約半年前、非常に寒い寒い日に自転車で市内の橋を渡ってたとき、ふと伸縮装置が目に留まって「一番寒い日と一番暑い日はどれだけ違うんだろう」と思ってちょっと写真撮っときました。
そして先日暑い日に同じ地点でまた撮影してみると、やっぱりかなり違ってました。橋ってこんなに伸び縮みするのね。
田舎によくある橋長300mくらいのごく普通の橋です。
こういう遊間(隙間)が5か所くらいあります。
遊間には伸縮装置とか伸縮継手とか言われる、何て言うのかな、噛み合った金属のギザギザがあります。
真冬時の装置にあった隙間は約8cmくらい?
橋も寒くて縮み上がってます。気温は5度くらいでした。
そして半年後の真夏。
隙間がかなり減ってます。3cmくらい。結構いろいろなんか挟まってて潰れてます。プレスされたの?
気温は36度で、日差しが当たった部分は50度いってるでしょうか。
300mの橋でこの装置が5か所あるから、真夏と真冬では全部25cmくらい長さが変わっちゃうんですね。
理屈では知ってるけど、目の当たりにするとなんか感慨があります。
建造物の膨張や収縮は鋼鉄だけじゃなくてコンクリートも起こるのだとか。だからこういう装置なしでガチガチに造ると気温差で構造が保てなくなると。
それでちょっと思うのは、この装置は低温はともかくどれほどの高温に耐えられるのかってことです。
近い将来もっと温暖化が進んで気温が45度とかになると、この隙間は3cmよりも小さくなり、どこかの限度で0cmになる筈です。
なったとき、この橋は壊れるのだと思います。
いや、それよりはこの川の護岸設備でも耐えられないような豪雨が襲う可能性のほうがまだ高いですかね。