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天穂のサクナヒメをクリア! 人と神の世界に翻弄され、それでも生きる!

スイッチの「天穂のサクナヒメ」クリアしました。

 

いやこのゲームは一度クリアしてからが本番系でしたが、でもとりあえず本編はクリア!

 

ストーリーは意外なほど起伏があり飽きず、またそれがゲームシステムとうまくリンクしてて、感心して夢中で遊びました。というか今も引き続き夢中で遊んでます。

 

ネタバレあり感想です。

 

 

私がこのゲーム遊び始めて最初に疑問に思ったのは「舞台の島は具体的にどういう世界観なわけ?」「メインの6人は何を思ってこの島で生きてくわけ?」みたいなのでしたが、プレイ中にちゃんと見せてくれました。「なるほどなあ~」と感心しました。

 

 

細かいところは曖昧になってるのですが、プレイヤーが自由に想像して解釈してそれで問題無いような感じだったので、そのへんはそれでいいと思いました。

 

たぶん神の世界「頂の世」人の世界「麓の世」は連動しつつも時間の仕組みが全然違う不思議な関係の世界観なんだと私は思います。そのへんについては後述します。

 

そんな不思議な世界で6人、いやココロワ入れて7人、いやタマ爺入れて8人、が、懸命に生きてく物語でした。結構感動しましたよ。

 

 

 

さて、えーと、ゲームを開始して最初は母屋と廃田くらいしか無かった我が家は、本当に進行に応じて着実に充実していき設備も揃っていき、すごく嬉しくなります。

 

 

 

最初の頃は雨が降っても傘もささずにそのへんにボーッとつっ立ってただけのきんたゆいも、自分らができる仕事をしたいと言い、その設備を頑張って作ると、それがまたゲームシステムにフィードバックされるという、よくできた仕組みのゲームです。

 

またキャラクター的にも、時折幕間劇みたいなのが挿入されて、彼らがどういう奴らなのかが理解できていきました。

 

 

ただココロワが神界の何者かにそそのかされてサクナブランド米経営戦略を妨害する事件については遊んでても経緯や真相が全然分かりませんでした。

 

これは後でネットで調べてみたら、本当に不明なままで終始してるそうです。サクナを貶めようとしたのは一体何者なのか!?は、マジで別の話なようです。

 

そこでまたもや倉庫が爆発してしまい、その顛末は面白かったですけど。

 

 

ココロワは彼女なりにサクナへ複雑な思いを長年抱いてて、それを必死に吐露しようとするのですが、それをしだした時と場所が最悪。なにも爆発寸前の倉庫内でせんでも。

 

そして案の定爆発した倉庫。今回はココロワという完全に非のある犯人(犯神)がいるので処罰が下されようときに、サクナが彼女を庇う口上がとても見事でした。

 

 

「前の爆発が悪しき爆発とすれば、此度の爆発はよき爆発にございます!」という。これはゲーム内名言中の名言ですな。

 

サクナ最高です。素晴らしい。

 

それに結局は許すカムヒツキもカムヒツキです。ええんかそれで。

 

事件の真相はわかんないままだけど、面白かったからまーいいか。

 

 

あと真面目に印象的だったのは、アイガモ

 

 

かいまるは犬や猫や牛とか動物をどんどん拾って、猫以外は日々の生活で役立ってくれます。

 

アイガモ農法は知ってました。鉄腕DASH以前から。この農法の要点はシーズンが終わったら「アイガモを食べる」という食用家畜としての側面があることだと思います。

 

サクナヒメではどうすんだろと思ってたら、やっぱり食べることもちゃんと考えてあって、ここは結構真面目に感心しました。

 

 

選択肢が出たときはちょっとドキッとしました。ただ、一度食材にしてみましたが、本当に単に鴨肉をゲットしただけでした。そこはなんか虚しかったです。

 

このゲームにおいてはここまで進めたら食料の確保はもうなんの不安も無い状態なうえ、「生きるために動物を殺して食べる」は敵キャラの動物鬼を殺すことで用が足りてしまうので、本当にアイガモを殺す必要性が無くて、無いならわざわざ殺したりはしないよなあ~。

 

それ以降はアイガモは毎年放置してます。かいまるは毎年古いのを逃がしては新しいのを捕まえてきてると。ふーむ。ま、ここも、これはこれでいいか。

 

 

 

そしてそれと無関係では無い話が、傷ついた兎鬼でした。

 

 

サクナはこれを「殺すべき」と言い、私もそれに同感でした。

 

全く躊躇なく決断できるわけでもないけど、助けるリスクや、これまで散々殺して食べてきた動物鬼なのにこいつだけ助けることの不条理を思うと、やっぱり殺す決断をすると思います。

 

これはなんていうか、例えばニワトリをペットにしてかわいがってる人が鶏肉を食べることとも違う問題だと思いました。

 

この件では、今が戦争(生存競争)中であることや、殺して肉にする作業をするのが自分自身であるってことが結構重要だと思います。

 

サクナには、この島で敵から仲間を守り、敵を殺して肉にして仲間を食わせる、責任と権利の両方が強く存在しますよね。殺して食べるってのは本当に大事なことです。

 

しかしサクナは仲間にほだされ、この兎鬼を助けてしまいます。

 

この判断が後に不幸を招き、さらに後には救いをもたらします。

 

 

 

この島に一緒に辿り着いて力をつけていた石丸との戦い、その黒幕大龍による火山の噴火、兎鬼をスパイにして我が家が襲撃される、という、怒涛の展開が一気に襲い掛かりました。

 

 

マジかよ。

 

 

 

 

これまで順調過ぎるほど順調に充実していった設備もサクナのパラメータも失われるというかなり厳しい仕打ちに驚きました。

 

武器と食料とかが無事なのはせめてもの幸いでしたが。

 

 

大龍には(文字通り)太刀打ちできそうもなく、どうすりゃいいのと途方に暮れたときに登場したのは、ココロワ。心強いぜ、ココロヅヨイココロワ。

 

 

 

5人も再建を誓い立ち上がり、希望というかゲーム的にこれからやることが理解できて、頑張ってパラメータと設備を取り戻すぞ!と。

 

 

またきんたとココロワが協力することで文明がさらに進むことにもなってて、このゲームの世界観では、様々な道具は、二人が発明したって設定で登場させることが可能になってるわけですね。なるほど。

 

二人がここでずっと頑張ったら、そのうちトラクターと田植え機とコンバイン、あと冷蔵庫とかも発明できそうな気がします。

 

 

 

で、そのココロワが、このゲームで私が一番気になってたことも語ってくれました。

 

 

あー、やっぱり。人がここで暮らすと、その間不老となり、さらには徐々に人でなくなるのね。薄々予想してたことが明らかとなりました。(冬に薄着でも平気なのもたぶんそれのせい)

 

ゲームしてて確かこのへんで7年くらい経過してたのですが、5人は年をとらないどころか、そのことを疑問にも思ってなかった感があります。

 

これはもしかしたら頂の世と麓の世では時間の流れが全然違うんじゃないかなって気がしました。

 

ゲーム内では時間の流れは12ヶ月間が12日間に圧縮されてますが、頂の世の時間感覚は本当にそれに近いものなのかもしれません。

 

ここで7年過ぎても、麓の世も同じく7年過ぎてるとも限らないんじゃないでしょうかね。あるいはさらに時間の流れの理屈自体が違うとか。まさに神隠し的な。

 

天浮橋を渡り神の世界に迷い込んだ人は、次に天浮橋が出現したとき帰るのは、(時空を超越して)自分が迷い込んだときの人の世界になるのかもしれません。

 

なんかそんな風に思いました。大して根拠は無いんですが、なんとなく。

 

だから仮に人がこの島で1000年過ごしても、帰るのは1000年後の人の世界では無いんです。たぶん。

 

私はそう脳内解釈して、かなり納得してすっきりしました。

 

 

 

で、話を戻して。サクナに一度敗れた石丸は、それでも野望や怨念を捨てられずにいます。

 

 

彼が食べ物を意図的に粗末にする場面が印象深かったです。

 

彼は弁護の余地の無い加害者の悪人ではありますが、麓の世で理不尽に苦しめられてきたという点だけは、5人と同じです。

 

彼がこの島で食べ物に困らない生活ができても怨念が消えない気持ちは私は理解できなくもありません。

 

神様の都合で人の世界が富んだり飢えたり振り回され、人生をめちゃくちゃにされ、今飢えずに済むようになったからって「ありがたい」とか思う気にもなれない、むしろ「ふざけんな」となるみたいな感覚は。

 

 

ただ田右衛門以外の4人は、何かに虐げられた石丸にさらに虐げられた本当に罪の無い弱者だったので、やっぱり石丸にはなんの弁護の余地もありませんけどね。

 

このへんの人間ドラマも結構見ごたえがありました。

 

 

 

サクナは再び石丸を倒しますが、彼の怨念はやっぱりどうしようもなさそうな感じ。

 

 

そこに登場したのがあの兎鬼でした。

 

 

ここで石丸と兎鬼が何をどうしたのか具体的には描かれなかった感じでした。

 

ここも曖昧ですが、石丸と近い立場の存在が彼に寄り添ったおかげで、彼が第二の大龍にならなくて済みそうな感じはなんとなく伝わったので、それで良かったと思います。

 

サクナがあの傷ついた兎鬼を殺さなかったおかげで、都合のいい結果論ですが、何かが救われました。

 

サクナは女神様だという本領が発揮されたってことで。

 

 

 

立派だぞサクナ!御柱都でグータラしてた能無し酔っ払いだったころとはもう別神だぞ!

 

 

でもやっぱり酒は大好き。

 

 

我が家の加工品では、濁酒どころかまさか大吟醸まで製造できるようになるとは。

 

このゲームでは稲作は手間も時間もかかる割に酒造はボタン一つで完了してしまうのは気にしないことにします。

 

 

あげくの果てにはビールまで作れてしまうのには笑いました。ミルテの好物だそうで。

 

そういや話は変わりますがミルテはフォロモス教という一神教の宣教者で、そんな彼女がバリバリの多神教の世界に迷い込むってのは、なかなか挑戦的だなあ~と思いました。

 

ま、フォロモス教は架空の宗教だし、ヤナトも別に日本ではない架空の国だし、問題無し。

 

 

公式サイトに彼女が頭巾を脱いだ絵がありましたが、ロングヘアなのも架空の宗教だからですね!

 

 

 

あとラストバトルの前で他に印象的だったのは、あの変な奴。

 

 

サクナの持つ羽衣異世渡りの領巾を作った者で、ゆいが人の姿でいられる理由の、あいつら。

 

 

なんでしたっけこいつら。スクショは撮ったけど名前とか忘れちゃった。ぐぐったら「訪れしもの」でした。

 

ああ、そうだそうだ、頂の世とかの神々よりもさらに上位らしき存在。その頂点が創世樹でしたっけ。

 

(フォロモス教も創世樹を信仰する一神教なんでしたっけ)

 

ともあれ急に素っ頓狂などんぶりUFOが出てきて呆気にとられたことだけはよく覚えてます。

 

ゆいの正体のインパクトも霞みます。

 

 

それよりもここから、ラストに向けて別れの予感が強くなることにしみじみしてきます。

 

 

 

サクナが女神として自覚を持ち、大龍を討つ使命に目覚めるということは、カムヒツキの勅命を果たすことであり、それは同時に5人にとって、その暁には、次に橋が出現したときに、ここに残るか麓の世に帰るかを決めるときでもある、と。

 

切ない。いっそいつまでもここで稲作続けていたい。けど、使命を果たさねば。

 

プレーヤーの私が「さあラスボスに挑むぞ」と決めるときが、サクナが未練を振り切り使命を果たすときです。感情移入させてくれる心憎い舞台設定です。

 

 

そして確か13年目。ようやくサクナがこの島の問題を解決させます。

 

 

サクナ威風堂々。かっこいいぞ。

 

 

 

そしてラストバトル。

 

 

倒すのはちょっと苦労したけど、ミスらずに初戦で勝てたので、楽勝なほうだったかも。

 

しかしサクナは全ての死力を使い果たしました。そこで命燃え尽きようとしたときに、父母タケリビトヨハナに救われ、生きて帰ってくることができたのでした。

 

 

5人との別れも切ないのに、さらに両親ともこれでさよならかあー。

 

でも両親と最後に会えて別れの挨拶ができたことは、間違いなく良かったことです。

 

 

寂しいけど、胸を張って我が家に帰るサクナはマジで立派だったと思います。偉い!

 

エンディングもいい曲でした。

 

 

そして最後。5人のうちミルテときんたとかいまるは帰り、田右衛門とゆいは残ると。

 

サクナもこの島で暮らし続けると。

 

笑顔で晴れ晴れと、しかしやっぱり切ない別れ。

 

非常~にしんみりするエンディングでしたが、彼らの選択はよく分かるので、満足できる終わり方でした。

 

 

いい物語でした。

 

その後、もしかしたら、ミルテもきんたもかいまるも、麓の世で天寿を全うした後に、このヒノエ島にまた来れるってこともあるかもしれません。

 

いや、別れが美しかったから再会は蛇足かなあ?

 

いやいやどう思おうがプレーヤーの自由です。勝手に想像して勝手に満足して、それでいいんだと思います。

 

 

で、クリア後はどうなるのかなと思ったら、時間が巻き戻るのね。

 

私としては、これ以降はストーリーとはほぼ無関係なパラレルワールドなおまけ要素として楽しむことにしました。

 

 

クリア前では途中までしか潜れなかった天返宮の最奥まで潜れるようになると。

 

そこでは大量のザコとかつてのボスキャラ達と戦いまくれて、最奥に待っていたのは、ダークサクナ。

 

 

しかもこれが最奥ではなく、真の最奥はその3倍だと。

 

こりゃ、地下300階のダークサクナを倒したときが真のクリアだな。私はそう思うことにしました。

 

それ目指して今も強化や探索や稲作を続けてます。まだまだ楽しめそうです。このゲーム。

 

 

ちなみに100階のダークサクナを倒したときには格72でした。

 

格99まで育ててみたいかも。

 

それに装備してる神霊樹の面は性能はいいけど見た目はどうも好きになれないので、これを外しても300階ダークサクナを倒せるくらいになりたいです。

 

このお面はなにやら、カムヒツキの若い頃の顔で、このゲームのメーカーの過去作「花咲か妖精フリージア」の主人公で、つまりそういう世界観らしいですが。でもやっぱりこのお面は変だと思います。でも便利。

 

 

 

さ。このゲームの物語についての感想はこれでだいたい書けた気分。あとは「遊び尽くせた」と思えたときにでもまたゲーム全体についての感想ブログ書きたいです。

 

私はニンテンドースイッチでたくさんのゲームを遊び比べるような生活は全然してなくて、このゲームが客観的に相対的にどれほどの面白さなのかは知りません。でもすごく面白かったし素晴らしかったと感じました。それは私の間違いない感想です。

 

 

 

 

 

 

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