JOJO magazine買ってきました。予想よりずっと面白くて大満足でした。
見どころはたくさんあるのですが、今回は描き下ろしのイギーの絵についてブログ書いてみます。
ついでに過去に描かれたいくつかのイギーの絵をまとめてみました。
とその前にやっぱりジョジョマガジンの感想を軽く。
面白かったです。税込1650円ぶん以上の価値ありました。
なんと言っても「岸辺露伴は動かない」の新作が目玉です。エピソード10 ホットサマー・マーサ。
泉京香担当編集の再登場!
泉は飯豊まりえのドラマ版が評判でしたが、作者荒木飛呂彦自身が「お気に入りキャラだ」と「漫画術」でも言ってました。
怪しげなものに遭遇し好奇心を膨らませて首を突っ込んで災難に見舞われる露伴。
こっちも高橋一生のドラマ版のノリをちょっと感じます。
その高橋一生のインタビューもありました。
私はドラマ6話全部視聴して良かったと思ってるのでこの記事も好感触でした。
つうかドラマが良かったからこそ載せられる記事ですね。
(ちなみに4部の実写映画については全ページどこにも一言たりとも触れられていません)
他にもアニメ声優インタビューや椛島良助との対談などなど、いろいろ楽しめました。
そして乙一の新作小説「野良犬イギー」!
え!?
これって5月に発売される小説本の全編が収録されてんの!?
いやそれは今は分かりようが無いです。そこは置いといて。
扉絵は新作描き下ろしのイギーとアヴドゥルです!
で、このイギーです。
なんか久しぶりに知性と感情がありそうなイギーを見た気がします。
荒木飛呂彦って、当然のことですが、絵柄が常に変わるので昔のキャラを描くと容貌が激変するわけで、私はイギーがそれが最も顕著だと思ってます。
もう別人、いや別犬、つうか犬。イギーというより犬。様々な犬。
ちょっと遡ってみます。
2018年
(裏切り者は常にいるより)
2014年
(ジョジョニウム15巻より)
2012年
(ジョジョ展より)
(ジョジョメノンより)
そして。だいたい2000年~2010年の10年間にイギーが新規に描かれる機会は特に無かったと思います。たぶん。
これは逆を言えば、ジョジョという作品全体が商売になり始めたのが2010年以降ってことなんだと思います。ジョジョ展とかアニメ1部とか。
ただそれまでも小説やゲームとかはあり、それに出るキャラが描かれる機会はありましたけど。
2000年
(JOJO A GOGOより)
1998年
(3部格ゲーより)
1993年
(JOJO6251より)
(砂漠発地獄行より)
1991年
(単行本24巻より)
(単行本20巻より)
1991年のつまり連載時の、初登場時バージョンとVSペットショップ戦バージョンが、「イギーの絵」と言われて思い浮かぶ代表的な絵だと思います。
ジョジョと言えば、連載リアルタイム時でも容貌が激変するキャラがちょくちょくいますよね。康一とかアナスイとか大統領とか。イギーもその一人です。
イギーはつまりは、連載中激変と経年激変の両方が存在し、さらに10年間の空白があったから、こうも印象が変わるのかなと思います。
私は「今の荒木が昔のキャラを描いた絵」が好きです。変わってて「別人やんけ」とか思うこと自体が楽しいと思います。
だからこの一連のイギー群も、好きか嫌いかで言えば全部好きだったりします。
あとおまけで、鳥山明が2012年にジョジョ25周年記念寄稿に描いたイギーがこちら。
犬!