週刊少年ジャンプ Dr.STONE Z=54 「瞬きのブルージュエル」
今週号はドクストの連載1周年!
ジャンプ表紙で巻頭カラーで、いろんな企画もあって大々的にお祝いしてて華やかですが、物語のほうは地道な作業が続きます。
人気投票やるんですね。
でもこの漫画は登場人物の数は少ないです。
ほとんどモブ同然の村人や宇宙飛行士での水増しを除くと、16人くらいです。
あとは、硫酸のイメージ図の「リューさん」も入ってます。
そしていまだに登場してない謎の名無し男45番がちょっと気になります。
ずいぶん前に村人リストに名前欄空白のまま紹介されたきりで、そのときは空欄なのは誤植の可能性もあったのですが、今回また空欄ってことはこの男は本当に名無しの村人なのでしょう。
いつか登場して重要人物になる、かも?
そういえば私は司が嫌いなんですが、彼が人気あるのかどうかはちょっと知りたいかも。
嫌いといっても「不快で支離滅裂な敵役」としての存在意義はあるキャラだとは思っていますが、そうではなく「かっこいい悪役」「言い分にも一理ある」ってポジティブな評価を受けてたりするでしょうか???
投票者に抽選で当たるのは顕微鏡か、石像としての漫画登場権!
私だったら顕微鏡のほうがいい!
さて、本編はカラー扉絵で、相変わらずのBoichiクオリティが映えます。
千空が持つ青く輝く鉱石が美しいです…が、これが今週出てくるタングステンなわけです…が、今週の話は、あとでスイカが持ってる鉱石が輝くシーンが出てきますが、あそこがこんな風なカラーだったらもっと絵的にも演出的にもインパクトあったのになあーって思いました。
巻頭カラーだからそんなの不可能だとは分かっていますが。
前回電球を作ったおかげでクロムの洞窟探索がはかどります。
その間に千空たちは真空管を製作開始。
すごいな真空管って手作りできるんでしょうか?
しかしフィラメントの素材で手詰まり。
千空がこれを予期できなかったことは、ちょっと不自然ですけどね。
そんな時にゲンの計らいで「みんなで初日の出を見よう」と気分転換に誘われます。
この村では厳密な暦があるようには見えないので、「1月1日」「初日の出」の概念がわかるゲンのファインプレーです。
クロムがかき集めた鉱石をスイカが調べてて、彼女はなんか重くてちょっと気になる石をそのまま初日の出参りに持って行きます。
そしてご来光!
スイカの持つ石が青く輝きます。
いろんな人々の行動や偶然が重なって奇跡的なイベントが発生するこの演出、三谷幸喜の映画みたいです。
タングステンが夜明け前の紫外線(ブラックライト)を浴びると青く輝くというのは初めて知りました。
ウランガラスを思い出しました。
着色料にウラン(!)が使われたガラス製品で、ブラックライトを浴びると緑色に輝きます。
まだブラックライトの概念がない19世紀に発明されたもので、夜明け前の紫外線を浴びると輝くところが人々を魅了したとか。
タングステンもウランと同じで、紫外線を可視光線に変換する蛍光現象があるんですね。
スイカたちのおかげで真空管の材料の目処がついた千空は、洞窟に採取に向かいます。
そのメンバーに選ばれたのが、なんとマグマ。
あー、なるほどね。
ってことは来週は、千空とクロムが洞窟でなにかピンチになってマグマがそれを助けるイベントとかが起きちゃったりするかもしれません。
次回へ続く!