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HUNTER×HUNTER384話感想 なぜブラック企業で働くの?

カキン国での念能力の認知度は相変わらずよくわかりません。

 

週刊少年ジャンプ 冨樫義博 ハンターハンター No.384 「抗争」

 

 

 

 

今週号は、前回カチョウフウゲツの物語があった晩餐会の前日、下層客船にいる幻影旅団とマフィアの場面から始まりました。

 

えーと確か、松本零時キャラチックな女組長モレナの部下で、空間移動能力を持つ通り魔殺人犯ルイーニーを探して殺すのが旅団の3人の当面の目標、でしたっけ。

 

マフィアは3組織あって三つ巴になってる……というのは建前で実際には慣れあっててぬるい関係のようです。

 

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しかしそのうちの「エイ=イ一家」の新組長のモレナはテロを起こして船内をめちゃくちゃに壊してやろうとしている、と。

 

成り行きでルイーニーと敵対関係になった旅団は今は「シャ=ア一家」と組んでるけど、旅団も基本世の中どうなろうがどうでもいいアナーキストつうか犯罪集団なので、ぬるま湯でうまい汁吸ってたマフィアにとってはどっちもいい迷惑と。

 

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ただなあー、シャ組の若頭オウ(念能力者)は旅団と組みつつ内心では「こいつらは危険だから殺す」と思ってて、なんであんたそんな自信満々なの?ってちょっと旅団をなめてる感じなのがかえってしょぼいです。

 

かつてヨークシンのマフィアのトップ集団を壊滅させましたやん、旅団って。

 

そこでの最強能力者集団「陰獣」がコテンパンにやられましたやん、旅団に。

 

どんな能力なのか知りませんが、フェイタンたちに勝てる気が全くしません。

 

ただ逆に、ここでオウが3人のうち誰かを殺すくらいの展開になったら超すごいんですけど、あるかな?

 

 

 

そして好き勝手に暴れまわるモレナのケツモチ(後見人)をやってるのが第4王子ツェリードニヒ

 

今回やっと下層の騒動を把握してこれから対処に当たるそうです。

 

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モレナ達にとっては、上も横も敵だらけで孤立無援の血みどろの抗争にになるんだけど、まさにそれが望むところなんでしょうね。

 

 

 

さてツェリードニヒはすごい(悪の)念の素質の持ち主ですが念能力の存在を知ったのは今回初めてで今まさに習得中。

 

やっぱり彼が念能力を知らなったのはどうも不自然に感じます。

 

まー、ツェリードニヒの素質とか天才性を表現するためにそういう設定にしたのは分かりますが。

 

でも、念能力ってもともと世界でそんなに一般人に秘密を徹底されてませんでした。

 

この世界には魔獣とか普通にいるし不思議な物事(グリードアイランドとか)も普通に存在してるし、天空闘技場では念バトルが(「念」だとは公言してないものの)見世物になってます。

 

世の中に超能力者がいることがそんなに驚くようなことじゃない世界観です。

 

 上流社会や裏社会に近い人間ならなおさらです。

 

でもまーこの疑問点はカキンが念の後進国だったと思えば納得いかなくもないです。

 

 

しかし今週はまた別の疑問点も気になってきてしまいました。

 

テータに関してなんですが、そもそもこの人なんでツェリードニヒなんかの下で働いてるんでしょう???

 

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1004号室にぶちまけられてたのはモレナが第一層にいると偽装していた執事の死体でしょうか?

 

それにツェリードニヒは「」の域になってて、これまた気色悪い念獣が具現化されつつあります。

 

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 (モントゥトゥユピーにちょっと似てる?)

 

もう絵に描いたような悪党です彼は。しかもその天才。

 

 でも、テータは「こんな悪党に念を覚えさせてはいけない」と思っています。

 

じゃあなんでそんな王子の下で働いてんのさ?って思うわけです。

 

 

 

テータが初登場したときには、王子の猟奇趣味なんか別に気にしてない人かと思ってました。

 

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(348話)(2014年!)

 

でもそうじゃなくて、彼女はハンター経由ではなく既にどこか他の場所で念能力を会得してた人で、王子には念のことを隠したまま従事してて、クラピカ緊急コールで「この世には念というものがある」と暴露されてやっと、王子が念を覚えて悪の暴走に突っ走ることを急に危惧するようになってました。

 

うーん。なんでだろ。

 

 

作中では念能力がある人間とない人間は大人と子どもくらいの戦闘力の差があるって設定です。

 

だからテータは元々悪党が許せない人なら、王子を成敗するのはいろいろ無理だとしても見限って退職しようと思えばできるくらいの実力はあるわけです。

 

 なんか重箱の隅をつつくような些細な疑問かもしれませんが、王子が超悪党なのを今までほったらかしにしてて、今急に強大で邪悪な念能力を身につけるようになってから慌てだしてる様子が「それまで何もしてこなかった」「時既に遅し」感をものすごく感じてしまうわけです。

 

だから何らかの理由付けが欲しい!

 

今後「テータが王子に従事しなくてはいけないやむを得ない事情」とかが明かされるのを期待しています。

 

そこでテータのバックグラウンドがしっかり判明したら彼女のキャラの奥行きや、そして今後王子に殺されるだろうときに感情移入できると思います。

 

来週もツェードニヒとテータの場面が続くのかどうかわかりませんし、そうじゃなかったら次の出演はいつになるやらって感じですが、楽しみにしています。

 

 

 

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