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「ココロワ稲作日誌」感想 あれ?お、お前……?

「天穂のサクナヒメ ココロワ稲作日誌」 安藤敬而著 JUMP j BOOKS って本読みました。

 

こりゃ原作ゲームの天穂のサクナヒメをクリアした人(あるいはアニメ版を視聴した人)以外は読んでも少しも楽しめないと思います。完全にそういうタイプだと割り切って作られたゲームのノベライズです。たぶん。

 

その前提で読めば良作です。特に作中には「ん!?」となる要素があり、これを読んだ以上は今後のゲーム展開も追いかけたくなるって思いました。

私は以前にニンテンドースイッチでサクナヒメのゲームを楽しんで、あと去年アニメ版も視聴して「やっぱサクナヒメええやんけ」と感心して、小説もそのうち読もうとずっと思ってて、そのうちが最近やってきたので買って読みました。

 

読んだ感想は「ん!?」でした。以下ネタバレあり感想。

 

 

お前黒幕とちゃあたんかい!?

 

読み終わって真っ先に思ったのがそれでした。

 

もちろんウケタマヒメのことです。黒幕じゃありませんでした。いい人でした。

 

 

 

そういえば話は変わりますがサクナヒメは去年アニメが終わったあとにいくつかの新作の発表がありましたね。

 

 

スマホゲームアニメ続編外伝のゲームという。私はスマホのゲームってよっぽど興味が湧いたのでないと手を出す気が起きなくて、これがそれほどになるかは分かりません。アニメは見たいです。外伝はもちろん興味あり。

 

その外伝「ココロワと創世の歯車」はその名の通りココロワヒメが主人公なのでウケタマヒメ登場するでしょうかね。ちょっと出てほしいですね。

 

ところで対応ハードはやっぱりニンテンドースイッチ2でしょうか!?

 

まずスイッチライト2が欲しいです。

 

 

 

で話を戻してウケタマヒメですが。

 

原作ゲームではココロワが何者かにそそのかされてサクナ米「天穂(あまほほ)」の偽物が出回る事件がありましたが、それを誰がやったのかは謎のまま終わりました。アニメでも特に補完はされませんでした。

 

そしてこの小説も。まず冒頭にウケタマヒメなるオリキャラの詳しい設定が紹介されて「重要人物?」「もしかして黒幕?」と思ったのですが、読み始めてみたらココロワとは文壇の方向で関わる相手っぽくて、また稲作パートでは虫鬼というオリ敵キャラがこれまたやっぱり謎の黒幕の手引きで登場しサクナ達を襲い、結局今回も黒幕が誰かは分からずじまいでした。

 

 

ウケタマヒメは結局どういう役どころだったかというと、ココロワが朧月香子ってペンネームの覆面作家として活動し、どうやってサクナ達に秘密でいられたのかの説明を補完するキャラでした。これはこれでそういやココロワがサクナに自分の正体を秘密にできた方法は謎だったことを、私は小説を読んで初めて気づいて、説明がされたことに感心したのでした。

 

ウケタマは別の方面での重要人物でした。なるほどねえ。

 

しかも優しい人でした。黒幕かと疑ってごめん。

 

ちなみにウケタマヒメは随筆家で、ココロワは香子という名の小説家で、つまりは清少納言と紫式部のようなイメージなわけね。Say Show now go on。

 

あとこれってこの二人はそれぞれ歌と踊りの神、車輪と発明の神ですが、文学の神にもなったってことなんじゃないんでしょうかね。ゆいが機織りの神になったように。

 

ヤナトの神々はなんの神に開花するのかは単なる生まれよりもそれぞれの精進で決まるのかな、とかも読んでてちょっと思いました。能無しサクナが立派な豊穣神かつ武神になったように。

 

 

そして黒幕のほうですが、この小説でわざわざ虫鬼なる敵を出しといて黒幕を明かさなかったってことは、作者安藤と原作者えーでるわいすはかなり明確な意図で「ここでは明かさない」と調整したってことですよね。

 

ありのまま言うと私は読み始める前には明かされることを期待してました。その意味では期待を裏切られたわけでもあるのですが。

 

しかし。こうも引っ張って、そして新作ゲームや続編アニメを発表して、そこまでされたんなら、このことは、「おお、だったらこれからちゃんと謎を明かしてもらおうやないかい」とこの作品の続きを追いかけるモチベーションにちょっと繋がりました。

 

というわけでこの小説は作品の謎の部分は意図的に消化不良となってて、謎以外の部分ではココロワの稲作や小説への想い、島の5人の別れの前の賑やかな日々、などなどがしっとりと描かれた良作でした。

 

さあ、今後が楽しみです。そういやアニメの続編って何やるんでしょうね???

 

 

女殺し油地獄

 

 

 

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