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「ハチワレ」「結束バンド」「コロナ」「校長」

元々は一般的な言葉だけど、その名を持つ固有の何かが有名になり、その言葉自体がその存在を指す言葉になってしまってる、的な状態。

 

私がそう思う例が「ハチワレ」「結束バンド」「コロナ」「校長」です。

 

他にも「高専」「ゆでたまご」「プリキュア」とかも若干そうかも。今日のブログはそういうのをちょっと語ってみたいです。

 

 

 

まず「ハチワレ」。

 

元々猫の模様を指す言葉です。主に白黒猫のこういうやつ。

 

(フリー素材写真)

 

鉢が割れて二つになったのを頭にかぶってるように見えるのが語源だとか。

 

余談ですが昔私が一度だけ飼った猫がこの模様だったのでちょっと思い入れがあります。

 

ですが今「ハチワレ」という言葉は、完全にちいかわのキャラのハチワレを指す言葉として席巻してますね。

 

それ自体を批判する気持ちは全くありません。言葉の意味や視点が変わるのはいつの世の中も普通に起きることなので。

 

 

 

「結束バンド」もそんな感じですよね。

 

インシュロックとかケーブルタイとも呼ばれる、こういう道具。

 

 

これも「ぼっち・ざ・ろっく!」の主人公達のバンド名がそのまんまこれなので、最近は「結束バンド」でぐぐると出てくる画像はそっちがかな~り増えました。

 

そういやぼざろでは彼女らのバンド名がなんで結束バンドになったのかは不明なんでしたっけ???

 

 

 

一方「コロナ」は、これはちょっと私は真面目に批判的に思ってる言葉です。

 

言わずと知れた新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)のことですが、私はこの病気の名前を「コロナ」にしたのはマジで良くないと思ってます。

 

もっと別の名前で呼ぶべきでした。コビッドとかコビドで良かったのにって思います。

 

なぜなら「コロナ」自体が本当に普通に一般語だったからです。

 

家電メーカーのコロナやコロナビールがどれほどの風評被害が出たのか想像もつきません。

 

「ころなちゃん」というキャラクターも普通にいろいろいました。

 

また宇宙科学の用語でもあります。太陽爆発とか電磁波とかに関係するやつ。

 

今はもうすっかり「コロナ」そのものが忌言葉のようになってしまって、これらのコロナ達は散々な迷惑をこうむりました。改名したVtuberもいたとか。

 

かく言う私自身もこの病気を端的に言うときにはコロナと言うしかなく、マジでもやもやしてます。

 

 

 

「校長」はそういう局所的なネットミームがあるってだけで席巻とは程遠いのですが、校長って言葉に別のとある変な意味がついてしまったことについては、私には「世の中こんな言葉の成り立ちもあるんだ」ととても印象的だったケースです。

 

2015年、横浜の中学校の校長先生がフィリピンでの児童買春、児童ポルノで逮捕されるというニュースがありました。

 

驚くべきはその数で、この人は30年間でのべ12660人の少女含む女性を買い147600枚の写真を残したというのです。(そうやって記録を残してたから12660人とかいうやたら正確な人数が判明したのでしょうかね?)

 

このことは当時もちろんネットで話題になりました。

 

さらに記憶を強く残すことになったのが、この桁外れに極端な数字が、統計の平均値や中央値を考えるネタ教材になってしまったことでした。

 

日本には中学校は10012校あり校長先生は10012人いることになります。そして2015年には校長先生による買春発覚した数は最低でも12660件だったので、平均すると校長先生1人あたり1.26人を買春した計算になるわけです。

 

おかしな理屈ですが計算は正しいという、物事の統計の奇妙さを表現するいい実例になってしまったわけです。

 

なので私はいまだに「校長」という言葉で、この人をつい連想してしまうのです。

 

今も「校長」でぐぐるとこの人の写真が出てきます。ちなみにこの人には「レジェンド校長」というあだ名がついてるようです。本人は現在執行猶予も終えてます。

 

 

とま。こんな感じで元々はごく一般的な言葉だったのが、特定の何かを指す言葉になってしまう、ってことあるよね。という話でした。

 

 

あと、「高専」は漫画の呪術廻戦の作中に登場する学校が呪術高専東京校で、その略称として同人系ファンの間で一時期浸透してましたが、しかしこの風潮は現実の社会に実在する高専に悪影響を与えるのでファン達は自主的に自重したそうな。

 

「ゆでたまご」はキン肉マンの作者のペンネームで、昭和からいる漫画家の名前で、まー別にこの漫画家と茹でた玉子を混同することは無いんですが、私はペンネームにするには「あまりに一般語すぎやしないか」と昔から思ってることでした。他にも「しばふ」という名のイラストレーターとか、「」という名のアダルト漫画家とかにもそう思ったことがありました。類例は多いことでしょう。

 

「プリキュア」はPRETTYとCUREを合成した造語のタイトルでPRECUREなのですが、PRECURE自体は昔から普通にある言葉でした。化学工業の専門用語。熱膨張を防ぐための事前処理みたいなことを指す言葉で「事前にケアする」って意味でPRE-CURE。今はこっちはプレキュアと発音するそうです。たぶん混同というかカブリ感を避けるために。

 

他には……「ルフィ」とか。

 

 

 

 

 

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