そういや藤原はなんで京都に同行してるんでしょうね。
私は、彼女は結構なお嬢様なので四宮の兵隊が迂闊に手を出しにくくさせる盾の役目かなと漠然と思ってたのですが、今週あっさり兵隊に手を出されてましたね。
週刊ヤングジャンプ14号 赤坂アカ かぐや様は告らせたい245話 「早坂一家は認めない」
四宮家の兵隊は藤原を拉致ったり乱暴したりしてもいいんでしょうかね。
そんなことしたらすごい大問題になりそうですけど。
ま、藤原がいることについては、これから京都でどんな展開になるかは分かりませんけど、そこでなにかしらの活躍するために来てるんですよね?
活躍の場があるんならいいと思います。そこは別にいい。
ただ、今週こんなシーンがあったことでちょっと思ったのですが、これってつまり、四宮家の兵隊は普段からこんな仕事に慣れてて、藤原にさえ手をかけるのだからそのへんの貧しい庶民相手だったらもうやりたい放題してたってことです。
例えば、黄光も青龍も雲鷹も、気に入った娘を見つけると拉致して強姦して、大金を渡して脅して捨てる、くらいのことをよくやってたんだと思います。
雁庵も名夜竹に出会う前まではそういうのやりたい放題で。三兄弟はむしろそんな親父に染められてそうなったんです。
イメージとしては(竹取物語ではなく)千夜一夜物語で、雁庵はシャフリヤールで名夜竹はシェヘラザードだけど、王の悪行は既に手遅れのレベルでさらに妻が途中で病死した悲惨な世界、ってところ。
四宮家はそういう一族。
そして早坂家はそういう仕事をやらされてた奴隷。
……と、私は四宮家はそれくらい非道な一族だと思ってます。
ま、私個人の勝手な想像はこのへんにしとくとして、早坂と藤原の前に兵隊を率いて現れた早坂の母奈央。
黄光の命令を受けて早坂と藤原を拉致しに来ました。
なんと雁庵の病室に盗聴器が仕掛けられてたと。
おいおい、だとするとそれは雲鷹の落ち度だぞ。盗聴器の用心を怠ったのは。
そして黄光と雁庵のやりとりの回想。
雁庵は当初は遺産を四兄妹にそれなりに分散するつもりだったと言います。
で、それを黄光に言語道断だと一蹴されますが、それは確かにその通りではありますね。素人でもそう思います。
なにより彼自身が(名夜竹に出会うまでは)息子をそういう独善的な「四宮流」になるよう育ててきたわけですから、名夜竹を失って気が変わって今更慈悲心なんか湧いたってもう手遅れです。四宮グループは。
なのでかぐやにはたぶん1%も与えず全権を黄光に委ねる遺言状を作成し、黄光はニッコリ。
しかし遺言状そのものは黄光には渡さず、その点だけは強かです。
盗聴してた黄光は大慌てで遺言状の確保するために家探し。雁庵の自室を壊せとまで言って。
それを諫めるのはいつものサングラスの女。
あんた昨日まで東京にいなかったっけ?
東京と京都を行ったり来たり、忙しくて大変だね。
まーそれはともかく、グラサン女も黄光の忠実なしもべってわけでもないようです。
さらに黄光派ではなかったことが判明したのが、初登場の早坂の父正人。
彼は雁庵の秘書だったという。
は?
えーいつの間にそんな設定になったん?
って。早坂家の設定については、なんかもうどうでもいいですね。「それは変じゃね?」とか考えたってあんまり意味無いです。
まーまーまー、つまるところ今週は、早坂家は遺言状に縛られて長年黄光の言いなりになってたけど、それが無効になるかもしれないなら、今ここで反旗を翻すことにした、と、それだけ理解できれば、あとの細かい設定の不可解はもうどうでもいいです。
うん、どうでもいい。この話が最後めでたしめでたしでまとまるなら、多少のことはどうでもいい。
かつて雲鷹と奈央の間に何があったのかとか、早坂が早坂家の仕事を辞めた意味とかもどうでもいいです。
気にしないことにします。
うむ。今後もいろいろ設定変わるかもしれません。例えば「実は四宮家はそんなに悪でもなかった(つまり悪いのは黄光個人だけ)」みたいになったりとか。
今日のブログの冒頭に書いた私の想像する四宮家の悪行なんか全然見当違いになるのかも。
もしそうなっても、私はもう気にせず、流すか受け入れようと思います。
帝のほうさえ納得いく決着つけてもらえれば。私は彼の「俺が姫を守る」をまだ全く理解できていません。
で。早坂と藤原は奈央達の反逆により包囲網を突破し、無事かぐやと合流するんでしょうかね?
来週は休載!
あと25巻の表紙はマキ!?