「あつまれ!ふしぎ研究部」の3巻買いました!
第38話から56話までが収録されていて、私がとてもいい話だと思った40話「手作りお弁当のふしぎ」と、そしてこの漫画らしからぬせつない話52話「借り物競走のふしぎ」の2本、どちらも二宮鈴がメインの回で、連載開始時からもともと鈴がお気に入りキャラだったのですが、本当に彼女のことが気になるようになったこの2本が収まってて特別感ある単行本なのです。
さらに表紙も鈴だから、まさに鈴のための3巻と言っても過言ではない!かも!
かといって出番が鈴に集中してるわけではなく、ことねも千晶も活躍してるし新キャラも豊富だし、バラエティ感もあります。
ただし「エッチな」度は低めです。
いやこの作品は「えっちな」は常に低めなんですけど、それでもたまにあるそういうシーンはなんか目を引きつける魅力があって素晴らしいです。
たまにあるってことが素晴らしいのだと思います。
一般漫画雑誌にはたいていどこでも1本はエロを売りにした漫画があるものですが、そういう作品は毎回必ずエロがないといけないことが「義務」「ノルマ」みたいな自縄自縛感を生んでしまってる印象があり、このふしぎ研究部はそこから解放されてる感覚がよいのかもしれません。
さて私は週刊少年チャンピオンの連載をリアルタイムで追ってるので各話は初見ではなく「久しぶりに改めて読み返す」という感覚で読むことになります。
まず最初に思ったのは新聞部の吉沢かなめ初登場の回、彼女が武器として持っている謎のマル秘スクープ写真、これ連載で読んだときに、これがなんの写真なのか単行本おまけページで明かしてくれないかなあーと期待してたの思い出しました。
しかし、単行本には載ってませんでした。残念。
しかししかし、単行本おまけページにはもっと他に見れて嬉しかったものが載ってました。
それが上にあげた52話の体育祭借り物競走回の後日談4コマです。
あ、そういえば関係ないんですけど、今調べて知ったことなんですが、「後日談」という言葉は「その後の話」であればよくて別に必ずしも「後日の話」でなくてもいいそうです。
なので、借り物競走が終わった直後の大祐と鈴の様子の、後日談。
52話本編の鈴は見てられないくらいさびしそうで、「私は校内で孤立しててみんなから避けられてる存在だから大祐は私なんかより呪いの人形が好きな奴だと誤解されたほうがまし」なんて意味のことを笑顔でさらっと言ってしまうのです。
本編では大祐はそう言って去っていく鈴に何も言わずつっ立ってただけだったのがもどかしかったのですが、後日談ではちゃんと彼女を追って「同じ誤解なら人形より鈴のほうがずっといい」と彼女に言うところが見れたので、ここは本当によかったです。
鈴の心も少しは癒されたように見えたし、大祐のこともちょっと見直して好感を覚えることができました。
これだけでも3巻の価値はあります。
今後も鈴が心からの笑顔をもっと見せてくれるのを期待してます。
あとは、かなめと同じく3巻初登場のキャラ、元化学部の平塚和香。
この漫画の色彩感覚では珍しくピンク髪の女の子で、単行本の中はもちろん白黒だからそれがわかるわけないのですが、文教堂アニメガの3巻購入特典のイラストでは、そのピンク髪が鮮烈でさらにはグルグルメガネの奥の緑の瞳が大きく見えるので、すごくいいと思いました。
電子書籍やめてここで買えばよかったかな…。
いや、今からでも買ってしまうか…?
つうか間に合うか???
私は鈴が一番のお気に入りキャラではありますが、他のヒロインも好きだし和香もかなり大好きです。
結局みんな好きなんです。
あつまれ!ふしぎ研究部 3 (少年チャンピオン・コミックス)
- 作者: 安部真弘
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2018/02/08
- メディア: Kindle版
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