今のキン肉マンスーパーフェニックス、なかなかいいキャラです!
見てて笑えるところもあるし、熱いところもあるし、今のフェニックスすごくいい感じじゃないですか!?
本格化してきたオメガマン・アリステラとのバトル。
フェニックスは持ち前の知性で謎の数式を駆使して、頭脳戦で挑んでいるようです。
謎の数式です。
天才キャラが頭の中ですごい計算をしてて、背景とかになんか数式が出てくるんだけど、なんの数式なのかはよく分からないという。
まーともあれフェニックスはそれで以って、アリステラに最も効率的にダメージを与える技を出し、逆に技を食らうときは最もダメージを食らわない受け身をして対処していると。
アリステラの超人強度は推定8600万パワー!
対するフェニックスはたったの95万。
基本ポテンシャルはキン肉マンと同じなんですね。
その圧倒的な差をフェニックスは知性で埋めるのだという。
決めポーズは相変わらずいちいちかっこいい。
で、そんな盛り上がってきたバトルの最中で、いきなり安土城のオモシロ世界観が挿入されて、恒例のものとはいえその唐突さに笑いました。
そしてその内容も、ウルルとか黒海とかより一味違うオモシロで、かなりの白眉です。
安土城があった場所はもともとオメガの民が地下の超人墓場に攻め込むための拠点だったんだけど、始祖たちに気づかれて排除され、シングマンに「マッ」と壊されてしまいました。
そこに残されたパワースポット的な何かを嗅ぎ付けたのが、織田信長!
その場に安土城を建立しなんと超人墓場を攻め込もうと画策!
野心溢れすぎやろ信長。
信長は明智光秀に討たれるわけですが、その黒幕が、あやつだったと!
めっちゃスケールのでかい陰謀劇に笑いつつも感心しました。
話を試合に戻して、圧倒的な超人強度の差を知性で埋めようとするフェニックスでしたが割とあっさり限界が訪れます。
ゼェゼェ言い出しちゃって、アリステラの技をまたあっさり食らいだしたり、自分のフェイバリット、マッスルリベンジャーも不発になったり。
ピンチだフェニックス。
で、そんなときに不意に見えたフェニックスの心の内。
「こんなオレすら許してくれたあの男に二度と顔向けできない」
このセリフ、めっっちゃいいと思いました。
いつもいつも性格悪そうな態度で、高慢な物言い「フェニックス節」が目立つ彼。
今回の参戦も宇宙の一大事にはせ参じてはいるものの、どういう意図なのか真意がくみ取りにくい男でしたが、心の内にあるのはキン肉マンへの友情の心でした。
いいじゃないですか、こういうの。
前シリーズの小物ゲスっぷりの印象が強い彼だけど、今の彼は心ある勇士だったと。
(前シリーズはキン肉マンチームも結構なルール破りしてたからドッコイドッコイでしたけどね)
この直後に、知性の神が登場して、「悪魔の囁き」をかましてくれるのですが、フェニックスはたぶんそれをつっぱねるのでしょう。
ってことは、フェニックスにも例の正義超人の発光現象を起こすことだってできるかもしれません!
期待大です!
そうなったらアリステラがどうするのかも見ものですし。
私がずっと楽しみにしていたフェニックス VS アリステラのバトル、今んところかなりの満足度です。
どっちが勝つにしろ名勝負にふさわしい結末を期待してます。