ゾンビランドサガの登場人物の感想をブログ書いていこうと思ってます。
今回は純子について思うことを。
昭和の時代に若くして死んだ超人気アイドル紺野純子。
死因は航空機墜落事故。
尋常ではないものを二つくっつけた物凄い設定です。
(以下は全て私個人が視聴し勝手にイメージした感想です!)
1986年に当時人気だった現役アイドル岡田有希子が18歳で自殺しました。
1985年にJAL日本航空の航空機が群馬県御巣鷹に墜落し520人が亡くなる事故がありました。
男性歌手坂本九がその事故で亡くなりました。
この二つをどうしても連想してしまいます。
(中森明菜が1989年の平成元年ですが自殺未遂を起こしたことも)
純子は1983年に享年19歳、初の九州ツアーで佐賀に向かう途中、たぶん福岡空港行きの航空機が制御不能になって佐賀のどこかに墜落したのでしょう。
佐賀空港は当時まだなかったとか。
それと、1974年にアメリカの人気バンド「チェイス」のメンバーが航空機墜落事故で亡くなって、「チェイス」は解散し事故を逃れたメンバーが「サバイバー」を新結成したのも思い出します。
こういうのって計り知れないショックです。
岡田有希子のファンの中には後追い自殺した人もいたそうです。
純子の死の背景には、本当に甚大な規模の悲劇、あと昭和芸能界の闇がちらついてて、ちょっと動揺してしまうのですが、作中での生前の純子は芸能界で苦しんでいたわけではなさそうなのがせめてもの救いです。
「自殺じゃなくて事故死だったからまだマシ」って言ってしまうと語弊がありますけどね。
純子は幸太郎にゾンビにされて蘇ったとき何を思ったか想像するとやっぱり痛々しいです。
生前の最後の記憶は飛行機に異常が発生したところ。そして35年間眠ってて目が覚めたらゾンビ。
飛行機には仕事仲間も同乗してたでしょうに、500人くらい一緒に亡くなったでしょうに、自分だけ生き返ったことに罪悪感があったりとか。
純子の両親は今70代か80代でまだ存命かもしれません。
フランシュシュメンバーの生前の遺族の悲しみの話はリリィ担当なので純子の家族の話は省略されていますが、でも彼女が何も思わないわけもないです。
つらいです!
せめてできることはフランシュシュ4号の笑顔を日本のどこかにいるかもしれない両親に届けられるくらいにアイドルランクを高めることのみ。
(12話のあのラストで今後どう転がるか予想もつきませんけどね)
あとは35年のジェネレーションギャップは、アイドル論に関してだけは愛と衝突するくらいこだわりや悩みがありましたが、それ以外のことではそれほど描写もネタもなくて、ゆうぎりと同じように世の中が変わったことを普通に受け入れてるように見えました。
4話の嬉野温泉を観光してたとき、最初は渋ってたのに、すぐにさくらと一緒にはしゃぎだしたのが印象的でした。
古臭い神社とかが生前の記憶と変わらない日本の風景に見えて嬉しいのでしょう。
悩みや戸惑いはあるものの案外楽しく暮らせているようでホッとします。
ホテルの温泉にサキとさくらと3人で忍び込んじゃおうとするところとか。
純子はどっちかというとそういうのを止める側なキャラかと思いきや、サキと意気投合するのがちょっと意外でした。
7人は徐々に打ち解けていきますが、その過程が遅めなのは愛だけで、純子も意外とすぐに仲間に心を開いてる感じです。
私にはそういうところが「純子は同世代の対等の友達ができたことが嬉しいのかな」と思えました。
幸太郎が純子のことを「ぼっち」と言うネタがありましたが、あながち間違ってなさそうです。
生前の純子は友達いなかったのかもしれません。
純子の出身地は分かりませんがどこかの地方で暮らしてた「美少女で歌が上手な子ども」が芸能プロに自薦か他薦か見出され上京し、たぶん中学も高校にもろくに通わず人生の全てをアイドル活動に費やしたのだと思います。休日ゼロで。
高校には進学すらしていないか、あるいは堀越学園みたいなところに在籍だけはしてたか。
大人の仕事仲間や仲のいい同期アイドルくらいはいたでしょうけど。
彼女はゾンビになって、生前トップアイドルと引き換えに捨てたもの、庶民的な少女の青春を、生まれ変わってから初めて得ているように見えました。
アイドル活動は、人間からゾンビ、ピンからグループ、全国区からローカル、環境は激変しましたが、アイドルの本質は幸太郎や仲間達のおかげでずっと変わらないことに気づいた今は、純子は変わったものと変わらないものを両方いいとこ取りできたある意味幸せな子かも。
「失ったものも大きいけど得たものも大きい」は内面的なものはさくらが顕著ですけど、外環境で見れば純子がすごいなあーと思いました。(ゆうぎりは違い過ぎて異世界転生の次元)
純子はチェイスの死んだメンバーでもあり、再び立ち上がりフランシュシュで自らサバイバーもやっています。
生前とは比較にならないほどファンも稼ぎも少ないローカルアイドル活動でも純子にとっては生きる喜びなんです。もう死んでますけど。
純子は7人の中でグッズとかがすぐに売り切れる一番人気だってネット記事を見聞きしたことがあります。また作中でも一番人気って設定なようです。
2位は愛でしょうか。
フランシュシュが活動開始してからじわじわ成長できているのは、人気も実力も突出したツートップが引っ張ってくれてるおかげが大きいのだと思います。
純子と愛は、ピンチやケンカを乗り越えてからは、あとはもうひたすらキラキラしてかわいい一直線な二人でした。
(百合かはともかく)純愛コンビって通称で人気が出るのも納得です。
(純愛コンビかわいい!)
昭和アイドルと平成アイドルを召喚して両者をぶつけてドラマを作るって、これ考えた人はマジで天才です。
最強の布陣。
私も7話以降はもう「かわいい!」以外語彙が見つかりません。
それでいて歌声はかっこいい。
あの外見とあの歌声のギャップの魅力はもう、なんて言えばいいのか。
坂本九、岡田有希子、チェイス、松田聖子、桜田淳子、山口百恵、昭和のいろんなスターがミックスされて凝縮された究極の昭和アイドルがこの平成の終わりに誕生しました。
私は本当に純子大好きです。
キャラソンとか出ないんでしょうかね???
出たら絶対買いたいものです。
ゾンビ純子のデザインは他6人とちょっと系統が違ってます。
全身ツギハギでゾンビというよりフランケンシュタイン的な人造人間って感じで。
(ゾンビモードもかわいい!)
そもそも彼女たちのあの肉体は自分自身の死体である筈もなく、ましてや見ず知らずの他人の死体を材料にしてるとも思いにくく、なんらかの魔術的な合成によって作られたものかと思います。
なのに合成された肉体があんなパッチワークなツギハギになっちゃってるのは、なんか、彼女の死の瞬間の記憶が反映されてああいう姿になった、とかなんでしょうかね???
幸太郎とマスターは一体何をどうやって彼女たちの肉体を合成し霊を降ろしたのか???
知りたいような、別に重要でもないような。
さくらや愛やたえは首とかが割と簡単に外れてましたが、純子はあんまり外れなさそうなイメージです。しっかり縫い付けてあるから!
4話あたりではさくらのパフォーマンスを「ひどい」「まだまだ」って辛口でしたが、最終回では「素晴らしいパフォーマンスでした」と絶賛してました。
愛と純子は最初は素人の田舎のゾンビにアイドルなんてできるわけないと思って腐ってましたが、そんなことはなかったことをさくら達が証明して脱帽したことでしょう。
そしてそれが純子にとっては嬉しいことだったんだろうなと思います。
かわいい!
結論として純子かわいい。
好きです。
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