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進撃の巨人134話感想 ライナーようやく故郷に錦を飾る

ついにゴングが鳴ったこの漫画のラストバトル

 

正真正銘の最終決戦ですね。

 

そこには期せずして数十人かの「観客」も居合わせることとなりました。

 

ライナーの母親カリナがそこにいます。

 

 

いやーしかしこの漫画のラストバトルが、まさか、エレン始祖ユミルちゃん VS それ以外の全員 になろうとは。

 

 

 

さて順を追って感想書きます。

 

冒頭は出産真っ最中のヒストリア

 

彼女を半軟禁しているのは今やほぼ壊滅した兵団の末端ですが、一応銃を携えてるけどその虚しさったら無いですね。

 

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 (せめて出産の間くらいは窓のカーテン閉めてあげればいいのに)

 

しかしここへきて彼女の出産シーンかあー。

 

フリッツ王の子孫が新しく一人誕生するってことになりますが、そこに何か特別な意味とかあるでしょうか?

 

でももう最終回が差し迫ってるので、今後こういうところまで細かく描写する余裕とか無さそうな気も。

 

 

 

そして次の場面は、世界のあちこちの虐殺シーン

 

世界中の白人も黒人も日本人も…じゃないヒィズル人も、老若男女もみんな分け隔てなく踏みつぶされますよと。

 

超大型巨人地鳴らしの大軍は、エレンが本隊として率いてる分を除いても、地球上を全部余裕で踏みつぶせるくらいの数がいるんですね。

 

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あと、世界の国々の街並みを今回初めて見ましたが、文明の様子はやっぱり20世紀初頭くらいって感じがしますね。もうすぐ飛行機の時代になるってあたり。

 

でもロンドンっぽい街では主に黒人が住んでたようで、現実の我々の地球とは同じようで違うってことも看取できます。

 

地球なようで地球でない、でも「地球」とは言ってる、謎の世界です。この漫画。

 

 

そんな地球人達はそうこう言ってる間にもどんどんどんどん殺されていきます。

 

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地獄絵図です。

 

何ページも使ってじっくり描かれています。

 

ところで船を持ってる人なら海に逃げることは可能でしょうかね?

 

 

 

そして場面はラストバトルの舞台に。

 

スラトア要塞にたどり着いたアニの義父やライナーの母カリナ達。

 

しかし飛行船は一隻も残ってなくて、要塞にいた残存兵は「自分達が逃げる用」すらも残しておかなかったことに、ある種の潔さを感じます。

 

 その指揮官っぽい人がスピーチしてます。それは壁外人類の反省の弁。

 

「こんなことになっちゃったのは我々大人全員のせいだ」と。

 

そうも言いたくなる気持ちは痛いほど分かります。

 

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未来ある若者も子どもも赤ちゃんも、この大大大虐殺で実際に踏みつぶされて殺されてるところを目の当たりにしちゃったわけですから。

 

そういや冒頭のヒストリアは、彼女や島内エルディア人だけは島の外とは別世界で落ち着いて産んでいられる世界だっていう対比を描いたんでしょうかね???

 

しかしやっぱり「時すでに遅し」み溢れるスピーチです。

 

例えるならなんか痴漢や盗撮で逮捕されて実名報道されて自身にかなりのダメージを受けたって人が「反省の日々です」とか「自分を見つめ直してます」とかnoteやブログに書いてるみたいな感じとでも言いましょうか。

 

(すいません最近そういうブログちょっと読んで「なんだかなー」って思ったもんで)

 

そんな感じの、あまりにも手遅れな後悔に苛まれてるのが、カリナ。

 

彼女は若い頃にマーレ人の男と火遊びして妊娠したら捨てられて、そして、生まれてしまった我が子ライナーを育てるための社会的な庇護は何一つ受けられなかったのでしょうね。

 

それでも厳しい環境でシンママ続けられたのは、憎しみという情熱があったから、と。

 

個人的な愚行とかその代償とか憎しみとか復讐感情とかが、世界規模の民族差別に繋がっていく、と。

 

カリナ達は今ようやくそれに気づいたってわけですね。

 

パラディ島へは、滅ぼすための潜入工作隊ではなく、和解のための友好使節団を送るべきだったと。

 

簡単なことではありませんけどね。いろんな意味で。

 

 

 

 

 

残存兵の飛行船爆撃攻撃もあっさり失敗。

 

エレンのシン・進撃の巨人(私が勝手に命名)からニュッと出てきた獣の巨人の投石攻撃で。

 

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それを見たカリナ達の無念の表情が、なかなか味わい深いです。

 

自分が死ぬのは当然の報いだけど、罪の無い子ども達が殺されるのは忍びない。

 

ただ我が子はきっと生きてる(かもしれない)ことだけが、唯一の慰み。みたいな。

 

 

 

そんなときにアルミン達の飛空艇が到着しました!

 

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オニャンコポンの操縦技術でたどり着け、ミカサリヴァイの例のアッカーマンの超感覚で獣の投石を回避し、それまでにもあまりにも多くの犠牲と引き換えに飛ばした飛空艇が。

 

そして降下する7人、の、戦士と兵士。

 

 

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ライナーが巨人化!

 

それを見るカリナの驚愕は、本当、どれほどのものでしょうね。

 

 

彼の持つ鎧の巨人の力が、まさに真の意味で人類を救うために初めて行使された瞬間を、母親が見届けるという熱い展開だと思いました。

 

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この漫画では本当に苦しい目にばかり遭ってるライナーが、初めて真の英雄として描かれた雄姿、な気がします。

 

カリナにとっては、驚天動地であり、誇らしくもあり、戦死するのではないかと不安でもあり、どれほどの感情の交錯か。

 

 

 

 

 

ピーク車力の巨人に変身。

 

爆薬が巨人化の衝撃で暴発しなくて良かったね。

 

そして彼女に爆薬を持たせてることが既にフラグです。「ピークが独断でエレンを殺そうとする」という。

 

ピークだけはエレンを殺すことに何のためらいもありませんもんね。

 

ま、それでエレンを仕留められるとも思えませんけど。

 

 

さて。最終回までは今回入れてあと5話?

 

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