市内の図書館に「図書消毒機」が設置されました!
書籍消毒機とか図書除菌機とかBOOK STERILIZERとも言うようです。
はたしてマジで消毒できるのか!?
意味はあるのか!?
私は意味は「ある」と考えます。
先日ちょっと久しぶりに図書館に行ったら図書消毒機を初めて見て驚きました。
いつの間にこんなものが。
設置された理由は明白ではあります。コロナ対策。
でも気になるのは、どういう仕組みで消毒してるのか、本当に消毒できてるのかです。
紫外線と送風と消臭だそうで。
本に紫外線当てちゃうんだ!
なんか、本の寿命を縮めそうなイメージです。
本を大切に保管するのって「いかに紫外線を当てないか」って感じですもんね。
それにこの紫外線がちゃんと消毒になってるのかも、なーんか、疑問です。
数百ページもある本の全ページに紫外線をくまなく当てるわけでもありませんし。
とはいえ、この紫外線が「本を傷めそう」「消毒しきれてなさそう」というのは、私自身の何の根拠もないイメージです。
効果あるのかもしれません。無いのかもしれません。
完璧な除去ではないにしても、本に付着してる雑菌ばい菌ウイルスを半分でも消毒できるのかもしれません。
半減だけでもかなりのものです。
あと、これまたイメージの概算ですが、本の寿命が100年だとして、一回このマシーン使うたびに縮む寿命が一日とかだったら、デメリットよりメリットのほうが大きいかなとも。
それに、仮にこのマシーンの実際の消毒力が大したものではないとしても、これがあるおかげで社会的な効果は確実にあります。少なくとも二つすぐに思いつきます。
一つ目は、気休め。
私のような懐疑的な奴はおいといて、このマシーンを通すことで心の平定を保って健全な図書館利用生活が送れる人がいそうです。
職員への対応とか問合せとかの負担も軽減できそうです。
二つ目は、利用者の自己流消毒の予防。
このマシーンが無いと、利用者は本を借りて自宅で、自己流の消毒をしてしまう恐れがあります。
エタノール噴射したり、天日干ししたり。
そういう自己流消毒は、このマシーンなんかよりも桁違いに本を傷めることは容易に想像できます。
これが存在するだけでそれを予防する効果はあります。
以上のことから、私はこのマシーンは科学的な消毒力とは別にも社会的な効果があると思いました。
あと、社会的にもっともっと厄介な、潔癖症やコロナ恐怖症の人は、もともと図書館なんか利用しないでしょうからね。
それに、さすがに図書館業界に務めてる人達が、エセ科学商品に飛びつくとは思いたくないですし。ですよね。マジで。
で、実際に試してみました。
使用感はほぼ電子レンジ。
本体前面に存在するスイッチは一つだけという超シンプル構造で、この点は素晴らしいです。
本を立てて置いて、ちょっと開いてセット。
あとは閉じて、ボタンを押すと消毒作業開始されました。
自動的に30秒消毒されます。
なぜか青く光ります。
紫外線は不可視光線で、目に見えないのに。
このへんに若干うさん臭さを感じなくも無いですが。
完了して開けたら、なんか独特な匂いがありました。
アロマなのかオゾンなのか。いやアロマって書いてるからアロマなのか。
タバコの匂いとかが激移りしてる本を消臭できるのかな。
ふむ。私自身はこれからの図書館生活でこれを活用するかは保留です。
使わないかも。
でも、これを買って設置して維持することに税金が使われることには反対はしません。
いろんな要因で結果的に図書館の本を守ってると思いますよ。
維持費含めて100万円くらいだそうです。
ふむ。