市内にある川の河川敷とでもいうのか、夏に草が大量に生い茂る場所に柵に囲まれた青い簡素なテントが出現しました。
羊です。
羊が放牧されています。
除草のために羊が3頭、夏の期間限定で朝から夕方までの時間をここで過ごしています。
夕方になるとこの企画を運営しているボランティアの人が近くの小屋に帰します。
この企画の費用に関しては市内のスーパーとかがスポンサーになってくれているとか。
羊たちはひたすら柵の内側の草をムシャムシャ食べてる任務を負っていますが、真夏の日中なので青い屋根の下で休んでることが多いような印象です。
柵の中の草を食べ尽くしたら柵を少しずつ移動させていきます。
塩か何かが入ってるバケツと水桶があります。
水は少ししかないけどきっと羊はこれで平気なんでしょうね。
草に水分ありますし。
私は夏の放牧期間になるとときどき見に行くようにしています。
今年で何度目だっけ。
羊たちは県行政の畜産技術の施設所属の子たちだそうでレンタル羊です。
これって放牧時期が終わったら食べられる運命なのかなあー(アイガモ農法みたいな)と私はなんとなく思っていたのですが、今年派遣されてきた羊は去年から続投の子もいて、そういうわけでもないのかなと思いました。
ヤギを使った除草作業は近年日本各地で行われるようになってきましたが、うちの市では羊を使っているってことのようです。
いろんなネット記事を読む限りでは羊よりヤギのほうが活動的らしいですが、ってことは逆にいえば羊はおだやかでそういうのが求められる場合にはメリットにもなりそうです。
ただヤギのほうが食べる草の種類が多いという強みがあるようです。
あと斜面とかも平気であちこちの草をせっせと食べまくってくれるとか。
(結局ヤギのほうがメリット多そうだなあー)
除草するときに普通に人と機械を使うか家畜を使うかはそれぞれにメリットとデメリットがあります。
費用の面でいうとだいたい同じくらいだとか。
一番のメリットは私が動物と触れ合える点です。
癒されます。
結構かわいいです。
毛が伸びたらすごく暑そうに見えます。
なので過去には毛刈りが行われたりもしました。
(Before & After)
私は動物と触れ合える機会が少ないのでこうやって羊を近くで見れるのは嬉しいです。
日中は放置されてるのでもし事故や犯罪があったらと心配になることもなくはないんですが今年も無事に成功に終わることを祈っています。
がんばれ羊!