このブログで注目している週刊少年ジャンプのドクターストーンの作画担当のBoichi(ボウイチ)は、現在そのドクストと同時に週刊ヤングマガジンでORIGIN(オリジン)も週刊連載しています。
週刊漫画を2本同時に連載って…。
さすがにオリジンのほうは休みは多いですが、ドクストはまだ始まったばかりとはいえ一度も休載することなく執筆し続けています。
すごすぎます。
命削って執筆してるんじゃないかと心配になるレベルです。
月刊連載をいくつも掛け持ちして執筆してる漫画家なら珍しくないです。
週刊連載と月刊(あるいはそれ以下のペース)連載の並行だと、大暮維人や畑健二郎など見たことがあります。
これでも普通に驚嘆するくらいです。
そもそも週刊連載自体が人間のやることじゃないですよ、まじで。
掛け持ちしまくりだった超多忙作家なら永井豪が有名です。
赤塚不二夫なども作品数があまりに多すぎて正確に確認しきれないんですけど、どこかで週刊誌を掛け持ちしててもおかしくない連載スケジュールでした。
しかしそれは昭和の時代のことで現代の漫画製作現場とは大きく状況が違っていたことでしょう。
(それでも当時の人気作家がすさまじく多忙だったことには変わりませんが)
今現在でBoichiはそれをやっちゃってるわけです。
2作のうちドクストのほうはネーム製作は原作者の稲垣理一郎が担当しているそうですからそれだけ自分の分担は減るのでしょうが、1枚のページに描き込まなきゃいけない作業量情報量は昭和の時代から何倍も増えているのが現在の漫画です。
CGを利用したり分業化を徹底すれば作業の効率も格段にあがりますが、Boichiは2本連載でそういうことも含めてどれくらいかは個人の負担を軽減することができてるのでしょうか?
ちなみに分業効率化を高めている作家といえばさいとうたかをや赤松健などが有名です。
あるいは最初から複数人が一つのペンネームを名乗りチームとして執筆しているケースもあって、CLAMPやPEACH-PITなどがいます。
Boichiはどういう体制で仕事してるんでしょう。
週刊漫画が1回で19ページとして、オリジンのほうは少なく見積もって1回ごとに休むとしても…月に114ページ以上かあ…。
連載の原稿以外にも単行本とか描かなきゃいけないものはあるから、実際の仕事はもっとあります。
ああもう想像つかないです。
…現在44歳だそうです。
どうか心身の健康を崩さぬようご自分の命を大事にして連載してくださいと祈るばかりです。