体育祭の午前の部が今週でやっと済んで、そして昼食から午後の部最初の「応援合戦」へと進みます。
石上の試練が始まります。
週刊ヤングジャンプ 赤坂アカ かぐや様は告らせたい77話 「秀知院は体育祭」
今週のサブタイトル、「秀知院は体育祭」って、いつもなら「誰々は行動したい」「誰々は行動しない」って「人名+は+動詞+助詞」な感じの法則なのに、今週は学校名と「たいいくさい」って単語で韻を踏んでる!
そして今週はさらに1ページごとにもサブタイがついてて「バスルームのペペン」みたいな感じの短編オムニバス形式になってます。
かなりいつもと違う感じで始まったなあーって思いました。
白銀の父親はもう追い出されたでしょうか。
そして内容はいつもの面々が競技とか幕間とか体育祭を過ごす様子が描かれるというものです。
早坂はママを恋しがってて、それはどうも素の本心っぽくてちょっとかわいいです。
他にも藤原の姉の服装がアレだったり。
(講義さぼったってことはやはり平日だったのですね)
伊井野…というか大仏の感覚がなんかおかしかったり。
レギュラーキャラたちの微笑ましいというか軽いギャグというか、本当に他愛のない様子が次々に描かれていきます。
どうもやたらと「ほのぼの」「楽しい」「愉快」な体育祭であることを強調している様子です。
オムニバス形式なのも狙ってそうしているのかなあーと感じました。
後々の石上の話に繋げるために。
その石上、体育祭をなんとかこなしていきます。
応援団のみんなも全く普通に石上に接してくるし、制服を男女交換しての応援合戦も無事にやることができました。
石上も「楽しい」と思うことができるようになりそうでした。
しかしそこで異変が。
まさかの予想外、石上が過去に起こしたという事件の当事者の女子が登場です!
うわー、そうきたかー。
かなりびびりました。
今週の話はいつもと違う形式だったり、前半ほのぼのした軽いギャグ調に徹したのも、このためだったのですね。
石上とそして読者の感情のグラフを、あげて、あげて、あげて、落とす。
そしてそれで次回へ続くになるんですから、かなり相当思い切ったヒキです。
これまでの過去数話でじわじわと不安要素を出していましたから、唐突というほどではありませんが。
この石上が起こした過去の事件の経緯はまだほとんどわかりません。
「石上は過去に女子にストーカー行為してその女子の彼氏に暴行を起こした」という噂を大仏が彼女自身も懐疑的と言いながら紹介してくれましたが、それは濡れ衣なのか、彼が敢えて汚名を被ってるのかってことなのでしょうか?
しかしそうだとしたら、彼の無実を証明してくれそうな人間なんて今この場にはいなさそうで厳しいです。
伊井野にならそれくらいの活躍を期待できるでしょうか?
またこの当事者女子がこの日(平日!)のこのタイミングで登場したこともすごくひっかかります。
彼女以外の誰かの意向も加わって、この体育祭の日に女子の制服なんか着ててちょっと浮かれた石上を血祭りにあげるために狙って仕組んでいたのでは?とも思ってしまいます。
それは応援団のウェイ集団なのでしょうか?
うーむ。
私はこの漫画にはかなり信頼感や期待感を持っていまして、いわゆる「シリアス展開」「鬱展開」が時折挟まれても最後にはよい読後感を与えてくれる作品だと認識しています。
その「読後感」で言えば、今週号を読んだだけのそれは最悪の部類です。
それは意図的にそう構成されてて、本当に思い切った冒険だなあーと思いました。
かなり重く苦しいです。
もうこうなっちゃった以上はただ次回を固唾を飲んで待つのみ!
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