今週のハンターはクラピカの自身の念能力の制約と緊迫した状況のせいでここ数回非常~に窮屈していたのを見事な機転で脱しました。
週刊少年ジャンプ 冨樫義博 ハンターハンター No.367 同期
クラピカがサイールドから奪いオイトに与えた能力「裏窓(リトルアイ)」。
その能力は空飛ぶイルカ「ステルスドルフィン」に入ったままで、発動(この能力の場合は小動物にオーラを当てること)するまではイルカは弾丸が装填されたままの銃身のようなもので消えることができません。
そしてイルカはフヨフヨ浮いてる限り絶対時間(エンペラータイム)は強制発動で、その間クラピカは通常の時間の3600倍の早さで命を消耗していくという、あんたこの能力の制約ちょっときつすぎるでしょ状態が続きます。
なのに肝心の小動物が全然見つかりません。
クラピカ、ビル、オイト、シマノの4人が他王子の兵隊4人に訝しがられながらも必死に虫かなんかを探します。
しかし見つからないまま第5王子ツベッバの兵隊マオールとの面会時刻になってしまいました。
邪魔者がまた増えて、第1王子兵隊バビマイナにもチクチクされつつ、クラピカ先生の念教室の開講です。
しかし講義中についに小動物発見!
やっぱりゴキブリでしたウヘー。
前回クロロと同室の酔っ払いが踏み潰してたのがちょっとした伏線でしたね。
しかしクラピカにとっては千載一遇のチャンスが最悪のタイミングで訪れてしまったことになります。
邪魔者が5人もいてはどうしようもない。
そこでオイトが機転を利かせて、クラピカたちに「殺さずに捕まえて(そしてどこかに捨てて)」と指示を出します。
最初に機転を利かせたのがクラピカではなくオイトというのが印象的です!
クラピカはそれをきっかけに邪魔者に怪しまれず裏窓を発動させる作戦を思いついて、ビルとシマノを呼んで邪魔者たちに「これからビルに念能力を披露してゴキブリ捕獲をしてもらう」と宣言します。
ビルとオイトもまたクラピカの意図をすぐに察して即興で芝居を打ちます。
ビルは操作系能力者のふりをしてオーラを放つ演技をして、実際に発射するのはオイト。
そして見事にゴキブリ捕獲に成功!
ビルは自分が操作してるふり、オイトは疲れて休むふり。
阿吽の呼吸で見事な3人の連携です!
3人ともが少ない合図で仲間の意図を察し合って作戦を成功させました。
特にオイトは即席の念能力者っぷりが急速に板についてます。
あ、シマノは今週活躍しませんでしたがサポート。
クラピカ、ビル、オイト、シマノの4人がチームとしてかなりのパフォーマンスで機能しているのを見ると、連載再開第1回目の修業時代のクラピカとイズナビのやりとりを思い出します。
クラピカは仲間との共闘にいまだ否定的です。
それはゴン、キルア、レオリオと出会い仲間というものを知ったからこそ自分の都合のために仲間を巻き込まず自分だけでなんとかしたい気持ちなのですが、今回はオイト達がいなければ自縄自縛の窮地を脱することなんてできなかったわけです。
なんかアレですね。
ベルセルクのガッツがシールケやセルピコ達新しい仲間を得たときの気持ちだと言うと大げさかなあー?
なんかビルとシマノもあっさり殺されそうな気もしないでもないからやっぱり大げさかも。
クラピカは絶対時間垂れ流しの蛇口を閉めることがやっとできて、なおかつ邪魔者たちに気づかれずに裏窓を発動させることにも成功し一石二鳥を得ました。
しかしバビマイナはいつまでも完全に騙すことは難しそうで、裏窓の真の操縦者と真の能力者にも気づかれるかもしれません。
彼の能力もまだ不明ですしここはまだまだ超ややこしい状態が続きそうです。
クラピカはこの場にいる4人だけでなく他の者全てにたぶん纏か練くらいの念能力を指南するとまで言って、継承戦も混迷を深めまくり。
そしてオイトはゴキちゃんを操って偵察へ!
来週も楽しみです…。
来週じゃねーよー再来週だよー!
HUNTER×HUNTER モノクロ版 34 (ジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 冨樫義博
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2017/06/26
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (1件) を見る