週刊少年ジャンプ Dr.STONE Z=19 「200万年の在処」
ドクターストーン単行本1巻は品薄になって重版かかったそうです。
最初の第1巻だから様子見で元からそんなに数を出してなかったのかもしれませんが重版というのは好調の証明のようなものなので嬉しいです。
電子書籍だと品切れの概念がないかわりに重版という明快な手ごたえというか指標もありません。
ちなみにアマゾンランキングだと少年コミックで35位だとか。
まー順位とかはあんまり気にしたら楽しくなくなるので追いかけるのはほどほどでやめておきます。
…いきなり話が脱線したので本編の感想を!
千空とクロムは倉庫でコレクションを堪能して意気投合します。
コハクは興味なさそう、というかどれだけ有益なものなのかまだ理解できないので、本当に男子の無価値なオモチャコレクションにしか見えないのでした。
クロムにとってはコレクションの良さをわかってくれる相手ができたことが嬉しいのかもしれません。
そんな中の辰砂で遊び出してしまいました。
辰砂ってのは水銀の原料なんですねー。
そこからいきなり金メッキを金狼の持つ槍に施しました!
水銀が蒸発する煙はまじで猛毒で現代社会ならこれだけでも違法ですがストーンワールドなので問題なし!
貴重な砂金を惜しげもなく金狼のために使ってみましたが、反応はいまいち。
しかし金狼、内心ではBoichi色強めのタッチで黄金の槍を構える自己イメージを描いたりしてまんざらでもなさそう。
千空の博識を以ってすれば村人たちを喜ばせたり役に立ったりして心を掴むのはやっぱり簡単そうです。
そして今村で救いを求めてる…というかコハクやクロムが救いたいと願ってやまない人が、村の巫女、ルリ!
クロムは薬草もコレクションしていました。
それはルリのために。
というか妖術使いになったのもルリのためでした。
ルリは「ルリ様」と呼ばれ恭しく扱われている巫女様でした。
たおやかなお嬢さんです。
コハクは毎日何往復もしている水汲みが今日は1杯だけなので何かあったらしいことを悟っているようです。
あ、ごまかすコハクがかわいいです。
ルリは巫女というからには何らかの不思議能力があるんでしょうか?
病弱で自分はもう先は長くないと思っていて、そんな自分なんかのためにコハクが無茶するのが心配の様子。
クロムもルリを救いたい一心で千空に訴えます。
もちろん千空は医学知識も豊富でペニシリンやアスピリンやモルヒネだって作ろうと思えば作れます。
材料と設備と助手さえあれば。
その助手候補クロムは言っちゃなんですが大樹よりは数倍有能な助手になれます。
大樹の怪力とスタミナはすごいとは言っても、人数や時間で替えが効く能力ですから…。
千空はクロムに世界の実情を教えます。
そういえば関係ないですが今週号の約束のネバーランドでも世界は今どうなっているのかが明かされる回でしたね。
衝撃はいかほどなことか…。
(ONE PIECE20周年記念企画の麦わらロボも登場)
クロムにとっては自分の村レベルの知識や教養をあまりに超越した話の筈ですが、頭がついていかないということにはなっていない感じです。
生まれたときから周囲にある謎の石像とか独学の科学知識などなどと符合して腑に落ちるものがあるのかもしれません。
が、しかし涙が止まりません!
3700年で文明や技術が全て失われた悔しさと悲しみに打ちひしがれますが、千空は余裕綽々で諭します。
科学知識はこの超絶記憶力を持つ天才千空の頭の中に健在だと!
世界から図書館も保存メディアも記録は消えてても千空の記憶は消えないと!
そしてクロムもまた科学者の一人であると!
クロムはここに正式に千空の仲間となりました。
科学で救いたい人がいる。
今こそ救わないでどうする!
むしろルリは千空に治療してもらうために病気になっているようなものです。
フラグのお膳立てが整いすぎてて予定調和の感もなくはないですが、千空の腕の見せ所です。
大いに期待しましょう!
頑張れ千空そしてクロム! 次回に続く!