内藤康弘の「血界戦線」と続編「血界戦線Back2Back」好きで楽しく読んでるんですが、よく思うことが一つ。
舞台になってるあの街、私だったら絶対住みたくありません。
舞台はヘルサレムズ・ロット。元はニューヨークだった都市。
ある日異世界と繋がってしまって、物凄いカオスな街となって大惨事や世界の危機などなど日常茶飯事で、「地球上で最も剣呑な緊張地帯」だそうで。
怖すぎる!
今現実で治安が悪いあんな国やこんな国なんか比べ物にならないくらい危険な街です。
あそこに住んでる一般人ってなんでわざわざあんな街に住んでんの!?
何か目的があって住み続けるのは理解できます。家族を探すとか。
あと元から地球にあった魔術的な業界と関わりを持ってた人とかなら。
この街には危険もあるけど魅力もあるので、一攫千金的なものを虎視眈々と狙ってる人も。
貧しかったり社会のはみ出し者だったりでここ以外に居場所がない人も多そう。
こういう人達だったらHLに住んでるのは理解できます。
でもそうでもなくて、HLを抜け出て地球上の別の都市に移住する自由もありそうなのに、わざわざHLに住んでる一般人もいそうに見えて、それがどうも謎です。
納得できそうな理由を想像すると~。
ひとつめ。人間にとってはHLは実はそんなに危険でもない。
毎日物凄い事件事故が起きて住人が死にまくってるけど、作中でそういうシーンがあっても死ぬのは異形の姿の異世界人がほとんどです。人類が死ぬこともありますが、大抵カタギとは言えない人らです。
それなりに気を付けて生活してたら、一般人はそうそう死なないような街である、とか。
異世界人は治安とか自衛とかの感覚が人類と違っててよく死んじゃうから「世界一危険」としてカウントされてるけど、人類の死者数割合だけなら他の都市と大差ない、とか。
ふたつめ。あの街にはもう実は一般人は一人もいない。
一般人っぽく見える人でも、実はみんな魔術師か何か、あるいは何かしらそれに関わってる人で、みんなあの街で生き抜く術を心得てたり、住むメリットがそれなりにある、とか。
飲食店も歓楽街も変なのばっかりだし。
みっつめ。実はどこに住んでも同じ。
HLに住んでようが、地球上の他の都市に住んでいようが、治安はどこも大して変わらないのかもしれません。
ひとつめともつながりますが、魔術的な大惨事が人類を襲う頻度はHLでも他の都市でも大差ない、とか。
うーん。謎です。
なんて言いつつも実は大して気にしてません。
なんとなくそれっぽい理由をこう勝手に想像して納得してます。
この漫画はライブ感やノリ重視で細かい設定とかを深く気にせず楽しむ漫画だと私は解釈してて、実際そう楽しんでます。
あとキャラクターもいいです。
ライブラのメンバーも熱くてザップ以外みんな好感度高いです。
あ、私は血界戦線を隅から隅まで熟読したってわけではないので誤認とかあるかもしれません。
血界戦線 Back 2 Back 6 ―Be quiet & Follow me.― (ジャンプコミックス)
- 作者: 内藤泰弘
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2019/03/04
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る