ここんところの長編、体育祭編が終わって今回は久しぶりの単発っぽい通常回。
通常進行が久しぶりなものだからなんだかギアがすごく急に切り替わった感じです。
週刊ヤングジャンプ 赤坂アカ かぐや様は告らせたい81話 「藤原千花は膨らませたい」
藤原が生徒会のみんなでゲームしましょうと呼びかけてくるのはこれまで何度かありました。
確か「どーんだYO!」もそのシリーズでしたっけ。
今回は何回でもシコシコしてよくてでも最低一回はシコってしなくちゃいけなくて限界に達した人が負けっていうゲームこと風船ゲーム。
本当に他愛の無いことに必死になってる様子で16ページもたせるのがこの漫画の本来の様式でした。
私はそれをいつもすぐ忘れてしまいます。
藤原以外の4人はたかが風船が割れるだけのことにやたらと怯えます。
こんな怖いことでしたっけ、風船が割れることって。
なんていうか、例えば小学生のころとかに「今日は注射がある」ってだけでその日の学校が異様に憂鬱になってて、その感覚は今となっては全く理解できないけど憂鬱になってた記憶だけは確かに残っているような感覚というか。
風船に怯えてなんだかんだと理屈をつけて1シコだけで済まそうとする4人をつい、注射を怖がる小学生を見るような感覚で見てしまいます。
作者赤坂はよくこれで話を膨らませることができるもんだと感心します。
かぐやの能力ルーティーンは白銀に関すること以外の場面でも活用できるようです。
しかし左手を常に使っていないと維持できないという制約のせいで、今回も封じられてしまいました。
なんかHUNTER×HUNTERの旅団団長のクロロの念能力みたいです。
クロロは本を片手で開いていないと能力を使えない制約を栞を生み出すことで調整しましたが、かぐやは自分の能力の弱点を今度改善できるでしょうか?
できなさそうな気がします。
あと今回ちょっと目を引いたのは、伊井野が面白いように藤原の言いなりになっているところ。
彼女は藤原のことを尊敬していましたが、これほどのレベルで盲信してたとは。
藤原は頑なで堅物な伊井野を簡単に動かせるスイッチを唯一握っている人物ということになりますが、今後それが何かいいことに繋がるのか、それともアホな事態を引き起こすのみになるか。
そして石上には相変わらず辛辣。
なんか石上と伊井野にくっつくフラグ疑惑ができてからはこういうのもフラグの一つなのかと勘ぐってしまいます。
でも今回はさすがに伊井野の罵倒は正しいです。
禁止されてるゲーム機を持ち込むのと校内のあり物で創作したゲーム企画を同列に語る石上の詭弁しょぼすぎ。
そしてなぜか生徒会室にちょうどみかんがあったおかげで、みかんオチ。
ゲームの勝敗を厳密に判定すれば、風船が割れた瞬間にポンプを持っていたかぐやが敗者ということになります。
本当にひたすら通常進行な回でした。
年末年始で来週は休刊で次回は1月4日!
新年三が日終わったらすぐか!
かぐや様は告らせたい?天才たちの恋愛頭脳戦? 7 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
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