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かぐや様は告らせたい193話感想 「弟」と「弟のような存在」は別物

展開の予想できない漫画ってのは、読んでて楽しいです。

 

週刊ヤングジャンプ45号 赤坂アカ かぐや様は告らせたい193話 「子安つばめと石上優 前編」

 

 

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つまるところ石上子安はくっつくのか?

 

本当に分かりません。

 

私自身としては、今、どうしてもどちらかに賭けるとするのなら、くっつかないほうに賭けますが。全然自信無いです。

 

これまでこの作品で描かれてきた物語を読み込んでも、漫画というもののセオリーを鑑みても、全然予想つかなくて、むしろ読者に予想できないように執筆されてるような気すらします。

 

 

この「予想ができない」という状態は、2020年10月8日からたぶん14日までのこの間だけ実感できる醍醐味です。

 

単行本派の人では味わえない、リアルタイム本誌読者だけが味わえる「どうなるのか分からない」という感覚です。

 

私はもう予想できないもんだから、そのこと自体を楽しむことにしました。来週号までの間。

 

 

 

この世の全ての漫画とかでは、バトルとか試合とかが始まったりすると、どっちが勝つのかは9割予想つきますよね。

 

ワンピでルフィが誰かと戦っても、どっちが勝つか分からないのなんて特別な大物キャラの時だけで、他の敵幹部とかと戦って「負けるかも?」なんて思うわけがないです。

 

(ただこの場合は「勝てるのか」ではなく「どう勝つか」が重要なので、つまらないとは決して言いません)

 

しかし、世の中には稀に、どっちが勝つのかとか、主人公はどのヒロインとくっつくのかとか、展開が予想できない漫画ってのが存在します。

 

今回のこれがそうです。私にとっては。

 

喧嘩稼業上杉均芝原剛盛が戦ったとき、どっちが勝つか全然予想できなかったことをふと思い出しました。あれくらい予想できないです。私は。

 

 

 

さて。今週の話は、かなりの部分を子安のモノローグが占めています。

 

以前私は「この漫画ではモノローグがあるか無いかは結構重要なのでは?」的なことを一度ブログに書いたのですが、そういう視点で見たら、子安が自分の胸中を大いに語った今週の話は、総決算と言うか転換点と言うかかなり重要な位置づけかと思います。なんか。

 

これまで子安はモノローグを語ったことがほぼ無かったんですよね。完全にゼロでもありませんでしたが。

 

完全にゼロなのは伊井野だけです。

 

ちなみに藤原もそうでしたが、最近モノローグを語ったシーンが出ました。

 

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(190話目にして藤原の記念すべき初モノローグが、これ)

 

藤原はこの作品では完全なジョーカー存在だから別としても、伊井野もいつか今週の子安みたいに自分の胸中を自分の言葉で語ってくれる特別な日が訪れるのでしょうか?

 

 

 

話を子安に戻して、そんな彼女が初めて明かしてくれた胸中は、要するに「石上を知れば知るほど好きになっていったけど、その好きな気持ちはどんどん恋愛感情からは離れていった」といった意味のものでした。

 

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以前の子安は「好きになってくれたお礼」として石上に自らセックスをしてあげようとしたのですが、今の子安は、仮に石上が「分かりましたつばめ先輩のことはもう諦めるんで、そのかわり最後の思い出に一度だけさせてください」と頼んできたとしても、とてもじゃないけど受け入れられなくなってそうな気がします。

 

セックスは重要だけど、それ以上に重要で大切なものを、子安はここ最近頑張って石上に捧げたって感じです。

 

それはもちろん大友の事件の誤解を解き、彼の残り2年の高校生活を修復することです。

 

うーむ、それが、かつて白銀父から人生相談アドバイスを受けて出した「自分がしたいこと」の結論なんでしょうか。

 

 

子安が石上に抱いている愛情は「弟」と言ったところなんでしょうか。かぐやが石上に注いでいる愛情と同じものなんでしょうか。

 

それはちょっと違うかなと私は思います。かぐやには「男として好きな男」と「弟として好きな男」の違いが明確に存在しますが、子安の中にはそういう基準とかは特になく、むしろ煮え切らなくなってたあたりに付け入る隙が確かにあるようにも見えます。

 

 

大仏もそれを看破してたようです。

 

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「弟」と「弟のような存在」は似てるけど別物です。

 

曖昧で煮え切らないままでもいいからとにかく一度試しに付き合ってみればそのうちしっくりくるかもしれないよ?みたいな。

 

みじめに足掻いたらまだワンチャンあるかもよ?みたいな。

 

実際に子安はそういう押しに弱いらしいです。

 

くじけずに(ここは男として偉い!)押しまくる石上に戸惑いの表情を見せる子安の絵で次回に続くとなりました。

 

次回は「後編」で、決着がつくんですかね。まさか「中編」でまだ長引いたりするとか?

 

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ところでこの「押しに弱い」は、前回の【推しの子】有馬かなとちょっとかぶりましたね。

 

はたして子安はかなと同じくらいに押しに弱いのか?

 

 

 

 

マジで予想ができません。

 

これまでの物語的には、石上と子安がくっつく道筋がどんどん固まっていったようにも見えますし、逆に「実はくっつかなさそう」というフラグの匂いもちょっとあったりもしました。

 

また今この場では「石つば派」が大活躍してますが、「石ミコ派」の動きはこれまで全然描かれてなくて、藤原や小野寺や、あるいは伊井野本人がここで何か行動を起こす可能性も否定できないような気もします。

 

あと、石上が文化祭で子安にハートを捧げたのに告白した意識が無いという誤解は、あれはもう大した意味は無いのでしょうか。

 

でもあのハートは伊井野が受け取ったキーホルダーが重要なキーアイテムのように描かれてることにも繋がってるから、大した意味が無いとは思えないけどなあー。どうなんだろ。

 

 

というか今回私はしきりに「どうなるか分からない」と書いてますが、「どうなってほしいか」で言うなら「伊井野に幸せになってほしい」の一択なんですよね。

 

そのためには石つばはくっつかないほうがいいっちゃあいいんですが。

 

今後は、石上はやっぱり子安にふられて、傷ついてボロボロになった石上を伊井野が癒してあげるような展開になるとか?

 

分からん!

 

モヤモヤソワソワした心境のまま次回をただ待ちます。これがリアルタイムの醍醐味ってもんです。

 

 

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