えー今月号の進撃の巨人は最初読み終わったときは言葉を失いました。
今月の感想は「あ…」です。
三点リーダー含めても二文字で感想終わります。マジで。
そもそもさー、最近はさー、なんかさー、進撃の巨人界隈ではさー、やたらと「FINAL」って文字が躍ってること多いじゃないですか。
先日アニメの3期が最終回になって、ラストで4期の放送が予告されてましたが、「SEASON 4」ではなくて「The Final Season」でした。
いやいや仮にアニメは原作の結末までとことん製作するとしても4期どころか5期6期とあってもおかしくないでしょとか思ってたのにこれです。
あと、展覧会のタイトルも「進撃の巨人展 FINAL」でした。
ゲームソフトも「進撃の巨人2 -Final Battle-」でしたし。
こういうのを見るたびに「なんでFINALって言い切っちゃうのよ?」と疑問だったのですが、どうやらこれらは本当にFINALだからFINALなのかなと今月号を読んで思い知ったような気分です。
完結は、近い。
(ただし世の中、一度FINALみたいなことを言った作品がその後シレっと続編を出すことも珍しくありません)
(最終回じゃないぞよ もうちっとだけ続くんじゃ)
えーまー、こういう感傷とか今月号のラストシーンとかいったん頭から切り離して、順を追ってなんとか感想ブログを書いてみようと思います。
まず今月号119話(連載9年と11ヶ月目で来月号でちょうど10周年)のサブタイトルが「兄と弟」。
うわー。
進撃のサブタイは洗練されてたりいまだに意味が分からないのもあったり、いつも趣向が凝らされていますが、今月のはなんとトリプルミーニングです。
つまり今月はジークとエレン、マルセルとポッコ、コルトとファルコの三組の兄弟の話です。
第2次(第3次?)シガンシナ区戦も終盤、エルディア国とマーレ軍は双方これまで大勢犠牲を出しここまできて、今月号さらにもっと犠牲が出ます。
勝敗条件は、獣の巨人(王家)と進撃の巨人(始祖)が物理的に接触できるかどうか。
かなりのギリギリの攻防で、どっちも必死です。
ライナーとポッコの二人はなんかもう弱くてエレンを止めることはもう厳しくて、狙撃しようとするピークとマガトにはフロック達が立ちはだかり、ミカサとアルミン達はなんとか現場に追いつきたいけどマーレ歩兵に邪魔され、ピクシスやナイル達黒腕章兵士がそれに応戦。これ以上ないくらいの大混戦。
そんな最中にズタボロのポッコはライナーを触媒に兄マルセルの記憶を見ます。
こんな時なのに、じゃなくてこんな時だからこそって感じなんですね。ポッコにとっては。
彼にとって少年時代ライナーに負けてマーレの戦士になれなかったことは人生の根幹にずっと残っている棘だと。
で、大混戦と言ってもエルディア側(とはちょっと違うけど)にはまだ最強最悪の切り札が残ってます。
ジークの叫び。
でもそれをエレンは手で合図して静止します。
エレンもファルコを無垢の巨人にさせたくないと思ってるのか……。
そしてすぐにそのファルコ本人がコルトに連れられて登場。
コルトはジークに叫ばないでくれと懇願します。
これ、そうする気持ちは分かるし、それしかできることないけど、あまりにも無理な相談で哀れで悲しいです。
ジークは「弟を想う気持ち」は自分も痛いほど分かるけど、こんな虫のいい懇願には付き合いませんでした。
叫びます!!!
叫んじゃった!!!
これにて兵団内のワイン飲んだ憲兵団や司令部の上級国民、ピクシスやナイル達ももう人間として死亡。
ファルコを救えず絶望したコルトも焼死。
ピクシスがその瞬間にすらも酒を飲んでるのが笑えて悲しい!
無垢の巨人となったファルコは、元の面影を残しつつ生理的に気持ち悪い容貌になったのが素晴らしいデザインです。
ここからは形勢逆転したと思えばすぐ逆転されまた逆転し返す切羽詰まった二転三転が続いてハラハラしました…。さらにどんどん散っていきます。
まず黒腕章兵士の無垢化、コルト死亡、フロック以外のイェーガー派死亡、マガトはアルミンに撃たれて生死不明、マーレ軍歩兵もあらかた全滅。死屍累々です。
次に力尽きたのはポッコ。
ファルコに自分を食わせて、九つの巨人の一つ、顎の巨人を継承させて、ファルコはこれで正気を取り戻せますが。
ポッコは結局最期の最期までライナーとの確執に呪縛されてましたが、せめて棘は抜けたんでしょうかね。
そしてジークとエレンは巨人の力は使い果たしたけど人間体は無事で、あとは接触するだけ。
ライナーが最後の力を振り絞ってエレンを追うけど、ジャンとコニーが阻止。
ミカサとアルミンはピーク相手で手一杯。
ここ本気ミカサを相手にして持ち堪えてるピークが何気に超すごいです。武装無しの車力の巨人の戦闘力なんてミカサの前では雑魚クラスな筈です。
この攻防戦、敵味方双方甚大な被害を出し死力を尽くし、これでもうエレンとジークの接触を邪魔できる者はいなくなりました。
一人を除いて。
ガビ!
コルトが遺した対巨人砲(ファルコ巨人化の爆心地にあったのに壊れなかったのか…)を構えて。
で、撃って、エレンのうなじにクリーンヒット。エレンは首が吹き飛んで今月号は終了。
あ…。
今月号のこのシーンの感想はやっぱり「あ…」以外出てきませんわ。
まー、なんだ。
九つの巨人は(条件は厳しいものの)首をはねられても死なずに済むことは以前ライナーが一度証明してるから、エレンの死はまだ確定とは言えないです。
それに、来月号では、なんか、冒頭のページは「エレン起きて」とか言う幼いミカサの声で幼いエレンがうたた寝から目を覚ますシーンで始まる、みたいな、超展開が無いとも限りません。
もーね、分かりません!
来月は進撃の巨人の連載10周年記念号です!めでたい!
こんなめでたい席に用意されたものがエレンの首なんだから作者諌山創は相変わらず大したものです!
XP-Pen ペンタブ Android6.0以上対応 携帯・スマホで使えるペンタブ OTG接続端子付き 筆圧8192 バッテリフリーペンStarG 640S
- 出版社/メーカー: XP-PEN
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る