今週のジャンプはONE PIECE20周年記念企画だったので各作品にページのどこかに麦わら帽子が描かれているそうです。
今週のハンターはこの企画に従った上で、ただ従うだけで済ませなかったというのがちょっといいなと思いました。
麦わら以外の余計なものがいくつもありました!
週刊少年ジャンプ ハンターハンター No.364 思惑
物語の本題の前にその余計なもののほうがまず気になってしまいますので軽くチェックしてみます。
気づいたもののいくつかだけでもピックアップ。
これで全部じゃないと思います。
いくつも他作品のネタが描き足されていました!
肝心の麦わらは右下の一個だけで、他には磯マークなどE=MC^2など定春などなど…!
本誌作者巻末コメントによると「おめでとうございます 楽しんで描き足しました」とのことです。
そういえば今週号の島袋光年のワンピお祝い漫画にもチラっと出てきましたが尾田栄一郎が読み切り「一鬼夜行」で1994年入選したときのホップステップ賞の審査員が冨樫義博でした。
縁がある二人が絡んだちょっとした遊びは見てて面白く感じるところはありました。
さてようやく本編の感想です。
今週はクラピカの話を集中して描いていました。
睨み合うクラピカとビンセント。
正規軍の特権でめちゃくちゃやってくる彼にクラピカはクズめとかなり怒っています。
この「クズめ」はもう遠い過去ですがかつて旅団のウボォーギンに対しても同じ言葉で怒っていました。
罪のない無関係の者を自分の都合で殺すタイプに憤るタイプ。
大して駆け引きする間もなく、クラピカはオイトに「あなた方を守るから信じてくれるか」と問います。
彼の緋の目を見て泣き止むワプル王子。
それを見てオイトもクラピカを信じることに決めました。
この時点でビンセントは敵確定。
ビルとの連携と人差し指の能力とでビンセントを拘束しました!
彼の念能力虚空拳(エアブロウ)は不発の上人差し指に吸い取られました。
さらにそれまで人差し指に入ってたサイールドの裏窓はなんとオイトに譲渡されました。
便利だなあー。
ビンセントは自害!
えー、あんたただの兵隊じゃなかったの?
任務に命かけてる忍者みたいな使命感というか、ベンジャミンへの忠誠心というか。
ベンジャミンの私兵は任務のために自害くらいは平気でしちゃうようです。
怖い。
さて本当に「便利だなあー」の一言に尽きるクラピカの数々の能力(特に絶対時間バージョン)。
今週はそれもその筈だと判明しました。
クラピカは絶対時間を発動している間、3600倍のスピードで命を縮めていました!
1秒間発動しただけで1時間寿命が縮むと。
とてつもない消耗です。
いくら絶対時間がすごいといってもそのすごさって多めに換算しても通常時の100倍くらいじゃないでしょうか。
でも支払う代償は3600倍。
割に合わないにも程があります。
とてつもない消耗を強いられる上に、自分の意志で絶対時間を止めることができない状態もありうるって厳しすぎます。
クラピカは本当にクルタ族の復讐のために自分の人生捨ててるんですね…。
彼がこの能力を取得してからどれくらいの時間発動させてるんでしょう?
もう10年分くらいはすでに縮めているかもしれません。
ビンセントをやられたベンジャミン陣営は次の作戦でワプル陣営に圧力をかけます。
後任の兵隊バビマイナを即座に送り込み、さらに同時に王子自ら電話をかけて迫ってきました。
ついでになぜか第3王子チョウライと第5王子ツベッバも同時に電話。
この二人は前回でいろいろ調べるために動き出したことは描かれていましたが、まさか今同時に来るとは。
困り果てるワプル陣営。
赤ちゃんの王子を含めてももう5人しかいません。
今更どこの陣営と明確な敵対関係になったところでもうこれ以上悪くなりようもない気もしますが、誰を優先してどう対応するかで今後の命運もけっこう左右されるのかもしれません。
でもベンジャミン陣営には今更媚びてもしょうがなさそうですが。
どうするのか続きが気になります!