伊井野は僕が守護(まも)る!
と、頼まれもせず勝手に使命感に燃える石上はかなりキモイです。
しかしキモさで言うなら伊井野の音楽の趣味のほうがかなりのものでした。
週刊ヤングジャンプ 赤坂アカ かぐや様は告らせたい85話 「伊井野ミコは癒されたい」
そういえば、単行本8巻の電子版の冒頭の登場人物紹介の欄。
かぐや様は告らせたい/8/〜天才たちの恋愛頭脳戦〜| 赤坂 アカ| ヤングジャンプコミックス|BOOKNAVI|集英社
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とかで該当部分を試し読みできます。
伊井野がこの欄に初登場しましたが…なんですか、裏ヒロインって。
裏ヒロインなの!?
いやいや、石上は、ほら、以前から裏主人公とありましたけど、それで、伊井野は裏ヒロインなの?
裏ヒロイン…。
さて今週はその裏主人公と裏ヒロインが生徒会室で二人きり。
ですが、伊井野は相変わらず石上に対しての態度は辛辣の一言。
そして石上もそれに慣れっこ。
で、伊井野がイヤホンが外れてるのに気付かずにスマホに入れて聴いてる音楽がダダ漏れとなり、その内容が問題となります。
声優CDで、ひたすら肯定して励ましてくれるというやつです。
伊井野はアニメとか声優とか好きなんでしょうか?
むしろそうであったほうがまだいいです。
ただの声優オタなら別に普通ですけど、声優とか興味ないけど「励ましてくれるCD」は欲しい人だとちょっとあまりにもいたたまれません。
石上は遅れて生徒会室にやってきた2年生たちに伊井野の恥ずかしい声優音声を聞かせまいと奮闘します。
しまいには自分を犠牲にして、伊井野にイヤホン外れてることを秘密裏に教えてあげようとまでします。
なぜそこまで。
石上という人間は彼なりの人道的使命感を持ってることは知っていますし、伊井野のほうも(あまりに融通が利かない自業自得の面はあるとはいえ)散々傷つけられてきた子ですから守りたい気持ちは多少は分かりますが、石上必死すぎです。
なぜかっていうと答えは一つしかないのでしょうか。
伊井野のこと好きなんでしょうか。
中学時代に伊井野に押し花の手紙を送ったのはやっぱり石上なのでしょうか。
70話参照!
しかし石上の思惑はどうあれ作戦はあえなく大失敗。
伊井野はイヤホンに全く気付かないまま再生ボタンを押してしまい、2年生たちの前で生き恥を晒してしまいましたとさ。
最悪の結末。
石上の良かれと思った行動がかえって伊井野がかいた恥を増幅させてしまいました。
結果論ですが、「素直にイヤホン外れてると教えて確実に恥はかかせるけど最小限の傷で済む」安全策をとるか、「さりげなく気付くように促せば無傷で済むかもしれない」賭けに出るかの2択で、石上はその2択に破れたと。
どっちがいいとは簡単に言い切れない問題で、悩ましいです。
私としては今回は石上をかばいたいです。
彼は(キモイけど)頑張ったし、伊井野はちょっとアホすぎた!
アホなのがかわいいんですけど。
しかも、自分が今の今まで痛々しい声優音声を聴いてたくせに石上の電波ソングを「恥ずかしい」なんて上から目線になれるってかなりのアホです。
本当アホなのがかわいいです。
やっぱり私はそんなアホな伊井野が好きです…という感想です、今週は。
かぐや様は告らせたい?天才たちの恋愛頭脳戦? 8 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
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