市内のスーパーで新しい自販機を見かけました。正確には自販機とは言わないのかもしれませんが。
小銭を大量にぶち込むと紙幣に替えてくれる、いわゆる「逆両替」のためのマシーン。
うちのような田舎にもついにこんなのが登場するようになったかあー。
こいつのメーカー、アメリカに本社があるコインスターが日本に上陸して、2年ほど経ったそうです。
きっとどんな国の硬貨にでも対応できるユニバーサルなマシーンなんでしょうね。
そのマシーンに、投入口に大量の小銭を入れると、自動的に全部数えてくれて、紙幣(この機械の場合交換券)を出してくれると。
普通の両替機なら銀行とかゲーセンとかによくありますが、それの逆。「紙幣→硬貨」ではなく「硬貨→紙幣」にするやつ。
そいつがついにうちの近所にも登場!
なるほどねえー。初めて見かけたときは、じっくりじろじろ観察してしまいました。
その時にちょっと驚いたのは手数料。9.9%かあー。結構するのね。
1万円分の小銭を持っていったら、990円取られちゃう。
高いような妥当なような微妙なラインですね。
まー無料じゃないのは当然だし、こいつの維持費だってかかるでしょうし。
ま、なんにせよ、私はこういうのは利用しないタイプです。
小銭を大量に溜め込む習慣がゼロなので。
使う人は、小銭に無頓着でついつい溜まって(「貯まって」ではなく)しまいがちな人か、貯金箱貯金をする人なんだろうなと推測します。
なおかつそれの清算をこまめにするのが面倒な人。
そもそも。逆両替のようなことは、普通の銀行やゆうちょとかでもやろうと思えばできます。ATMで。
小銭の取り扱いをしてるATMなら、そこの投入口に何度か分けてぶち込めばカウントしてくれて通帳に入金してくれて、引き出せば紙幣にできます。
ただそれも手数料がかなりかかるみたいです。
ってことはやっぱり小銭が大量にある人にとっては、このコインスターを利用したほうが手っ取り早いし、(比較的)安く済ませられるみたいです。
なるほどなあー。
あるいはセルフレジならもっと楽に無料に小銭を処理できます。が、それすら面倒だったり、そのレジ自体が近隣にほとんど無いような場合にはこいつが便利?
そしてそういう人は、私が漠然と想像するより世の中には多いようで。
こいつがうちの田舎に設置されたことがその証拠です。
いやむしろ田舎だからこそかも。
このコインスターは日本上陸時、最初は試験的に設置されて、そして設置場所が少しずつ増えてきたわけですから、つまり需要があって商売が成り立ってるってことなのでしょう。
田舎の高齢者の家庭に大量の硬貨が「死蔵」されてるってことも想像できます。
電子マネーやQR決済とは縁の薄い場所にこそ、こんなマシーンの需要が埋もれてる。みたいな。
そんな感じの事を、こいつを初めて見かけたときに、マシーンの前でぼんやり想像したのでした。利用もせずに。