ハンターの感想を遅れながら書きます。394話は第4王子ツェリードニヒ私設兵の若者達が初登場し、またエイ=イ一家の構成員の名前などなどが明かされました。
いったいこの船BW号には名前が分かってる登場人物が今何人いるのかもう全然分かりません。しかしもうそれ自体が面白いです。この漫画はもう加減やブレーキなんて必要無いですよね。
週刊少年ジャンプ 冨樫義博 ハンターハンター No.394 「想定」
ところでハンター×ハンターの感想とは全く関係無い私事なのですが、現在ジャンプは397話まで発売されててただいま4話遅れで感想ブログ書いてます。ここまで遅れてる理由は私自身がブログ書くモチベーションが下がってたからです。
それは「ハンターがつまらないから」とかいう理由ではなく、私はこのブログで先月まで「かぐや様は告らせたい」の感想ブログをずっと書いてたのですが、最終回の内容にものすごく落胆したことと、「継続してたことが一つ終わった」ことで気が抜けてしまいブログ書くこと自体が「別に急がなくていっか」とか思うようになってたからでした。
でもまー、他愛の無い日記とかある程度書き溜めてた記事とかをぼちぼち書いてくことでようやく最近エンジンかけ直した気分です。本当にどうでもいい話ですいません。
ハンターは相変わらず楽しんでます。
さて。まず394話の冒頭は前回の直接の続き、ヒンリギとオウが3101号室にいたじじいと対峙したとこ。
じじいの名前はまだ不明ですが、彼はもちろんレベル21以上のエイ=イ一家構成員。自分の分身を作る能力のようで、そういや分身能力の奴けっこういますね。ハンゾウとかかつてのカストロとか。ゴレイヌの分身はゴリラでしたが。
それに「部屋に入ると強制移動」って能力も第13王子マラヤームの霊獣の能力とほぼ同じですし。
これは能力バトル漫画界においてハンターの個性の一つですね。能力漫画は基本的に似た能力を出すことを避けるものなのですがこの漫画は同じような能力をバンバン出し、そして熟練念能力者は「こういう能力はこういう特徴がある」という知識を持つという独特な世界観があります。
話を戻して、じじいと若頭ズはバトルにはならず、シュウ=ウ一家とシャア=ア一家はエイ退治は旅団に任せて一歩引く感じになるようで。
ヒンリギは「旅団が好き」と言っててオウは「旅団を潰す」と思ってて、この見解の違いがどうなるのか、あるいは特に何も無いのかはまだ全然不明ですが。
で、場面はエイ拠点に変わり、構成員の名前となぜか職業もどんどん紹介され、彼らが着実にレベルアップしほぼ全員が念能力を取得し、中には手練れ(っぽいの)もいることが明かされます。
彼らは全員、殺人行為、死体処理、今の状況、に何ら臆する様子が無く、元々そういう精神性の集団なのか、それとも組長モレナの「恋のエチュード」に感染するとそうなるのか。
なんにせよモレナ自身がシュウとシャアどころかツェリードニヒとも全面戦争になることを「望むどころ」としてます。それに私は今の時点で397話まで読んでるからなおさら「さもありなん」って印象です。これについては今後感想書こうっと。
そして場面はさらに変わり、ツェリードニヒの指令でエイを追跡してる第4王子私設兵が初登場します。
ここ初めて読んだときはめちゃくちゃ違和感がありました。下っ端私設兵の、オトシン、モーモリー、ボークセン、などなど6人の若者達のキャラデザに。男女美形揃いなことに。
作者冨樫義博は、船に入って以降は特に、キャラクターデザインの人相を極端に崩しがちです。男も女も「そこまでブサイクに描くか?」ってほどのがよくいます。
なのに今回彼らだけは美形で、つまりは特別な意味があるのかもしれません。
そして話のほうも、最初は読んでても彼らが何者かは分からず、賢そうだけど王子に忠誠心を全然持ってない職業兵士っぽかったのが、ページめくるうちに彼らは王子の学友だったことが判明するというなかなか凝った構成で、それ自体がやっぱり特別そうな印象です。
彼らはツェリードニヒ王子を「友」と思いつつも、王子が王子であることや彼のあまりの残虐性を自分達が見て見ぬふりしてることに複雑な思いを抱えてる様子。
ちなみに6人は一等兵や二等兵で軍隊の階級では本当に最下層なんですね。彼らの直接の上司ギッパーは伍長。伍長は士官で、「イエッサー」や「アイアイサー」のサーは士官って意味なんだとか。
私ははるか昔ネットで拾った↑の画像をきっかけに覚えました。
で。6人はこれから日和見を決め込んで、それはつまり彼ら自身が「物語には深く関わらないぞ」とするってことですけど、どうなんでしょうね?
これから彼らがモレナとかに虐殺されツェリードニヒに何かの影響を与える、とか、そういう展開もあるかもしれませんが、やっぱり不明です。あるいは6人が自分の意志で感染するとか。
この、いろんなことが不明であることや登場人物がめちゃくちゃ増えて複雑化することが、今のこの漫画の醍醐味の一つです。やべー全然わかんねーでもおもしれー。