総プレイ時間は283時間でした。
ニンテンドースイッチの「ウィッチャー3 ワイルドハント」ついにクリアできました。
5か月間ほどひたすらこのゲームばっかりやってました。
クリアした感想は「長かった」そして「良かった」です。
Nintendo Switch Liteの「THE WITCHER3 WILD HUNT COMPLETE EDITION」、このゲームに5か月間、平均したら毎日2時間弱を費やしてしまったわけかあぁー。遊んだなあぁー。
パッケージソフトの値段は私がamazonで買ったときは5886円だったので、とんでもなくコスパのいい娯楽コンテンツです。
ゲームってのは全く無しの生活も虚しいけど毎日何時間もやっても仕方なくて、私は今回は適度なペースで長く有意義に楽しめたと思ってます。
私は今回別にやり込みプレイとかを目指したわけではありませんでした。
それでも283時間もかかりました。記録されてない部分を含めたら300時間いったかも。
このゲームのボリュームがあまりにも異常なんだと思います。
「クエストを全部クリアする」「全マップをじっくり歩いて制覇する」は意識しましたが、それだけでもこれくらいいきます。
もしかしたらこの世で一番「1周目を長く遊べるゲーム」かもしれません。
私はこのゲームは胸を張って他人にお薦めできます。
遊ぶ前にパッケージや公式サイトを見て「これは自分には合わなそう」と感じた人にはその直感通りに合わないと思いますし、特に忌避感を持たなかった人なら満足できると思います。
洋ゲーのデザインや価値観やプレイ感覚であることや、グロとエロの描写も全部含めて。
以下ネタバレあり。
このスイッチ版には最初からDLCが2本収録されていて、私はその「無常なる心」と「血塗られた美酒」を本編より先にクリアしました。
そのとき本編はラストバトルだけっぽいところの直前まで進めてからDLCを始めたのですが、DLC終わって本編に戻ったら全然ラストバトルじゃありませんでした。
主人公ゲラルトは念願だった義娘シリとの再会を果たし、次は彼女の身の安全のために、彼女につきまとうモンスター軍団ワイルドハントと戦うぞ!となって、古巣ケィア・モルヘンの古城で仲間を集めて迎え撃つぞ!となって、私はそれがラストバトルかと思ってたのですが、違ってました。
これまでの旅で出会ったキャラが集合したんだから、ラストバトルだと思うじゃん!
でもまーこれは私がウィッチャーの世界を全く無知だったからそう思っただけのようです。
解決しなきゃいけない問題は他にもいろいろあるのでした。
ヴェセミル死んじゃった!
そのショックでシリは自分の「古き血脈」の特殊能力を暴走させて、ワイルドハントどもを撃退するけど、それでも敵の将軍は倒せませんでした。
まだ戦いが続くのか!つらいな!
このあとは大きく分けて、敵の副将とのバトル、大将とのラストバトル、クライマックスの3編となるのですが、これらのクエストも予想よりずっと長かったです。
マジで超ボリュームです。
副将戦では「おお!」と感嘆したことがありました。
序盤に出てきたむかつく敵キャラ「森の貴婦人(妖婆)」を倒せたこと!
序盤では戦闘にならなくて「こいつらは戦って倒さなあかんやろ!」と思ったのでしたが、ここへきてあの時の鬱憤を晴らせる日が来るとは!
こいつらマジで不快で許せなかったから倒せてよかったです!
3匹のうち1匹は逃げるのですが、でもまー、これで妖婆が支配してた土地ヴェレンも少しはまともになるでしょう!
残るは敵の大将エレディンのみ!
しかしその前に、驚くべきクエストが残ってました。
なんと「皇帝を暗殺するかどうか」の選択。
一瞬悩んだのですが、このレダニアの皇帝ラドヴィッドもひどい奴なので暗殺しちゃうことに決めました。
私はこのゲームは攻略とか一切見ずただただ自分の思うままに進めると決めたので皇帝を殺すことも厭いませんでした。
そして紆余曲折のはてに皇帝を追い詰めて、私は「殺す」選択はしたもののゲラルトよマジで皇帝を切り殺すのか!?って緊迫の場面で、新キャラが急に出てきて驚きました。
女魔術師フィリパ。
彼女はこれまでの長い物語でずっと名前だけ出てきた登場人物だったのですが、こんな終盤に実際の対面を果たすことになるとは。
彼女は皇帝に恨みをもっていて、自分の手で殺したかったからゲラルトから獲物を横取りしたのでした。
一応仲間なのですが、性格も言動もきつくて、なかなか強烈なキャラです。
でも私はこういうきつい女性キャラ嫌いじゃないです。
(ちなみに両目は皇帝に潰されたのだとか)(でも魔術師なので見える様子)
彼女らの力を借りたり、いろいろして、いざラストバトル。
その前に本命の恋人的ポジションの女性キャライェネファーから「戦いが終わったら一緒に旅にいこう」と誘われました!
これはきっとエンディングを左右する選択に違いない!
OKを選択しました。
どうやらこのゲームには恋愛ゲームの要素もあるようで、私はこれまで彼女の好感度を上げていたので、この選択肢が出てきて、OKすると「イェネファーEND」になるのだと思います。
そしてラスボス、エレディンとの対決!
はっきり言って楽勝でした。
「血塗られた美酒」のラスボス、吸血鬼デトラフのほうがずっと強かったです。
でもそれは当然で、普通デトラフはこいつの後に戦うもんらしいです。
ともあれエレディン撃破!
しかし、これでシリはもう安全に暮らせる……とはなりませんでした。
まだ問題がなんかあるのか!!!
それはこの世界全部に関わることで、この世界は近いうちに「白き霜」というカタストロフが起こって滅びる運命だけど、古き血脈のシリならそれを阻止できるのだと。
シリはずっとそのために死ぬつもりでいました。
ワイルドハントから必死に逃げてたのも、それを成し遂げてるまでは死ねないから。
私(ゲラルト)は止めたのですが、彼女は白き霜の中に突入してしまいました……。
ワイルドハントを撃退し、白き霜も阻止し、全てを解決した後日、ゲラルトは、シリの実の父親に彼女の死を報告せねばなりませんでした。
その父親は、ニルフガード皇帝エルヒム。
シリは王女様!
皇帝エルヒムは上に述べた皇帝ラドヴィッドと戦争状態だったので、両国の戦争の結果すらもゲラルトの行動で左右されるんですねえー。
スケールでかいな!
ゲラルトはエルヒムから失望され退散し、辺境のさびれた酒場へと向かいました。
そこにはフードを被った謎の人物が。お!お!
シリ生きてたあああ!!!
プレイしてる間、私も「実はシリ生きてるのでは!?」とずっと思ってたのですが、その通りで本当安心しました。
彼女は自分は死んだことにして皇帝になる道を捨て、ゲラルトと同じく怪物退治の専門家「ウィッチャー」として生きていくことに決めたようです。
ゲラルトから一人前の証の剣をプレゼントされて喜ぶシリ。
そしてEND!
感無量です。
「こうなってくれよ」と願ってた通りのエンディングで大満足です。
そして後日談。
なるほどなるほど。どうやら「ニルフガード帝国とレダニア王国の戦争はどっちが勝つか」「シリはどんな道を進むのか」「ゲラルトはどの女性とくっつくのか」などなどが分岐するわけですね。
そして私はエンディングをこの目で見終わってから、ようやく攻略サイトをまともに閲覧しました。そのへんを確認するために。
そこで驚きの情報が。
なんとシリが死んでしまうバッドエンドもありえたと。
しかもそれは、知らずに遊んでたらそうなる確率が結構高くて、バッドエンド回避の条件をクリアして初めて、シリは皇帝になるかウィッチャーになるかが決まるのだそうで。
私は攻略情報無しでバッドエンドを回避できてました!
すごいぞ!私!
シリと会話する際に、彼女を勇気づける選択を何回か積み重ねないと彼女はラストで死んでしまうのですが、私はそれを無意識のうちに達成できてました。
よかったあああ。
これ、もし、私の5か月間の苦闘がバッドエンドになってたら、かなりの精神的ショックを受けてたんじゃないかと思います。
はあああー(いろんな感情が混ざり合ったため息)。
というわけでウィッチャー3を無事にクリアできました。
本当にすごいゲームでした。
もともとはPS4 やパソコンのゲームだから、グラフィックとかはそっちでやれば最高なのでしょうが、ニンテンドースイッチ版なら「寝転がりながら遊べる」という最高のメリットがあるので、スイッチ以外では手に取る機会は永遠になかったかもしれません。
出会えて良かったです。
スイッチ持ってる人は、ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドとウィッチャー3の2作品を遊ぶのお薦めです。ウィッチャー3は合う人は限られますが。
で、ここで新たに悩みが発生します。
「2周目を遊ぶかどうか」です。
一度クリアしたことで「ニューゲーム+」を選ぶことができるようになり、最初からのプレイを幾分楽にできるようです。(難易度を一番楽なのにしたらさらに)
でも、クリアに283時間かかったのをもう一度やるってのは、いやまー、プレイ時間は今度は格段に縮められそうですが……。
どうしようか、ゆっくり検討しようと思います。
あと余談。
このゲームでは「人の頭蓋骨」をアイテムとして拾える場合があり、私はそれにカルチャーショックを受けて、何度集められるか挑戦しました。
83個拾えました!
ウィッチャー3 ワイルドハント コンプリートエディション -Switch 【CEROレーティング「Z」】 (【パッケージ版特典】豪華な特典3種セット 同梱)
- 発売日: 2019/10/17
- メディア: Video Game