こないだのハーサカとの合コンがいまだに尾を引いてました!
この漫画、過去の事件の影響がいつどこで再燃するか予想がつかないです。
週刊ヤングジャンプ 赤坂アカ かぐや様は告らせたい89話 「白銀御行は信じられたい」
こないだの合コンはめっちゃ怪しかったです。
高校生主体なのに結構なカラオケ屋を完全貸切だったし、参加メンバーも女は容姿、男は肩書きとかコネクションとかで、かなりのものがないと参加できないような感じで、なんか上流階級の遊びの匂いが半端なかったです。
そこでは白銀はハーサカをお持ち帰りしたと周知されてしまったようで、本人は困惑し、そしてかぐやにもしっかり聞かれてしまって踏んだり蹴ったりです。
そのかぐやのほうはハーサカの真相は分かっているので、白銀が心配しているような誤解はしてないけど、それは別として男が(女もか)合コンに行きたがる心理というかそもそも「合コンとはなんぞや」という原点の疑問を、よりによって藤原にぶつけてしまいます。
果たして合コンとは?ヤリコンとはどう違うのか?
答えは10円玉ゲームです(藤原談)。
そして始まるいつも通りのゲーム回。
伊井野が生徒会メンバーに仲間入りしてから5人でやるゲーム回はいつも楽しいです。
その伊井野は10円玉ゲームのことをコックリサンと勘違いしてるのが意表を突かれて笑いました。
ウィジャ盤を一瞬で書き出したのか伊井野よ。
またひとつ伊井野の心の闇の片鱗が見えました。
ともあれスタートした10円玉ゲームでしたが、今回の話のキモはどの質問に誰がどっちの回答したか読者にとっても謎なところです。
「恋していますか?」は3人がYESでした。
え?
YESと確定してるのはかぐやと白銀の二人で、藤原は藤原だから論外で、ってことは石上か伊井野のどちらかが「好きな人がいる」と自覚してるってことです。
えー誰ー?
もし伊井野だとしたら、その相手は中学時代の匿名の押し花の人なのでしょうか???
ちなみにかぐやは表を入れる際に自分で自分に不思議な言い訳をしてて、まさにかぐや。
続いて「石上のこと嫌い?」は一人がYES。
伊井野は堂々としたものです。
嫌いを公言するのはなかなか精神力が必要なことですが、普段から直接「嫌い」と言ってる相手だと気楽なものです。
その伊井野の質問「伊井野はいらない人間?」は幸いにもYESはゼロ。
みんなから「君は必要な人間」と励まされて喜ぶ伊井野があぶなっかしくもかわいいです。
石上が心配してます。
この石上と伊井野の裏主人公と裏ヒロインの二人は本当になかなか読めません。
もちろん「なかなか読めないなあー」と思わせる演出になってる時点で答えは出てるも同然ですが、白銀とかぐやのように思いっきり両片思いとはっきりした上での二人の世界とは本当に毛色が違いすぎて、この二人と二人の違う世界をこんなささいなゲーム回で一度に両方描いてる作者赤坂の手際に驚かされます。
で、そのはっきりしてるほうのかぐやと白銀は、10円玉の年号を巡って久しぶりに天才頭脳戦を繰り広げました。
10円玉は昭和34年から平成29年までだとしても60年分もあるので、場に出された5枚の10円玉と同じ年の10円玉を持ち合わせてた白銀はかなり運がよかったです。
そして年号には伊井野以外のみんなが気づいていました。
気付いてない伊井野かわいい。
……だめです伊井野が出てると私の感想は「伊井野かわいい」ばかりになってしまいます。
最後は合コンにまつわるお互いのモヤモヤが解消できてよかったねオチ。
白銀はかぐやに向かって言うべきことをしっかり言えるときと全然言えないときの落差が激しいです。
次回は巻頭カラー!
かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(9): ヤングジャンプコミックス
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