待していません。

 

恭一は殺されるからこそ存在意義のある登場人物だと思っています。

 

彼の死が哲雄に重くのしかかってこそキャラが生きると思います。

 

哲雄は最初は突発的に自らの手で延人を殺し、今度は計画的に自らは手にかけず恭一を罠にハメ処刑させ、人間二人を殺した殺人犯となって生きていくと。歌仙も同罪で。

 

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いや~、渋い!

 

私はなんか鳥栖夫妻が渋くてかっこいいと思ってしまいます。

 

 

 

物語はこれで完結ではなさそうです。

 

(これでもしあとプロローグ何話やって最終回だったら泣きます)

 

まだ不安なことは残ってます。

 

延人の父親でヤクザ半グレ組織の上層部の天才詐欺師、麻取義辰との因縁があります。

 

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一度出会っている哲雄と義辰がこのまま何もなく終わる筈がありません。

 

そもそも組織は歌仙の実家の財産を狙って娘零花に近づいてきたわけですし。

 

次はそのへんの攻防が始まるでしょうか。

 

これまでに描かれた「そこ必要ある?」ってシーンが今後の伏線になったりするのか?

 

まだまだ楽しみです。

 

 

 

マイホームヒーロー(3) (ヤンマガKCスペシャル)

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