計画とか用心とかいった頭使って立ち止まるってことを一切することなく、この世で一番むかつくやつをとにかく真っ先にぶっ殺しに行かなきゃ気がすまないカミィこと第2王子カミーラ。
清々しいまでに高慢で無計画に突っ走るカミィ、一気にお気に入りキャラになりました、私。
週刊少年ジャンプ 冨樫義博 ハンターハンター No.373 継承
というかまず念能力者だったのですねカミィ。
言うほど無計画ではないのかもしれません。
第2王子陣営は王子も兵隊も念能力を知ってて当然状態なら、クラピカの緊急コールで「この世には念能力や念獣というものがあるぞ」といきなり暴露されてもどうってことないしクラピカ念能力講習に参加しなくても当然でした。
むしろ他の上位王子、第3王子チョウライや第4王子ツェリードニヒが念を知らなかったほうがちょっと不自然なんですよね、やっぱり。
ハンターの世界観ではハンターという超エリートライセンスが社会的に存在してるわけで、彼らが特殊能力を持ってることは社会の上流にいる人間や裏社会の人間なら知ってて当然の常識って感じがします。
天空闘技場では念能力当たり前の試合が公開されてるし、テータしかり東ゴルドーにいた奴しかり一国の軍隊には能力持ちの軍人とか普通にいるし。
これはつまり、カキンが新興国すぎるってことと、そして念を知ってた第1と第2、知らなかった第3以下にはかなり大きな総合力の差があるってことなのかもしれません。
そしてその、念知ってる者同士の第1と第2がいきなり激突!
カミィは第1王子私設兵のムッセを挑発してわざと自分を殺させるという超荒業で、能力「百万回生きた猫(ネコノナマエ)」を発動。
「猫の名前」は欅坂46の曲名だそうです。
欅坂か…。
クラピカ達が追ってる暗殺犯の能力「サイレントマジョリティー」も欅坂の曲名だとか。
好きみたいですね、欅坂が、冨樫。
しかしカミィの能力の致命的欠点として、相手が自分を殺してくれないと発動できないようです。
旅団のフェイタンのようにはいかず、自分がただダメージを食らった程度ではどうしようもないと。
なのに単身ベンジャミンのもとにいきなりカチコミかけるんだから、やっぱり無計画でバカなのかも。
筋トレグッズがそこかしこにある1001号室であっさり拘束されてしまいます。
拘束したヒュリコフはけっこう残忍な性格のようです。
カミィに撃たれた報復として腕を折るか外すかした模様。
カミィあっさり敗北。
しかし彼女にはまだ壺中卵の儀のほうの念獣があるんだから、このままで終わるわけがないと信じています。
頑張れカミィ!
そういえばカミィは蟻編にいたサソリ型で女王様なキメラアントの師団長ザザンにちょっと似てるかも。
でも私はザザンは特にいいと思わなかったのにカミィはいいキャラって感じるのはなんでだろう。
そして今週はベンジャミンの能力もついでのようにあっさり公開。
能力名は「星を継ぐもの(ベンジャミンバトン)」…これまた独特なネーミング。
映画のベンジャミン・バトンの内容とは関係なく、ベンジャミンが私設兵からバトンを受け継ぐからただそういう名前だという。
ちょっと笑いました。
ちなみに「星を継ぐもの」は漢字だとSF小説で、ひらがなで「ほしをつぐもの」だとビートたけしが出てた映画です。
読みは同じだけど漢字とひらがなで別のもの、ちょうど「欅坂46」と「けやき坂46」が別のものであるのと同じように。
あとは先週からのハンゾーと第13王子マラヤームの念獣の話。
念獣がいる1013号室といない1013号室が異次元的に多重に存在していると。
どうやらレベルEの野球場の回みたいなことが起きているみたいです。
来週はそっちに話が集中するでしょうか?
クラピカが暗殺犯を追う話は翌日の念能力講習が開講されてからになるかな?
しかし誰の話をどこまで続けていつ他の誰かの話に場面が飛ぶかもう全然予想がつかないから、こちらはただ無心で出たものをいただくのみ!
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