進撃の巨人の25巻、巻末の恒例の嘘予告で「進撃のスクールカースト」ネタがまたもや続いてました。
これで第5弾でしたっけ?
あれ結構好きです。
進撃の巨人の単行本ではいつからか完全ジョークの嘘予告が恒例になってて、たいていはその場限りの思い付きっぽい一発ネタだったり、アルミンとチビ巨人のドラえもん風ネタとか続いても2,3回くらいでしたが、スクカーはもう5回も続いてるし、なんか今後も続いていきそうな感じで、すっかり定番ネタとなりました。
前に進撃中学校っていうよくある学園スピンオフがありましたが、あれは目新しいものが本当に何もなくてつまらなかったですが。(いつのまにか終わってました)
スクカーは作者が諫山創本人であることと、ほんの2ページなのに諫山流ギャグセンスが凝縮されてて、しかも最初に綿密なキャラ設定が発表されてるから完成度がめっちゃ高くて面白いネタです。
かつて死んだ人間たちも生きてて楽しくアメリカンなハイスクールライフを過ごしてて、ありえない夢の世界の儚さもあったりもします。
(いずれマーレ軍のメンバーも登場したりして)
あの2ページ以外のところで彼らがどんな風な学校生活を送ってるか自然と想像が膨らむのが楽しいところです。
25巻はまたえらいことになってました。
退屈しきってる日々を送るスクールカースト最上位クイーンビーのヒストリアはカースト無関係の普通の人エレンに勝手に共感を抱いてましたが、彼は最近いろんな人間に絡まれて刺激的な生活を送っているらしいことを知ると勝手に妬んで、「私あいつにひどいことされた」と自分を崇拝してる取り巻きに狂言を仕組むという超おそろしい展開に!
ヒストリア怖すぎます。
そして「目の座った女」の絵が相変わらずめっちゃ上手です、諌山は。
続きがおそろしいし楽しみです。
この25巻の嘘予告を読んで思い出したのが、ポプテピピックでした。
ポプテピピックを視聴してて最後の嘘予告「星色ガールドロップ」が、「こういうの他のどこかでも見たなあー」ってずっと思ってたのが、進撃のスクールカーストだったことを思い出せました。
これは、もともと原作では「嘘新連載ネタ」だったものをアニメでは嘘予告の題材に使われたものでした。
ヒロインのそそぐの正体はポプ子なんじゃねーの?って思うんですけど、そのへんは(あえて)うやむやにして、予告だけでどんどんストーリーが展開して、どんな物語があったのか容易に想像できて、あれもポプテピピックの楽しさのひとつになってました。
そういえばポプテピの最終回で、星色の2期決定!って発表してたんですけど、最終回の日が3月25日だったので、翌週の4月1日エイプリルフールに合わせてあの告知が実は嘘か実は本当かなんらかの発表があるかなあーと予想してたけどなんにもありませんでした…。
星色も今後の動向が気になります…。
こういうスクカーや星色みたいな嘘予告って、元祖はなんなんでしょうね。
他の昔の有名作品でも何か見たような気がしないでもないけど、思い出せません。
有名なのなんかなかったでしたっけ。
嘘予告と似てるけど違うもので劇中劇というのはあります。
ジョジョの奇妙な冒険のピンクダークの少年とか、ドラえもんのライオン仮面とか(オシシ仮面のほうが有名)。
作品によっては、げんしけんのくじびきアンバランスや、電車男の月面兎兵器ミーナのように、独立して本当に作品が製作されてしまうこともあったりします。
スクカーや星色も独立して作品になる可能性もありそうな気がします。
あってもいい!
でも、スクカーはかつての進撃中学校みたいに諌山以外の人間が漫画を執筆する形だったら、絶対つまんなくなるのでそれだったらないほうがいいです。