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かぐや様は告らせたい269話感想 かぐやの行動が理解できなかった……

やばい。全然分かりませんでした。今週のかぐやの行動。

 

藤原に彼氏できる可能性を断たせることが。え、なんでそんなことするん???

 

ちょっと本当に理解できなさ過ぎて、私にはかぐやが「自分は彼氏作ってやることやってるくせに、藤原にはそれを禁じようとしてる人」としか見えなくなってます。やばいです。誰か助けて。

 

週刊ヤングジャンプ47号 赤坂アカ かぐや様は告らせたい269話 「藤原千花の最終回」

 

まず彼女の心理は別として作劇上の意図はまー分かります。要するに百合ですよね。

 

そういうのが好きな人にとっては「尊い」と思えるような、女同士での友情とも恋愛感情とも言い切れない濃厚な感情。

 

かぐやと藤原には最初からそういう関係性が若干あることは理解してます。それは特におかしいとも思ってませんでした。

 

でもその前提を踏まえても、今回の「かぐ藤」は「尊い」とか「ぶひい💛」とかだとは、どうしても思えなくて、これは単に私に百合趣味が無いだけだからなのか、それとも百合好きな人にとっても今週の話は変だと思うのか、分かり倦ねて、読んでてかなり困惑しました。

 

あ、いや、違うわ。「百合好きな人はどう思うか」は私のこのブログには何の関係も無いことでした。自分が思った感想だけを書くことに集中します。やっぱり助けてくれなくていいです。

 

 

 

さて。いきなり話が変わりますが私はかまぼこという食べ物が好きでも嫌いでもありません。

 

 

「まずい」「食べられない」と思ったことは全く無いけど、「おいしい」「食べたい」と思ったことも特に無い食べ物です。

 

私にとって百合というジャンルはそれに近い感覚です。

 

料理の中に入ってれば食べるし、悪くないと思うこともあるけど、無くても別に構わない。みたいな。私にとって百合作品とはそんな感じです。百合はかまぼこ。

 

と、決して積極的に摂取したわけでもない私の貧弱な百合作品鑑賞歴の中で、今回読んでてふと浮かんだのは「響け! ユーフォニアム」でした。

 

あれは確か主人公久美子は、麗奈と「引力」なる特別な関係でありながら、でも彼女らは二人ともそれはそれとして特定の男に恋愛感情を持つ子だったと思います。物語の全容や結末までは詳しくないのですが。

 

女の子が彼氏とか男への恋愛感情とかを持つノンケ嗜好なまま、特定の女の子と簡単に説明できない濃厚な関係になる、というのも百合の一つの形らしい、と、学びました。

 

彼女らはレズではない、しかしだからこそ、彼女らの関係はそんな言葉で言い表せないほど極めて特別なんだ、と、ね。

 

かぐやと藤原もそれに近い尊い関係なんでしょうか?

 

私には、違うし、さらに歪である、ように見えました。今週。

 

 

 

同性の友達に恋人ができてしまい、寂しいとか悲しいとか思う気持ちは理解できます。

 

「あの子にとって自分が一番ではなくなる」「先を越されて悔しい」などなどの心情はよく分かります。かぐやが白銀とくっついたと聞いて、藤原が実際そう取り乱したときは、納得できました。

 

あの時は藤原は、それでもなお、二人を祝福してあげて「偉いぞ藤原!」と非常にいい感じにまとまりました。

 

 

(23巻)(「特訓シリーズはまだまだ続く」は気にしないことにします)

 

 

しかし今週、かぐやは藤原に対して、これと全く逆のことを行いました。

 

自分は「先に裏切って」男を作って、なのに藤原から祝福してもらえたのに、いざ藤原にいい人が現れたら、嫉妬の心を持つこと自体はまー理解できるとしても、それを押し通して、藤原に蓬莱との繋がりを断たせてしまうのは、卑怯だと思いました。

 

自分もここで白銀と別れてこれからは藤原と「お互いに一番同士になる」っていうんなら、道理は通るけど。

 

 

確かに藤原のほうも蓬莱への気持ちが本気だったわけではなさそうで、かぐやに話して嫉妬させたいだけだったっぽい感じはあります。

 

藤原にとっては、かぐやが自分に嫉妬してくれたからそれで満足なのでしょう。

 

 

当人同士がそれでいいと言ってますし、世の中の百合趣味の人はこういうのが好きなのかもしれません。しかしそれでも私自身はかぐやのこの行動はとても良くないと思いました。思ったんだからしょうがないです。

 

嫉妬の気持ちが湧いたことやそれを素直に藤原に見せるのはいいです。

 

でも藤原に蓬莱との繋がりを、彼女の世界が広がる可能性を、断たせてしまうことは、やったらいかんです。ましてや藤原は自分に男できたときは祝福してくれたんだから。

 

かぐやにはここでは蓬莱との可能性を決して否定してほしくなかったです。というかかぐやこそが藤原が幸せになることを何よりも誰よりも願うべきです。マジで。

 

同性愛でもない、友情でもない、引力でもない、皆のヒロインでもない、ただ一人の人間として藤原を愛してあげてやれよ。

 

ウィーンってのも、別に即直行なわけでもなかろうし、カリフォルニアと何も変わらないだろ。

 

相手が蓬莱だろうが力士だろうが、彼女が望むペースで彼女が幸せになる道を全力で応援してやってくれよ。

 

 

 

ふう。私は今のかぐや様という作品については、主に伊井野絡みで、見たかった物語の希望が絶たれて少なからぬ落胆したこともあり、でもそんなときでも、例えば前回の伊井野の心情は理解できたりはしました。

 

でも今週のはそれとちょうど逆です。私はかぐ藤に対して思い入れが無く物語に落胆しなかった代わりに、かぐやの心情は全然理解できませんでした。

 

今まで食べてきたかまぼこの中で、これは……うーむ。

 

 

 

えー、そして最終回まであと2話となりました。

 

これからは休載は無く毎号載るようです。最終回は11月2日。

 

 

単行本27巻の表紙は最終巻28巻と繋がるようで、それがもう卒業式の絵なので、最終回は卒業式なんでしょうかね?

 

なんであれ、来たるべきその日に私はどう思うのか、自分でも分かりません。

 

 

 

あと余談。

 

佐渡市役所が、赤坂アカにマスコットキャラデザインを手掛けてもらい、キャラの名前を募集してるそうな。

 

 

男の方は佐渡の金山にちなんで「黄金」、女の方は佐渡の竹工芸にちなんで「たけとり」というのはどうでしょう。

 

そういや佐渡はかまぼこも名産?

 

 

 

 

 

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