ダイソーで、普通にパソコンで使う用のマウス売ってました。USB有線の。
それがなんと税込110円。
これ使えるの?使えたとして使い道あるの?
あります。使えましたし使い道あります。
スマホやタブレットが、画面が割れるとかしてタッチ操作が物理的に不能になったとき、こいつとアダプターがあれば緊急の操作をすることができます。
今回、私の手持ちのスマホOPPO A5 2020と、画面バキった古いタブレットAQUOS PAD SH-08Eで実証しました。最近のアンドロイドのデバイスなら大体いけると思います。
先日DAISOに行ったときに、USBマウス売ってるのを見かけました。
「BLUE LED MOUSE」。
今時の100円ショップではマウス自体は普通に売ってます。が、大抵は無線マウスが550円とか、有線マウスが330円とかです。
110円でマウス売ってるのを私は初めて見ました。
で、私は以前から「もしスマホの画面が割れたときのために、有線マウスを持っておくのもいい」って思ってて、でも急いで買う必要も無いのでずっと保留してたのが、今回110円のを見かけたので、「これでいいんじゃないのか?」と思い試しに買ってみることにしました。
それにしてもこのマウス、なんかパッケージがダイソーっぽくないです。
普通ダイソー商品にはパッケージに「DAISO」のマークがあるけど、そういうの全然無い普通のメーカー品っぽいパッケです。
株式会社 E Coreという中国製品。
ひょっとしたら、これはもともとは110円で売るために製造されたものじゃなくて、売れ残りとか過剰在庫とかだったものをダイソーが仕入れて売ってるのかも。
そうだとしたらこれは「無くなり次第販売終了」なのかもしれません。知らんけど。
買ってきて開封して実物を観察しても、チープと言えばチープですが、これが110円で製造できるともちょっと思えません。
ネジを開けてみてメカ内部を見ても、やっぱり最低限の機能のマウスの作りをしてると思いました。
左右ボタンと、ホイールとホイールボタンの3ボタン式。
さて。若干「怪しい」と思いつつも、自分のパソコンに接続してみました。
いくらなんでも、おかしなものが仕込まれてる悪質商品をダイソーが大っぴらに売るとも思いにくいし、もし問題あってもwindowsセキュリティが働くことを信じて。
実際、問題無く動いたし、怪しい何かを検出もしませんでした。大丈夫なやつだと思います。
通電したら青く光ります。逆に言えば光ればちゃんと通電してるって証明になりますね。
では、続いて、これがスマホやタブレットで使えるか実験しました。
まず使ったのは、以前家族が画面を割って使い物にならなくなった古いAQUOS PAD。壊れたのは画面だけで電源を入れることは可能な状態。
こいつは以前、私の普段使いのロジクールの無線マウスを接続できたことがあります。
あのときは無線マウスが使えてラッキーだったなあ。おかげで買い替え作業するときに、画面バキったタブレットでも最低限の操作や設定の確認をスムーズにすることができたっけ。
しかし無線マウスは無線であること自体が使える環境を狭める場合も多いと思います。
(私の無線マウス。Logicool M546)
私自身、自分のパソコンをwindows7から10にアップグレート作業するときに、こういう無線マウスのドライバか何かがアップデート直後の初期設定のどれかと干渉したらしくて、なんかおかしくなって作業失敗した経験があるので、通常時以外は無線マウスは避けたほうが無難だと思ってます。
なのでシンプルな有線マウスを持っておいて損は無いです。
というわけで今回買った110円マウスを画面バキバキアクオスパッドに接続!
接続にはOTGケーブルもしくはアダプターが別に必要になります。
もとから持ってたケーブルです。USB TYPE-AをMicroUSB TYPE-Bに変換するコードです。
このケーブルは昔amazonかどこかで500円くらいで買ったやつです。保管してたけど今は使うことはほぼ無くなってます。
で、これでマウスとタブレットを接続したところ、問題無く成功。
ちゃんと通電し、画面に矢印のポインターが現れました。
ちゃんと操作できます。
他のタブレットでも成功。
そしてこれからが本番です。私が今使ってるスマホで試します。
今回試すのは楽天モバイルの実質無料スマホ。OPPOのA5 2020です。
これ、マジで本体も毎月の通信料も無料だから凄いです。今回のブログには関係無いことですが。
で、こいつの接続端子はMicroUSBではなく、USB TYPE-Cです。
最近のアンドロスマホは大抵TYPE-Cでしょうか。
上に書いたケーブルは使えません。
しかし使えるアダプターはそのケーブルより楽に買えます。110円で。
「UBS3.1対応 Type-A → Type-C変換アダプタ」。
こいつも100円ショップ商品なのですが、ダイソーではなくワッツで買ったやつです。もしかしたら今はダイソーには無いのかも。
とにかく他の系列のショップや、最悪アマゾンとかで数百円で確実に買えるやつです。
こいつがあれば最近のスマホに、マウスやUSBメモリとかを接続できます。
こういう、パソコンを介さずにUSB機器を直接接続するって感じのことをOTGと言うんですよね。On-The-Goの略だとか。
A5 2020の場合は、「設定」→「その他の設定」の「OTG接続」をONにすればOK。
接続!通電!
そしてスマホ画面上にポインターが無事に出現し、無事に操作できました。
今回は、私は普通にスマホの電源を入れた状態のままアダプターを抜き差ししたのですが、他の人のブログを読んでみたところ、なにやら他の機種だと、電源を完全に切ってから差して電源を入れるって過程でないと認識しない場合もあるようです。
ま。これで、私はもしこのスマホの画面を割るとかしても、緊急的な操作はなんとかできそうという「転ばぬ先の杖」を220円で確保したってことです。
この先画面を割らずに済めばそれでいいし、そのためのマウスは無駄になっても110円だし。
これがあれば万全ってわけでもないですが、選択肢の一つにはなります。
パソコンを持ってない人でも、マウスと、何よりOTGケーブルは持っておくといいと思います。
OTGがあればマウスだけじゃなくてUSBメモリとかも接続できますし。
それはandroidだけじゃなく、appleのiPhoneでもほぼ同じ筈です。「iphone用のOTGケーブル」で。
え?Bluetoothマウス?なんすかそれ?