アメフトぜーんぜん知らないのですが、そんな自分でもこりゃひどいと思ったニュース見ました。
試合中に相手選手に悪質な暴力行為を働いた日大の選手に関東学生アメフト連盟が試合出場停止処分にしたというニュースです。
アホだなあー。
犯人である日本大学アメフト部の91番は、実名も晒されちゃって、あーもー、これは出場停止どころかアメフト選手に復帰するのも一生無理なコースかもしれません。
今回のニュースでのアメフトという競技そのものへのマイナスイメージは計り知れません。
本人以外にも日大アメフト部の選手全員は大いに恥じるべきです。
いや日本中のアメフトに関わる人全員がちょっと襟を正さないとまずいですよ。
これからしばらくの間、もし、日本にいる誰かアメフト関係者が一人なにかの不祥事やらかすだけで、信用の失墜は二番底三番底の大転落です。
アメフトが日本の「嫌われスポーツ」になるかどうか今が瀬戸際です。
しかしマジで不可解です。
この選手試合中に反則を3回繰り返したそうです。
それで3回目で退場になったと。
これって、逆にいうとアメフトって2回は反則行為しても大丈夫なスポーツなんでしょうか?
そういうもんなん???
そしてさらに不可解なのは日大アメフト部の監督です。
内田正人監督は今回のことで試合後に「選手も必死。あれぐらいやっていかないと勝てない。やらせている私の責任」というわけのわからんコメントを出しました。
たぶん事件直後は事の重大さが把握できてなくてついいつものノリで監督様のご金言をかましちゃったんでしょうね。
猿山のボスみたいな感じで。
アホだなあー。
そしてその監督への処分が、「厳重注意」なのでそうです。
ここで厳重注意とはなにかを解説します。
厳重に注意することです。
以上。
「コラ!だめでしょ!」「ごめんなさーい」で終了ってことです。
「厳重注意」のことを「重い処分」と思う人ってこの世にいるでしょうか。
「問題を起こした人に厳重注意の処分を下した」なんて聞くと極めて軽い処分で済んだって思いますって。
一般的な懲戒処分をランク分けするとー。
免職(退学)
降任
停職(停学)
減給
謹慎
戒告
以上の6つが、処分と言える処分でしょうか。
そして、ただ言葉で怒られるだけで実質お咎めなしと同等なのがー。
訓告(特別指導)
厳重注意
注意
以上の3つでしょうか。
まー、学校か公務員か会社かなどなどの世界によってそれぞれニュアンスや実態は変わるのだと思います。
戒告と訓告って正確な違いは正直よくわかりませんが、処分の記録が残り続けたり、累積したら実質的処分を受けるイエローカードみたいな感じだったりするとかしないとか。
どちらにしろ厳重注意はそのレベルですらないです。
今回の監督がそれですが、でも今度の流れによってはそれだけで済まないかもしれません。
事態の転び方次第では自主的に監督退任とかくらいになってもおかしくないです。
逆に、関係者の嘆願とかなんとかで特に何もなしになったらなったで、そのときは順調にアメフトが嫌われスポーツと化していくかもしれません。
というか正式な処分を出すまでは、思い付きみたいに「厳重注意した」なんてとりあえず感丸出しの発表なんか、しないほうがマシでした。
アホだなあー。
被害にあった側の選手の被害は全治3週間で精密検査とかはまだのようですが、命や日常生活に関わる傷害でなかったのはせめてもの幸いです。