進撃の巨人、今更ながら「先月号」108話の感想ブログです。
もう最新号の109話読んじゃったあとですが!
先月号は、先々月から引き続き昔のエレンは本当に仲間を思いやっていたという話でした。
そういえば別冊少年マガジンって公式には「毎月9日発売」ですが、近所の本屋では6日に並んでることもあります。
関西では発売日が早いとか???
なんでなんでしょうね。
私ブログをさぼってたせいで先月号のぶんの感想をずっと書きそびれてて、もう次の話読んじゃいましたが、やっぱり、遅れてでも書いておきたくなりました。
さて。108話サブタイトル「正論」の冒頭は、憲兵団の酒席から始まりました。
ナイルは初期からたまに出番がある息の長いキャラですね。
確かエルヴィンと女性絡みでなんやかんやと思い出がある人でしたっけ。
そんな彼らはマーレ風のうまい酒を飲みながら、ローグという男の女王ヒストリアへの愚痴を聞かされています。
私にはこのおじさんの愚痴も、言い方はひどいけど、正論に聞こえました。
先々月号のサプライズ情報ヒストリアの妊娠の経緯が明かされました。
相手の男はヒストリアの幼馴染で身元も調査済みの人物ではありますが、名前もまだ不明で、結局のところ読者にとってはどこの誰ともわかんない男でした。
その彼をなんの感情もなさそうな目で見るヒストリアがこわくて素晴らしいです。
彼女にとっては妊娠することが重要で、相手は誰でもよかったっぽい。のかな?
多少なりとも信頼関係を築いてた兵団同期の顔見知りの誰かではないところがまた嫌なリアルさがあります。
ライナーがこのことを知ったらどうなるでしょうね。
しかしこの妊娠した目的って、ローグが語ってた「妊娠すれば当分巨人にされずに済む」ってのと、キヨミが言ってた「王家の血筋を増やす」っていう2つがあって、どっちも「地鳴らし」に繋がる道です。
「孕めばいい」はイェレナの入れ知恵だとしても、ヒストリアは自分で選んだわけで。
「今のあの人は何を考えてるのか分からない」度はエレンほどではありませんが、このヒストリアもそうとうなもんです。
最初にジーク発案の「地鳴らし作戦」をキヨミから聞かされたときは、エレンもヒストリアもそれだけはなんとか避けたいとギリギリまであがこうとしてたのに、なんでか二人ともあっさりと趣旨変えしてしまったようにしか見えなくてめっちゃ不自然に感じます。
こわいわあー。
関係ないですが、「妊娠」といえば、もしミカサがリヴァイとの子を妊娠したらその子は最強のアッカーマンになるんじゃないかって思ったことがあります。
今のエレンならミカサにそれを強いるようなこと言ってもおかしくない気がしませんか?
ローグさんはマーレ人に対して「おいマーレ人」と横柄な態度で、なんかマーレ国内でのマーレ人と収容区のエルディア人の立場が逆転してて、嫌な感じの演出です。
壁内では捕虜になった(義勇兵以外の)マーレ人は差別的な待遇を受けてるっぽい。
ニコロも前回ではサシャの墓前で暴力受けてましたし。
場面変わって兵舎かどこか、アルミンと、ミカサ、ジャン、コニーの4人が合流してて話し合ってます。
アルミンはサシャの葬儀の後、一人だけ埋葬には立ち会わずに水晶のアニのとこに行ってたのしょうか?
4人が話すのはもちろんエレンのこと。
エレンは変わってしまった。
ジャンとコニーはもうエレンは仲間とは思えないレベルになってしまったと言い、ミカサはまだエレンはエレンのままだと信じようとしています。
そして1年前の回想シーン。
イェレナたちと初めて会って2年(キヨミと会談して1年)、その時点ではまだエレンはエレンのままだったというエピソードでした。
島内に鉄道の線路を引く作業をやらされている104期の6人。
ミカサがものすごい馬力でレールや枕木を担いでてすごすぎます。
6人はこのころ17,8歳くらいでしたっけ。みんな現在の大人の姿にかなり近くなってて、背も伸びてるのがリヴァイさんは不愉快そうでここはちょっと笑えました。
しかし、世界の状況は相変わらずよくないです。
世界平和への道は絶望的で、パラディ島はやっぱり全世界の仮想敵国つうかモロ敵国で、やっぱり地鳴らし以外の選択肢が狭められていきます。
でも調査兵団は今度は全世界を自らの目で調査しようとハンジが希望を捨てずに提案。
マーレに潜入するとして、今後のことをみんなで話し合いました。
特にエレンの進撃の巨人の後継者について。
既に超大型になってしまったアルミンを除いて4人みんな後継者に立候補します。
4人が立候補するのは仲間を思いやってのことでした。
13年の寿命を架せられることはやっぱり重くて「ここにいる誰かがそれを背負わされるくらいなら自分がやる」とみんな思ってます。
しかしエレンのほうが全員を拒否。
それもまた「お前らが大事だからだ」という理由。
あー、みんながお互いを思いやっているのが伝わります。
ほんの1年前まではエレンはこうだったのに!という物悲しい回想シーンでした。
回想終わってミカサは必死にエレンをかばいますが、ジャンとコニーにはあのころのエレンはもういないという心境になっています。
サシャが死んだときエレンは笑ってやがったと言います。
そのシーンを読み返してみたら、「クックック」と笑ってたのは確かですが、直後エレンはすごい辛そうな表情もしててあの笑いは自嘲のようにも見えますが。
うーん、わからん!
二人がエレンをもう信じられないという話も正論に聞こえます。
結局エレンが何を考えてるのか確かめる方法は、アルミンの言う通り、直接話すしかありません。
あ、そういえば、ダイナだった巨人って死んでたんですね。
あれが生き残っていれば知性の巨人にするとかなんか使い道があったかもしれないのになあー。
エレンがここまで唐突に人が変わってしまったのはやっぱり不可解です。
読んでて連想したのが、以前レイス家がずっと思想的に呪縛されてたという「不戦の契り」です。
エレンはあれの逆バージョンの「「戦え」の契り」的なことを誰かにされて思想的に変えられてしまったのではないか、みたいな。
ないか???
ないね。(自己完結)
そして場面はまた変わって、ガビとファルコ。
脱走して行くあてもない二人ですが。
ガビは「自分は善良なエルディア人/島のエルディア人は悪魔」という価値観を精神的な支えにしつつも自暴自棄になってます。
ファルコはすでにその価値観から抜け出していますが、ガビはこれからどんどん壊れていくのだと思うと、心配でそして楽しみです。
(擬音が相変わらずふざけてます)
(「エドシーラン」「バッチィ」)
ファルコはガビをなんとかしたいけど、なかなかうまくいかない。
そこに声をかけてきたのが見知らぬ少女。
(今月号を読んでこの少女が誰かやっと分かりましたが、先月号の時点では本当に誰かわかりませんでした)
二人は少女のところにひとまずやっかいになると。ドラマがあるわあー。
ラストの場面はマーレのいくさ跡。
マガト隊長たちにジークの思惑がばれました。
そして全世界が「打倒パラディ島」で一致団結しつつあると。
タイバー公の望み通りに。
そしてそれは同時にジークの望み通りでもあり、地鳴らし発動の状況がますます整いつつあるということでもあります。
こえー。待ったなしやなあー。
ライナーは全世界連合軍結成までの時間すら惜しんですぐにでも奇襲をかけるべきと提案して先月号は終了と。
しかし、鎧も顎も車力も今となってはみんな負け犬に見えてしまって、正直弱そうです。
マーレ軍になにか策はあるのか!?
書きそびれてた先月号の感想を書けて満足です。
続けて今月号の感想も書こうっと。
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