ジョジョの奇妙な冒険の単行本15巻のポルナレフのセリフが、かなりひどいなあーと昔から思ってます。
なんで彼はいきなりこんなこと言ったんでしょう?
なぜかジョースター一行についてくる家出少女。
(本名不明で「家出少女」ってのも便宜上の呼び方です)
(アニメでは「アン」という名前がついてました)
(この子の存在意義については今回の本題ではないのでスルー)
シンガポールに到着したとき、無一文っぽい彼女をジョセフがホテル代を面倒みてやろうとポルナレフに呼ばせます。
そしたらこの一言。
なんかもう本当にナチュラルにひどい。
しかも言う理由がよく分からない。
ジョセフから「プライドを傷つけないように」との指示を聞いた上でこうしてるんだから、意図的にプライドを傷つけてやろうとして言ってるってことです。
もともとポルナレフはクズな一面が色濃くあるキャラではあります。
紳士とか優しさとかとは結構かけ離れてる性格です。すぐ他人を見下します。
DIOに肉の芽を刺されていた時のほうがよっぽど紳士で騎士だったという皮肉っぷりです。
もちろんスイッチが入ったときには正義を発揮するし、そもそも妹の敵討ちが済んだあともジョースター一行についてきてるのは邪悪を倒す正義の心からきてるわけだから、正義の一面も持ってるのは確かですが、基本クズめですよね、ポルナレフって。
でもそれにしたって、このシーンは飛びぬけてひどい。
なんでか?
仮説1
人種差別説
ポルナレフはフランス人の白人で、有色人種を見下しているのでしょうか。
でも一行の仲間にもいる日本人とエジプト人を見下す描写は特にありません。
東南アジア人だけを見下す……というのは、日本人には割とありえますがフランス人にはあてはまりにくいです。
全然違いますね。
あ、そういや関係ないけどジョセフは2部のラストでは日本人を嫌ってましたね。
あの日本人嫌いの偏見はいつの間にか解消されたんでしょうかね。
仮説2
守備範囲外説
ポルナレフは女好きです。
美人であれば人種は問わないようです。
しかし家出少女は年齢が対象外なのか単に顔が好みじゃないのか、とにかく女として気に入らなくて、彼は嫌いな女にはとことんきつく当たるタイプだからこう言ったとか。
これはありそうかも。
少なくとも私はポルナレフに「そういう男だとしてもおかしくない」ってイメージを持ってます。個人の見解ですが。
仮説3
貧乏人を見下してる説
ポルナレフって無職なんでしょうかね。
働かなくても、妹の敵討ちの旅に出たり修業生活したりしても生きていけるくらい裕福な生まれだったとか?
だから貧乏人を見下しているという線。
これは実はポルナレフに限らずジョジョの作品全体で時々こういうノリ出てきます。
「貧乏人」とか「田舎者」とかがDISりワードとして。
これは根拠もないけど矛盾もない想像かなと思ってます。
他になんかないでしょうかね。彼が家出少女にここまできっついことを言った理由。