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HUNTER×HUNTERは復習する必要があるか不明!しかしそれが楽しい!

私はもうハンターハンター連載再開しないんじゃないかと思ってました。実は。

 

しかし作者冨樫義博がツイッターを開設して意味深な原稿過程を小出しにしたり、ネットで再開の報を聞いたりして「マジですんのか!」と驚き、ついにジャンプ本誌で「次号より再開」の告知が出ました!

 

おお~。4年ぶりの連載。

 

なので最近は休載までの本編を読み返してたのですが、それで思ったのはまず「この4年間だけでも時代は結構動いたなあ~」ってことと「復習する意味はあるのだろうか」ってことでした。

 

非常に楽しみです。

 

前回の休載が2018年の11月末で、この4年間でこの世は本当にいろんなことが起きました。

 

元号が変わったり、コロナが蔓延したり、鬼滅の刃が始まって終わったり、あと私事ですが私はこのブログ「などなどブログログ」を2017年に始めて、雑記ブログにするけど漫画の感想も積極的に書いてく方針にして、「ハンターの感想もどんどん書いてこう!」と思ってたのですが、一向に連載再開されず諦めたりもしました。

 

また感想書けることが何より嬉しいです。

 

 

 

さて何から書いたものか。まずは作者富樫の健康について。

 

 

彼はひどい腰痛持ちで、それが休載の主な原因だそうです。椅子に座ることもできないほどだったとか。

 

しかし私自身も腰痛になることはあるのですが、なぜそこまで悪化するのか想像を絶します。

 

私が経験した最大の腰痛では日常生活もつらいほどになったことは確かにあるのですが、そのときは「腰痛を治すこと」だけに人生の全力を100%費やして、病院行って(レントゲンでは背骨には異常無し)数日安静にして鎮痛剤と外用薬で無事改善しました。以降は日々運動を欠かさず、腰をできるだけ大事にし、今は幸いにも再発してもそれよりはずっと軽い症状だけで済んでます。

 

あれより腰痛を悪化させるなんて、しようと思ってもとてもできません。

 

世の中には他にも虫歯とか痔とか、最初に軽症を発症させても、全く何もせず信じられないくらい放置してとんでもなく重症化させてしまう人っているけど、なぜ全く何もせずにいられるのか、私には分かりません。

 

冨樫の腰痛が、そういう極度の不摂生に寄るものなのかどうかは分かりませんが、完全休養でき高度な治療受ける時間もお金もじゅうぶんに持ってる人が、それでも苦しみそして改善しない腰痛って、どれほどのものなのか、本当に理解の次元を超えてます。

 

私の腰痛を10としたら100なんでしょうか?

 

じゃあ彼は10だったときは何をどうしてたのか?ある日突然100になったのか?生まれつき50くらいの体質だとか?

 

私自身が腰痛のつらさを多少分かるだけに、いろいろと思いを馳せずにはいられません。

 

まー、ただ私にできるのは、彼の息災を祈ることのみですが。

 

 

 

世の中には長期休載してる漫画家はいろいろいます。

 

喧嘩稼業木多康昭も、ドリフターズ平野耕太も、連載再開を願うのはもちろんそうなのですが、なにより彼らの健康を祈らずにはいられません。

 

ハンター休載中にはベルセルク三浦建太郎が病死するなんていうニュースも起きてしまいました。

 

どうかこの世の全ての漫画家が健康でいられますように。自分の心身の健康を大事にして生きていきますように。

 

 

 

次に「4年間」とかの時代について。

 

連載再開にあたりジャンプ+とかで暗黒大陸編の本編が部分無料公開され、ちょっと読んでみました。

 

そこに出てきたのは、ガラケーDVD

 

 

 

このへんが執筆されてたのは2012年。10年前です。

 

NTTドコモが頑なにiPhoneを販売せず、ガラケーがまだ盛況だった時代です。

 

DVDが最先端の記録媒体で。

 

時代の変化を嫌でも感じます。

 

(幽遊白書の時代ではVHSビデオテープが最先端媒体で、黒の章がそれでしたね)

 

作中では1年も経ってないけど、連載時間が何年も経ってるとこういうことが起きるのは漫画の常です。

 

かつてTo LOVEるとかでも作中でガラケーが唐突にスマホに変わったっけ。

 

あとバキでは主人公バキはずっと高校生だけどアメリカ大統領が何代も変わったり。

 

こういうのは、むしろ長寿連載の面白いところなのですが、ハンターに限っては休載が痛く「時代が流れてる」というより「時代がいきなりジャンプしてる」って感じます。少年ジャンプだけに。

 

 

 

そういえば関係無いけど前回休載前の頃冨樫が好きだと公言してたアイドル「欅坂46」は2020年に「櫻坂46」と改名しました。

 

これも時代の変遷。冨樫は今も彼女らを好きなんでしょうかね。

 

坂道アイドルは登場人物カチョウフウゲツといった少女キャラのデザイン、また念能力のネーミングなどなどに強い影響をハンターに与えてましたが。

 

もしこれから再開後の本編で、そういうノリが作中から消えてたら、それもまたガラケーと同じように時代のレガシーとなりそうです。

 

はたしてどうなる?そこもちょっと見どころ。

 

 

 

で。最後に肝心の本編の本筋について。

 

前回の390話では、シュウ=ウ一家ヒンリギ達がエイ=イ一家の構成員と本格的な抗争を始めようってところでした。

 

 

カキン王国は一般国民層をマフィアが席巻してて、ブラックホエール号にも乗船してて船内下層を仕切ってるけど、その組同士の三すくみの均衡が崩れて船内でドンパチが始まってしまいました。

 

予告にも「継承戦の背後でマフィアの抗争が大激化……!!」とあります。

 

しかし……。

 

たぶん今度の再開では391話から400話までの10回連載になるのだと思いますが、その10回で何がメインに描かれるのかは、予想もつきません。

 

 

例えば冨樫は397話の原稿を少し見せてますが、描かれてるのはどう見ても森林。

 

今舞台は超巨大客船BH号の船内なのに、なぜ森林?

 

何かの心象風景?もしかして船内とは全く別の場面に移ったりする?

 

なんて。予想をすること自体が無意味ってもんです。

 

どんな物語が描かれるのかなんて。

 

 

 

BH号が出航してから物語は複雑化の一途を辿っています。

 

 

以前は10回連載して半年ほど休載を繰り返すペースでしたが、その頃は最初は王子同士の継承戦が物語のメインでした。

 

しかし再開のたびに、ヒソカ幻影旅団が参戦するわ、下層でマフィアの抗争が始まるわ、さらには継承戦とマフィアとクモがそれぞれ複雑に絡み出すという超超超混迷状態になりました。

 

 

 

私のおつむではかなり集中しないと物語の全容はとても把握できません。

 

マジでややこしいんだよなあ~。

 

さらに継承戦は、クラピカの念能力教室に暗殺者がいるし、ハルケンブルグが謎の能力に覚醒して大暴れしてるし、ツェリードニヒは超複雑な予知能力と念獣を身に付けるし、チョウライのコイン、マラヤームの亜空間部屋、カミーラの呪殺軍団、タイソンの聖典、王子の遺体を集める謎のカプセル、あらゆる事態が同時進行してます。

 

しかもしかも、この航海自体が、暗黒大陸入り口への途中に過ぎず、その先では十二支んビヨンドの戦い、ジンパリストンの戦い、暗黒大陸の五大災厄と、やることが目白押しです。

 

ねー。ここまで複雑化してるんだから、この先何がどうなるか予想なんて無意味だと思いません?

 

そしてこれを見て思うことが、これらの物語が全て描かれることはあるのか?ってことです。

 

でも私としては、もうここまで来たのなら、さらにどんどん複雑化してもいいし、物語が未完で終わってもいいし、もうありとあらゆることを、作者富樫には徹底的に思うがまま描いてほしいと思ってます。

 

それを見物することがこの漫画を最も楽しく鑑賞する方法だと思います。

 

 

 

無心でただただ楽しむことがベストです!

 

このややこしさが楽しいんです。

 

あ、ただ期待してることはあります。やっぱりヒソカです。

 

彼は乗船してると言いますが、その姿はまだ全く見えず、どんな姿でどこでどうしてるのかまだ全く不明。(本当にいるのかも含め)

 

彼は先の天空闘技場クロロに完敗し、顔面と左手と右足を損傷しました。

 

 

それを自分の能力、伸縮自在の愛(バンジーガム)薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャーで)で修復してます。

 

そんなことができるんなら、もう両手両足もいらないんじゃない?

 

そうすれば身長も体型も伸縮自在です。顔も変えられるし探すなんて不可能です。

 

私が今一番見たいのは、変わり果てた姿のヒソカが蜘蛛を一人ずつ殺していく恐怖のシーンです!

 

 

さ、なにはともあれ、来週の391話が楽しみです。いろんな意味で。

 

 

 

 

 

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