二日間開催の文化祭まずは初日の午前、かぐやのクラスの出し物コスプレ喫茶の話が消化されました。
以前準備編で超ミニスカとか試着してたけど、かぐやは結局大正浪漫のはいからさんな衣装に落ち着いたようです。
週刊ヤングジャンプ 赤坂アカ かぐや様は告らせたい113話 「かぐや様の文化祭」
コスプレ喫茶…本当にベタで無難な文化祭ネタです。
ただかぐやのクラスは何のコスプレかテーマを全く統一してなくて、初音ミクみたいな作品系もいればただハロウィンみたいな漠然としたコスもいて渾然としてるのが特徴的?
そこでかぐやも何かのキャラではなく漠然と大正浪漫コスで、そして早坂も漠然とメイド服。
つうか早坂のはそのまんま普段の仕事服で、彼女はかぐやを驚かす(あるいは嫌がらせする)ためだけにわざわざそうしてるっぽくて笑えます。
仕事服で校内用のギャルキャラになる早坂が新鮮。
コスプレ喫茶は接客するのは女子のみという割り切ったシステムと「客の目の前でコーヒーを淹れる」システムのせいで男性客から大繁盛の大混雑。
この文化祭は誰でも一般参加できるんでしょうかね。
エリート校の文化祭とかって、招待状を持った生徒の親類縁者しか入場できないところも多いですが、この秀知院はなんか有象無象な男性客で溢れています。
かぐやも、お目当ての白銀に全然会えないままそんな男性客の接客をすることとなりました。
その男性客、「サンちゃん」さんと「J」さんという謎のおじさん二人組。
えー、この二人はこれまでに登場したキャラなんでしたっけ?
ここで初登場?
この漫画たまに濃いおじさんが登場します。
藤原が行ったラーメン屋とか、四宮家の主治医とか。
彼らはそんなおじさん達の誰かなんでしたっけ?思い出せません。
二人は何やらラーメンマニアらしいですが、サンちゃんはコーヒーにも造詣が深くてかぐやの素人のドリッピングに難癖をつけてきました!
めんどくさい迷惑おじさんです。
女子高生が素人なのは当たり前なんですから、普通ならこんなのただの筋違いな悪質クレームですが、今はそうとも言えません。
なぜなら完璧なドリッピングができる女子高生が現にすぐ隣にいるから。
それは早坂・ザ・万能メイド。
サンちゃんは早坂のいい仕事を見てたからこそ、「ハズレ」の素人女子高生が来たことがご不満というわけです。
そして早坂も早坂でサンちゃんに話を振られて即座に合わせてきてかぐやをケチョンケチョンにします。
さすがは万能メイドです。
プライドが傷ついたかぐやは「私はコーヒーは確かに素人だけど紅茶なら一級品!」とサンちゃんに挑戦します。
サンちゃんは受けてたって注文を紅茶に変更してくれました。
そんなときに白銀が来店してしまいますが、かぐやはおじさんとのバトルを優先してしまいます。
いいのかよ。
そして見事に(いつものように)紅茶を淹れるかぐや。
それを賞味したサンちゃんの判定は…合格!やった!合格です!
というかサンちゃんから合格を貰えたからってなんなんだって話ですが。
賞賛はとどまるところを知らずかぐや面目躍如ですが、サンちゃんはブレーキが壊れてしまいました。
かぐやの紅茶は恋の味だと。好きな男のための紅茶だと。
周囲の人間には変なおじさんのたわごとにしか聞こえませんが、かぐやにとってはまさに図星で思いがけない羞恥プレイとなり、これは暗にサンちゃんの審美眼が本物ということでもあります。
サンちゃん何者なの?
これまでどこかで出てきたおじさんなのか?それともこれからどこかで重要な役割を担う意外なおじさんになるのか?
この漫画、おじさんを描くときは、顔の輪郭とかほうれい線とかいつものキャラと造形が違うから妙に嫌な存在感があるんですよね。
サンちゃんはかぐやの恋が実ることを祈ってくれて颯爽と退場。
かっこいいけど、要は高校の文化祭に遊びに来て若者の青春を吸いに来たキモイおっさんです。
そして今週のオチは、キモイおっさんのせいで白銀との時間が減って軽く憔悴するかぐやの前にさらにキモイおっさん(白銀の父)が出てきてそれだけでかぐやノックダウン、というものでした。
綺麗にオチが決まりました。
しかし、この漫画、以前の体育祭のときもそうでしたが、今週の話は文化祭の中では本当に前哨戦に過ぎないのでしょう。
今後いろいろと大事件、大イベントが起きるのかと思うとハラハラします。
例えば白銀が海外留学を志望しているのを知ってるのは一部の教師とこの白銀父だけなわけで。
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