サイゾーウーマンのしょうもないネット記事をうっかり読んでしまいました。
私はこの手の記事を信頼してなくて、これも案の定内容が滅茶苦茶で、ひとえに「読んだ自分がバカ」なのですが、でももうこの際なのでどう滅茶苦茶なのか改めてブログに書いて整理しておくことにしました。
でもこれから書くことはたぶん散々言い尽くされてるありふれたゴシップ記事批判になると思います。それこそしょうもないかもしれませんが。
サイゾーウーマン編集部2021/07/24 10:00 「声優・木村昴、バラエティで大活躍も……“私生活”めぐり、業界内から心配の声が上がるワケ」って記事。
まずこの記事を書いた記者も、その記者が取材したという「声優業界関係者」なる人物もどこの誰かまるで分からないところに信用を持ちません。
別に本名を名乗れとまでは言わないです。私だって本名で活動する気無いですし。
でもせめてペンネームや本アカウントくらいの特定性は保てよっていつも思います。
こういうのはこの手のネット記事や週刊誌だけでなく、新聞やテレビでもいまだにやってます。
政治記者がどこかの「党幹部」から匿名を条件に独自に聞いたとかいう伝聞の記事みたいなの。
記者が自分の頭の中だけで捏造したということを否定できるほどの根拠が無いと、こういう記事は私はどうしても信用できません。政党の支持不支持に関係なく。
世の中には匿名のリーク者というものは存在しますが、情報に信頼のあるリーカーかどうかは実績で決まるわけで、リーカーが誰か分からない情報は実績判断のしようがなくて論外です。
で。この記事のなによりひどいのが、声優の「木村昴が風俗が大好きらしいよ」という内容と、それが本当に噂レベルであること。
私は別に木村のことを好きでもなんでもありませんが、こんなこと言われてあまりに可哀想だと思いました。
これはかなりそうとう本人のイメージを下げようと意図してる内容です。
それほどのことを流すからには、情報に強い根拠が絶対に必要だと思います。
でもソースはなーんにも無し。誰とも分からない自称業界関係者がそう言ってるだけ。
こういうときに非常に強いソースになるのはやっぱり写真や動画のビジュアルです。
本人が風俗店から出るところの写真とかあれば一発です。
文春やフライデーなんかは、その信頼性というか「事実であること」を唯一かつ最大の武器にしてるから成立してるのに。
(それだって完全ではなく、無いときには裁判であっさり負けてます)
つうかたとえ事実であったとしても、そういうのはやっぱり悪趣味の極みです。
でも一部の人はそういうの大好きなことは事実なので、需要の元に成立してるのは理解はできます。
でもやっぱりそれは根拠や情報の正確性があるからこそ存在価値や正当化の言い分になるわけで。
それすらない記事はもう記事とすらも言えない、文章のふりをした劣悪な何かです。
もし木村が風俗大好きなのが事実であっても、彼のイメージが下がっても私は別に何も困りません。
「噂が存在することは本当」であっても。
でもそれほどのことを言うのなら、根拠を示さなきゃ駄目じゃん、ってマジで思います。
この場合なら、せめて、多少の特定性のある第三者の「そういう噂本当にあるよ」という証言でしょうか。
それすら無いのものは、本当に本当に卑劣過ぎます。
「あいつ風俗好きらしいよ」をなんのソースも示さず流布するって、私にとってはなんかもう理解の次元を超える行為です。